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それでも私は釣りに行く!  作者: naoてぃん
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ゴブリンとドジョウと(12)

「あ……みりんがないか……ラヴィさん、調理酒とかありませんか?甘い奴とかあるといいんですけど」

「うーん、解りませんねえ、液状砂糖ぐらいはありますけど」

そういうのじゃないんだけど甘めに煮付けるだけならそれでいいのかな。

みりんの作り方までは知らないなぁ。

作ること自体は能力使えば可能ではあるけどあまり使いたくないなこんな事で。

「ま、やるだけやりましょう」

サラの家で台所を借りた。

土地が枯れてゴブリンが暴れてたっていう割りには立派なネギに見える。

「サラ、これって」

「それはナーグ、古くからこの村に伝わる野菜よ、火を通すと甘くなるの」

ナーグ、ネギの進化系かな。

長ねぎと玉ねぎを使い分けるのめんどくさくて一緒にしちゃえみたいな横着じゃないだろうな。

横着星人が多すぎる。

偏見かな。

「じゃあラヴィさんはナーグを一口大に切ってください、あとゴボウが欲しいけど流石にあんな根っこみたいな野菜日本人しか食べないよねぇ」

「根っこ?根っこみたいな野菜ならあるわよ」

あんのかよ。

サラがニンジンみたいなサイズのゴボウみたいな見た目の野菜を持ってきて水でサーっと流してくれた。

ちなみに水道は当然無く村沿いに流れてるあの川からその都度汲んでくるらしい。

まあそもそも水が引けなかったドワーフよりましか。

「これはニンボウ、スティックでも食べれるわ」

ニンジンとゴボウの間の子だな、わかるぞ。

開発者出てこい。

絶対日本人だろ。

ニンニンがボウボウしちゃう。

は?

「じゃあサラはこれをササガキに……えっとこう表面をすっすっとカットしてください、すっすっとえーっと薄く楕円形……で?」

「ふんふん、オッケーわかった」

数回手本を見せただけでサラはすぐにマスターした。

家事慣れてるんだな。

「で?私は?」

タリアさんがナイフをくるくる回しながら聞いてきた。

バトル漫画とかなら中ボスで途中で仲間になって弱体化するやつみたいな雰囲気醸してるわ。

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