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悪魔に転生してました。  作者: ぐっちょん
追放されてるっぽい少女編
10/114

10

更新遅くてすみません。



【悪魔大事典第29号ナンバー960の契約履行を確認儀式は無事達成した】


【今後はランク第10位のため、年間10万カナの納値義務が発生します】


 ――なに!!


 ――納値義務……年間に10万カナだと!! ……んん? ……ん?


 よくよく考えたら、エリザからの感情値が日に1000カナ入ってきている。


 1000カナ×365日=365,000カナ溜まる


 この世界も1年は365日だったよな。納値は10万カナ。


 ――あれ余裕じゃね?


 気にするほどのことじゃなかった。


「クロー? ……ボーッとしているけど行くのでしょう?」


 衣服と装備品を身にまとったエリザは準備万端なのか、先程からそわそわ落ち着きがなく、部屋の中を行ったり来たりしている。


「あ、ああ――」


 結局、俺はお風呂でヤった。

 本能のままにハッスルしてしまったんだ。


 楽しみにしていた、ぶらぶら食べ歩きの予定も中止に。早くハンターギルドに行かねば日が暮れてしまう。


 もう、分かると思うがヤり過ぎたのだ。


 そう思った俺は、予定を変更して部屋の中で食事を摂ることにした。エリザは少しがっかりしていたが、これはしょうがない。時間が足りないのだ。


 俺は早速、所望魔法を使いウナギ定食を2人前を出して食べることにした。


「これはウナギ定食とセットの呉汁だ」


「また変わった食べ物ね、でもすごくいい匂いだわ」


「ああ、これも美味いんだ。さあ食べよう」


 一口頬張ると、甘だれのかかったホロホロに崩れるウナギの身にお米が絡み付きすごく美味い。

 俺はウナギとご飯を、音を立て勢いよく口にかきこんでいく。

 セットに付いてきた呉汁も良かった。

 これはすり潰した大豆が入っているだけのシンプルな味噌汁なのだが、これが単調になりかけた味の口直しにすごく合うのだ。


 ウナギは美味しいうえに滋養強壮が期待できる、俺の大好きな食べ物だった?

 ハッスルしたからなのか、急にウナギが食べたくなったんだ。体が欲した?


 エリザはウナギの皮が苦手そうだったが、俺がもりもり食べているのを見て残さずに食べていた。


 食べ終わった俺たちはカギを預けようと、女将の所に向かったのだが――


「エリザ大丈夫か?」


 エリザの歩きがまだぎこちない。


 ……理由は分かっている。


 そうさ……俺はお風呂に入ってすぐに、エリザの手厚いご奉仕を受け、いろいろと限界突破した。


 そして欲望を制御できなくなった俺はエリザを本能の赴くまま襲うマシーンと化してしまった。

 ……久々だったんだ……凄く良かった。


 ――俺は悪魔だし、後悔なんてない。だが……


 チラリとエリザを見る。やはり歩きづらそうだ。


 ――ふむむ。


 まあ、俺のヤル気スイッチを入れてくれたのはエリザだしな……

 エリザは恥ずかしいのか……あれから俺と目を合わせてくれない。


「うむ」


 ……それはそうと、エリザには先程教えたが、俺の体液を受け入れるとその彼女にも良いことがあるんだ。


 それは俺が所有しているスキルの効果を1つだけ体液を通してエリザ自身に付与してやれるんだ。


 ――ふふふ、なんかエロいな。


 それでスキル付与は何がいいかエリザに尋ねたところ、迷いなく不老を選んだ。

 その理由も俺といつまでも居たいからだと……


 ――なんて可愛いんだ。


 確かに、不老スキルは不死ではないが、このスキルがあるだけで老衰で亡くなることはない。


 その時はまだ、湯船につかっていたんだが、エリザが照れくさそうにもじもじするものだから、目の前のおっぱいが両腕に挟まれ凄いことに――


 そのおっぱいを見て再び火がついてしまった俺は正常だと思う。男の性だ。仕方がないだろう。


「……」


 さて、話が逸れてしまったが、まあなんだ……


 そこで俺がエリザに回復魔法を使ってやろうとしたのだが「このままでいい」と頑なに拒否されている。


 ――ふむ。


「本当に大丈夫よ……このままがいいの」


 エリザは俺から顔を背けたままそう言った。


 耳まで真っ赤になり、口元は緩んでいるように見えるので、機嫌が悪いわけではなさそうだし、本当に大丈夫なのだろう。


 ――でもね、エリザの装備には回復効果を付与してるから、そう時間をかけずして回復してしまうんだ……エリザ……なんかすまん。


 心の中ではエリザに謝りつつ、俺達は女将に部屋のカギを預けハンターギルドに向かった。


 女将の話では、ハンターギルドはこの町で一番大きい建物だと聞いている。


「さて、どこにそんな大きな建物が……」


 宿から出て見渡せば、2階建ての大きな建物が直ぐに目に入った。


「ん? エリザ見てくれ、あれっぽいな?」


「そうね」


 俺はエリザの手を引きゆっくり歩いた。ゆっくり歩いてもその建物に直ぐ着いた。


「……ふむ、間違いないようだ」


 ハンターギルドと看板がある。汚ない字だ。思っていたよりも、ずっと貧相だった。


 ――本当に大丈夫なのか?


「……近かったのね」


 エリザは少ししょんぼりしている。先程までは手を繋いだだけで、嬉しそうに絡め返してきたのに――

 

 ――もっと歩きたかったのかもしれないな。


「とりあえず入るぞ」


 中に入ると、向かって正面にカウンターがあった。


 左側の壁に何やら依頼書っぽい物が貼りつけてあり、右側の方にはちょっとした食事処のスペースがある。でも――


 ――人がいない……


 ギルドの中はガランとしていた。これが、いつものことなのか、入った時間がずれているせいなのか判断に迷うが……さっさと登録を済ませよう。


「見かけん顔だな……依頼か?」


 カウンターに向かう途中、怪訝そうな顔で声をかけてきたのは、若い受付嬢ではなくおっさんだった。

 2つある受付カウンターにおっさんが1人だけ座っていた。


「いや、俺たちはハンター登録にきたんだ」


「そうか。登録か。分かった」


 おっさんはそう言いつつ水晶のような物をカウンターに置いた。

 入国の際に触れた水晶と似ている。


 ――ふむ、犯罪歴があるかどうか調べるのか?


「先ずは、これに触れてくれ」


 俺とエリザは順番に水晶に触れた。当然何も起こらない。


「すまんな……決まりなもんで」


 やはり、これは犯罪歴があるかを調べる魔道具だったらしい。

 これが反応すると、守衛の詰所に連絡が行くようになっているらしい。そうおっさんが語った。


 ――ふーん、良くできているな。


「それじゃ手続きだが――」


 登録料は1人につき銀貨2枚。そして登録は直ぐに終った。簡単だった。

 名前、年齢、性別を記入しておっさんに渡しただけ。呆気ない。


 するとおっさんは何やら端末を叩き、出来上がったハンターカードをくれた。それには俺たちの名前がしっかり入っている。


 これも簡易型の魔道具らしく唾液か血をつけて登録が完了となるのだと。


 俺は唾液をつけた。エリザも俺の後ろに隠れ、おっさんから見えないように、唾液をつけていた。


 カードには既に俺達の名前、性別、年齢、ギルドランクが表示されていたが、唾液を付けると淡く光り輝き、裏に戦闘能力、スキル数が表示された。


 でも俺のは文字化けして全く読めない。エリザも一部文字化けしている。


 表          裏

 ――――――   ――――――

 クロー       戦闘能力 

 男        %◆●◆%%

 23歳       スキル数

 ランクF     ●%%◆%%

 ――――――   ――――――

 ――――――   ――――――

 エリザ       戦闘能力 

 女         $%●%

 17歳       スキル数

 ランクF       4

 ――――――   ――――――


 ――でもハンターカードに種族欄が無くて良かった。危なかったな。


「できたか?」


「あ、ああ」


 俺たちのランクは駆け出しのFランク。最低ランクだ。SSSランクが最高ランクらしい。


 依頼を達成することでランクが上がるらしいが、俺たちにはあまり意味がない。半分以上おっさんの説明を聞き流してしまった。


 まあ、身分証明の代わりに登録しただけだし、別にいいよな? おっさんの話は無駄に長いし。


「――裏にはスキル数と戦闘能力が出る。それを参考にランクに合った討伐依頼を受けるといいぞ」


「ああ」


「――所持するスキルが何か確認したい時は教会でステータス鑑定を受けるんだ。ハンターカードを提示すれば半額で利用できる」


「分かった」


 ――やっと終った?


「――おっと、それとな」


 ――ふむ、まだ話があるらしい。


「戦闘能力は装備している物でも変わるからな気を付けろよ。

 良い装備をして自分の能力だと勘違いするバカな奴もいるからな」


 ――ふむ。それでか、エリザの戦闘能力の文字化けは俺が装備品を渡したからなんだな。

 でも、もうお腹一杯だぞ、そろそろ終わりにしてもいいよな? しばらくはおっさんの長話は聞きたくないな……


「おっさんありがとな。助かった」


「ああ、これが仕事だ気にするな」


 俺とエリザはおっさんにお礼を伝えるとさっさと受付カウンターから離れた。

 離れ移動した先には依頼書が貼り出されている。


「ふむ、これが依頼書か……」


「いっぱいあるのね……」


俺たちは興味本位で依頼を眺めた。


「ふむ」


 依頼書には定番の薬草採集やゴブリン討伐、角兎の肉を求める依頼などがあって意外に面白そうなのだが――


「エリザ。何か依頼を受けたいところだが……今日はそろそろ日が暮れる。登録も無事に終ったし、宿に戻ろう」


「はい、帰りましょう」


 俺がそう言うと、エリザは待ってましたとばかりに、花開くような明るい笑顔で俺を見つめ返してきた。


「ふふふ」


 エリザは鼻歌が聞こえてきそうなほど、嬉しそうに俺の手を握ってきた。


 ――そんな嬉しそうにされると、こっちまで嬉しくなるじゃないか……


 俺も手を握り返し、嬉しそうなエリザの頭を一撫でした。


「よし、帰ろう」


 そんな矢先に、ギルドの入口に5人のハンターパーティーが入ってきた。


「ん?」


 男1人と女4人のパーティーみたいだが、何やら揉めているようだった。


「今日の依頼で分かっただろ、お前はもう足手纏いなんだよ。その足で俺たちに付いてくるのはもう無理だよ」


「それってつまり、パーティーから追放ってこと?」


「すまない」


「いや、嫌よカイル。これはあなたを庇ったからで……それにずっと側にいてほしいって言ってくれたじゃない……」


「マリー諦めな。その足じゃカイルにも危険が及ぶ。

 あとのことは私たちに任せて、マリーは他の仕事を探しな」


「マリーしつこい」


 1人の少女がマリーと呼ばれる少女を突き放した。


「きゃっ」


 マリーは踏ん張ることができないのか、バタンッと大きな音を立て盛大に転んだ。その際に白いパンツが見え、ちょっと得したなと思ったらエリザから冷たい視線を感じた。


 ――ふ、ふむ。


 

 ――――――――――――――――――

 称号 クローの妻(1番目)

 名前 エリザ

 性別 女性

 年齢 17歳

 体形 ボボンッ、キュッ、ボン

 固有スキル 不老new  

 礼儀 剣術 ダンス 

 装備品と能力

 クローの小剣     防御不可、

 クローのガントレット 金剛力、収納

 クローのベルト    認識阻害、身体強化、回復

 クローのブーツ    俊足、回避

 保護ネックレス    防護、障壁、位置情報

 質素なワンピース   サイズが合ってない。

 クローへの依存度(好意) 150%

 ――――――――――――――――――

 ◎ハンターカード◎

 表          裏

 ――――――   ――――――

 クロー       戦闘能力 

 男        %◆●◆%%

 23歳       スキル数

 ランクF     ●%%◆%%

 ――――――   ――――――

 ――――――   ――――――

 エリザ       戦闘能力 

 女         $%●%

 17歳       スキル数

 ランクF       4

 ――――――   ――――――

今流行りのなんちゃって追放です。

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