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「FRIEND」

投稿期間あいてスミマセン!いろいろ用事で忙しかったんです!(言い訳かな?)(笑)



まぁそんなこんなで最新話ですが、今回はなんと新キャラの登場です!


それでは、最新話をお楽しみ下さい!





目が覚めた。

全く長い夢だったと思う。

だが、見て損はなかった。


俺は、横になったまま周りを見る。

どこかの小屋のようだ。

「アスマ!」

声した方に顔を向ける。

エレナだ。

エレナは、扉の方から近づいてくる。

扉の方から来るということは、先ほどまで別のところにいたのだろう。

「やっと起きたんだね。は~。もう!始めビックリしたのよ?フィエラの説明なかったら私もショックで倒れちゃうとこだったわ!」

近づいて来るやいなやエレナは凄い勢いで話始める。

「いや、それはおかしい。血が出たわけじゃあるまいし、なんでショックで倒れるんだよ・・・・」

俺が突っ込むと、エレナはム~っと頬を膨らましてプンスカする。

「とにかく心配したの!!!」

すると、

「おぉ、やっと起きたか」

扉の方に顔を向けると、フィエラが部屋に入って来た。

「体は、どうだ?」

そう言われて、俺は、体をベッドの上で少し動かして見る。

「まぁ。なんともないな」

そこで俺はふとした疑問を口にした。

「そう言えば、ここは?」

俺が言った疑問にフィエラとエレナは答えない。変わりに新しい声が部屋に響いた。

「ここは、私の自宅なり!!!!!!」


誰?


言葉そのものは、男子地味だ感じなのだが、声は妙に甘ったるい女声だ。

俺が不思議そうな顔をしていると、フィエラが扉の方に向かって声をかける。

「サーリャ。勿体ぶらず出てきな。」

すると、

扉から一人の少女が現れた。年は、エレナくらいだ。

目が大きく整った容姿。黒いTシャツにミニスカート、その上に何故か白衣。首もとには、ふわふわとした首巻きを巻いている。

だが、何よりも気になるのが・・・・・・耳。

そう耳。

サーリャと呼ばれるこの少女。耳がおかしい。簡単に言うと、耳が人間のものではない。

あぁ。良い例えあったわ。

これは・・・・その・・・・日本のアニメとかである・・・・確か・・・・。

「あぁ。ケモミミって奴だ」

俺が呟くと、その場にいる全員が首をかしげる。


あ。ケモミミって言葉自体がこの世界にはないわけか。


「いや、何でもない。それより誰?」

俺は、適当に濁して話題を切り替える。


いや~。しかし、ケモミミがいるとは・・・・流石は異世界。


「あぁ。彼女は私の親友のサーリャだ。ケットシーという半人の種族でな。普段は、極の研究をしている魔術学者だ」

「よろしくっ!!!!!!」

フィエラの紹介も早々にサーリャは、俺に近づいて来る。

「あぁ。まぁ、よろしく」

俺が適当に返すと、サーリャは俺に顔を近づけてくる。

「んだよ?」

くっつくんじゃないかと言う具合にまで近づいてくるサーリャに不機嫌な声をかける。

すると、サーリャは面白がるような笑い声を上げる。

「ごめんごめん。私異界の男の子が珍しくってさぁ~。気になっちゃうんだよ?」

そう言いながら、サーリャはベッドに腰を降ろし、俺にくっついてくる。


やめろ。 マジでやめろ。あざとすぎる。つか、なんか知らんがエレナが白い目でこっち見てるし。


俺がさり気なくサーリャを引き剥がそうとする。

しかし、サーリャは腕を絡ませて来て離れない。

「そう邪険にしないでよぉ~。な?こうして自宅で休ませてあげてるんだし」

流石に鬱陶しい。


殺そうかな?


なんて思った時、

「はいはいはいはいー!!!おしまいー!」

そう言って、エレナが俺とサーリャの間に入る。

すると、サーリャはニヤリと笑う。

「あれあれ?もしかしてぇ~?二人は、」

「サーリャ。その辺にしときな。」

サーリャの言葉をフィエラが遮る。


そんな部屋の状況に俺は、ため息をついた。


異世界は、面倒くさい。





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