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スライス撃破後にて

 スライス達を倒したはいいが、さすがにあんな音を立てて気づかない人はいない。

 何事かと近くに住んでいるであろう人々が集まってきたので、俺は再び座り込んでホトケさんのふりをする事にした。

 その間俺は暇なので神様(笑)と俺について訊くことにした。


 『俺のステータスって一体どうなっているんだよ?』

 『よく訊いてくれました~。じゃあ先ずはステータスのちょっとした説明からだね』


 説明を纏めるとこうだ。


 ステータスはATK、DEF、INT、RES、SPDの五つで表示される。

 ATKとは物理攻撃力。これが高ければ高い程物理的な攻撃、魔法、特技の威力が上昇する。

 DEFとは物理防御力。これが高ければ高い程物理的な攻撃、魔法、特技の受けるダメージを減らす。

 INTとは魔法攻撃力。これが高ければ高い程魔法的な攻撃、魔法、特技の威力が上昇する。

 RESとは魔法防御力。これが高ければ高い程魔法的な攻撃、魔法、特技の受けるダメージを減らす。また、回復系統はこれに左右される。

 SPDとは技や自分の素早さや回避率といった幸運的なものも含んだもの。

 そこら辺の一般人のステータスは平均で20。冒険者はBランクで800は超えるとのこと。


 さらにレベルは表示される限界は49までで、50になった時点で進化が始まり自動的に1に戻る。

 また、レベルでステータスは上昇せず、進化や特殊なことでのみ上昇する。

 属性は火、水、風、地、闇、光の六大元素に、『竜の息吹(ドラゴンブレス)』のような魔力そのものを使う魔属性がある。

 六大元素の魔法はそれぞれの属性の耐性が+80%を越えていると使用できるらしい。

 魔属性は魔力そのものを使用する為に耐性は必要ないらしい。


 『__で、キミは転生者です。転生を行う場合にボーナスポイントみたいなものがあるんだ。仮に転生ポイントっていうことにしよう。これを1000Pあるとします。全て使わなければ転生出来ません。キミが要望したのは『スケルトンになって光属性魔法を使えるようになること』。スケルトンに転生するのに必要なポイントは10P、光属性魔法を使わせるために光属性の耐性を上げるのに40P使用します。残りは950Pだね。

 このうち闇、光、魔属性を除く属性の耐性を上げるのに60P。進化後のステータス上昇を増加させる能力を与えるのに40P。専用装備を二つ造るのに150P使い、残りは700Pだね。

 ステータスは五つあって今回はそれぞれ140Pずつ均等に振り分けました。1Pで3上昇するよ。

 で、完成したステータス表がこれ!左側が振り分け前、右側が振り分け後だよ』


 そう神様(笑)が言うと俺の頭に表が浮かび上がってきた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 種族 スケルトン

 レベル 27

 名前 不明


 ATK 15 → 435

 DEF 20 → 440

 INT 13 → 433

 RES 10 → 430

 SPD 15 → 435


 火耐性 ー50% → +50%

 水耐性 0% → +50%

 風耐性 0% → +50%

 地耐性 0% → +50%

 闇耐性 +100% → +100%

 光耐性 ー100% → +100%

 魔耐性 0% → 0%


 装備

 ・『竜眼の指輪』

  DEF+10、RES+10

  装備していると敵と認識した対象のレベル、種族を認識できる。宝石の代わりに竜の眼が使われている。

 ・『聖なるボロ布』

  全ステータス+5、『竜の息吹(ドラゴンブレス)』無効

  神様(笑)が作成したボロ布にしか見えないマント。しかし竜の一撃にすら耐えうる代物。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 ……取りあえず解った。そりゃINT400以上もあれば『閃光(シャイン)』があんな威力にもなるわ!

 しかし俺の要望ってそこまで小さかったんだな。使用ポイント50って……。


 『名前が不明なのは私がキミの名前を知らないだけだからキミが表示させる場合はちゃんと表示されるから安心してね。……それじゃあそろそろ通信を切るね』

 『ああ』


 俺がそう返事をするとブツンという音と共に通信が切れた。

 通信をしている間に様子を見に来た人達はいなくなっていた。

 これで考え事に集中できる。

 しかし名前か……。生前の名前を使うのはなんか気が引けるから自分で考えるか。

 ……名前……名前……ここは外国みたいな感じだからやっぱりカタカナか?

 だとしたら__


 自分の名前を考えているうちに何時間も過ぎていたらしい。しかし俺の脳みそは使い物にならない(と言うよりすでにない)らしく全くもって使えるのが浮かんでこない。

 俺は何時からかブツブツと呟きながら思案していた。


 「……スケイル……ピカゾー……カオサー……駄目だ、だんだん厨二臭くなってきたぞ……」

 「……おい……」

 「……だが他に思い浮かばないのは事実だしなあ。作者にももっとましなネーミングセンスが……」

 「……おいッ!」

 「うおっ!?」

 「やっと気づいたか……」


 いきなり声をかけられて驚く俺の目の前には、ひとりの人間が溜息をつきながら立って、俺を見下ろしていた。

 一部追加及び修正しました。

 修正箇所

 竜の要望× → 俺の要望○

 竜の要望ってなんだw

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