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のんびりややユルくない異世界開拓者   作者: 猫を愛でる会
一章 基礎開拓
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1−7 大陸の貿易港を整備建設 西海岸

 収穫は終わり電気コタツを作り、誰にも言わずに大陸地図を見ながら直接港を整備をし、建設する場所を見に行く。 万能自在防具のノーマルスーツで西に向かい行く、西は大陸棚の一部が活火山の影響で岩礁地帯が広がる、だが南から緩やかに北東に入るとこの大陸に無事に辿り着けたりする、だがその前にはドラゴンが群れで住むドラゴン諸島や、その離れた場所にはワイバーンやヒュドラ等曲者モンスター巣窟のオーストラリア位の大陸、その先に人間の文明が在るらしい。


 その文明の在る大陸は横から見ての、翼を広げた鷲に見えるらしく鷲大陸(エルグコンティナン)と呼ばれてるらしいが、どんな大きな大陸かは分からないが鳥の形には微妙に地図では見えん、まあクリスさんのスキルでワールドマップで出したので見た感じだ、まあ感性は人各々だよね。 空を飛ぶのも慣れて来たし初めて車のスピードより早いスピードに挑戦する、何故かスピードを上げたが普通なら掛かる重力のGを感じないなと思ったら、重力制御中と外部ディスプレーに表示されてた、そして今の速度はマッハ1まで上昇中………………そんなに出した覚えはないぞ!


 海岸線が見えたので速度を落とし、調査を開始するが船が停泊し波が穏やかな港に出来そうな場所は三ヵ所、湖から長く大河に成った終着の広い港町に成りそうな場所と、入り江に成った場所二ヵ所だがその内南の半島入り江は貿易港に使えるが、倉庫街とかは作るのに大変そうだ。 残り一つは一番この安全な航路から遠いし停泊する事は無い、だが海鮮の港町や大陸海路中継点には使えるが、もしかしたら予備停泊地にも出来る可能性はある、まあそんなに大量に来るのは侵略目的か戦争目的だろう。


 あと大河もそれなりに深ければ、大河の運搬も後々考えよう……何か異世界とか海外の光景的な感じがして良い。



 だが雅士は知らない、この東西に伸びた大河はフォッサマグナの谷であり湖は、一番深い海溝の様な深さが在る事に………フォッサマグナには、当然温泉すら眠ってたりするし地震の可能性も含まれてるのである、一応高い標高の山のおかげでフォッサマグナの大河に、海水は混ざっては無いが色々な生命が海から湖へ湖から海と、色々な生命の進化の源に成ってたりする。



 港は安全航路の一番最短の、大河付近に作るが先ずは発電設備を作り大河の水流を使い発電計画、両岸に発電設備を稼働はまだ先だがアイテムボックスの万能開発スキルを、フル活用し灯台の建物はアイテムボックスで作り基礎が完成したら岬に出して、地中に電気配線工事をして水力発電の電気で灯台の灯りを灯すが、この灯台はレーダーや気象観測に防衛の為の在る異世界技術を搭載してる、見た目は地球の何処にでも在った巨大な灯台だよ………搭載した異世界技術以外。


 次は現代日本風の港を建築、まあ土木以外は全てアイテムボックス万能開発スキル工場で製造、荷物引き揚げクレーンや空間魔法付与の倉庫は五棟、交渉や外交…………外交はまあドラゴンのフラウレムさんに頼むかな、ドラゴンだし………大丈夫だよね?


 波消しブロック等一週間で全て完了、停泊用のホテル的なのは木組みの家ではなく日本の旅館風、勿論土足は一部のみ土足禁止はエリアもちゃんと在る。 温泉は塩分か少し含むのと、普通の温泉とだけ言うが………一部成長促進の湯を見付けたが、アレはヤバい温泉だったので封印した………野菜以外使っては駄目な奴だ。


 まあクリスさんが入っても問題ないけど、年取らないし老けないし………


「入れないでよ……」


「また唐突に現れる、あと地球風港はどんなもんです?」


 ジト目で私を見ながら、クリスさんは言う。


「みんな泣きながら探してるわよ、何か自分達が仕出かして怒らせたとか言いながら、まあディーちゃんは通常どうりだったけど二日前に部屋で冬眠に入ったわよ」


 やっぱり冬眠するタイプだったか、部屋って暖かいから冬眠に成らない様な? まあ、蜘蛛が起きたら旅館のベッドの布団を作って貰おう。


「あと、みんなの食糧が尽きかけてるわよ」


「…………二ヶ月は余裕で在る量を冷蔵庫と、倉庫に置いてた筈だが?」


「フラウレムの両親が三日ばかり来て、貴方を奥さん………フラウレムの母親と面会させる予定だったらしいわ、居なかった腹いせにやけ食いしたらしいわ………」


 止めれやぁー!!


「面倒は嫌」


 今度ガルに会ったら締める…………あの野郎、許さん…………


「やけ食いしたのその奥さんだし、ドラゴンの姿でよ」


「タチ悪いわぁー!!」


 全力で叫んでしまった、まあこの代償はあのドラゴンオッサンにきっちり支払って貰うぞ。


「怒らせてはマズイ男だったのね、アンタは…………」




 クリスは雅士の背後に吹き出る怒りのオーラと、何か恐ろしい角が二つ生えた仮面が見えるのであった、だがクリスは知らないその仮面は日本では般若はんにゃの仮面と呼ばれてる事を。


 (知るわけ無いでしょ、私は異世界の高次元体の創造の女神よ作者)


 だがこの世界にも近いお面が在るのだった……


 (そんな事、私がいちいち知らないわよ!)



 一段落したし帰るか、ガルの野郎の髭を引き抜いてやる。


「それは可愛そうだから、エデちゃんにやらないであげて」


 容赦はしない…………


「怒りで無理ね此は…………」


 そしてエデルガルドは髭を引き抜かれなかったが、丸坊主にされたのは言うまでもない…………


「鬼畜よ…………丸坊主は髭の次に酷いわよ」


「次はさせないので、頼むから髭だけは…………雅士殿ぉ~」


 そしてフラウレムさんは何故か、母親の不始末と言いながら何故か私の身の回りの世話をするとか言い始めた、その母親のエルミーナさんは………クリスさんが仕方なく説教を始めたてより、何故か私がキレた姿を見せながら何やら説明してたが、何故か青ざめるエルミーナさんは何故か、娘を嫁に出すから怒らないでと泣き付かれたが、生け贄みたいで嫌だから返却したが………この代償はまだ終わらない。


「まあフラウレムさんには、畑仕事を手伝って貰ってるけどエデルガルド一夫婦には当分酒は禁止にするし、止めなかったクリスさんはウイスキーと新しい酒は私が許すまで禁止だから」


 絶望に暮れるクリスさんは、ガルさんとエルミーナさんみ見て一言。


「エデちゃんとエルちゃんのバカァー!!」


 この日最大の悲しみの叫び声が、大陸全てには響かなかったがゴブリン達が泡を吹いて気絶し、冬眠してた蜘蛛一家が目覚め新たな仲間が此をキッカケに来るのだった、あと何故か涙目のフラウレムさん何故だ?




 その日エデルガルドとエルミーナは、クリスが雅士の記憶から見た時代劇の、正座をし石を膝に載せる刑を執行した、無駄に力を使い部屋の外に泣き叫ぶドラゴンの声が漏れない様に、一晩………クリスの溜飲が下がったのは翌朝の雅士の朝食を食べるまで、地獄は続いたのだった…………


「クリス様………御勘弁をぉ~」

「クリス様……御免なさい………御免なさい………御免なさい………」


 翌日許された二人は灰のように成り、フラウレムさんが実家に連れ帰ったのである。




 翌日は巨大な温室をアイテムボックスから出した、この温室はスパイスを作る為の温室兼実験場でもあるが、温泉の熱を使っての栽培実験場やトマトの冬の生産実験場も兼ねてる、巨大な温室は二棟を出したがまあ日本最大のガラス張りの温室テーマパークを、想像したイメージに花農家の三角屋根の温室風だったり苺農家だったりと、ジャンルを詰め込んだ温室と思ってくれたら良い。


「分かり辛いわよ…………」


「まあ中を見てくれれば分かるとは、まだ言えないな………中はまだ何もしてないし」


 だが何故かワクワクしてるクリスさん。


「スパイスはカレーやうどんの七味や、スパイシーチキンとかに使う胡椒とか育てるのに必要だからね」


 クリスさんが何か食い物の妄想を始め、ヨダレを流し始めたが………可愛いクリスさんは何処に行ったのだろうか?


「此処に居るわよ、雅士此処に居るわよ」


 何かアピールしてるが、口からヨダレが光ってますよ。


「仕方ないのよ、雅士の地球の料理は美味しいから、次はお菓子も食べたい」


 だが一言クリスさんに私は言いたい。


「私だってお菓子食いたいが、バニラビーンズやら何やら作るには色々開拓やら温室やら必要なんですよぉー!!」


 しょんぼりしながらクリスさんは言う。


「御免なさい…………だから、アイテムボックスから出して作ってよ」


 アイテムボックスにバニラビーンズとか、あるんかぁーぃ!!


「たぶん…………忘れたけど…………」


「…………まあ気が向いたら……………」


「……………………」


 クリスさんが何故絶望の顔をする、フラウレムさん辺りクッキーなら作れそうな気がするが。


「料理は作るけど、あの娘がお菓子作った姿もあの一家がお菓子を食べてるの見た事無い気がするわ」


 なんだか知らんが中世クラスなら、スコーンやサンドイッチやらクッキーはもう有った様な気がするぞ。


「本人が作れるかは別よ」


「…………確かに……見た目人間のお嬢様だが、中身ドラゴンだしな………でも基本器用だし、壁塗りとか綺麗だし左官屋(さかんや)職人レベルだな」


「一応アレでエイシェントドラゴン族よ、エデちゃん一家は若い方ね……まだ二千歳は越えてないから」


 そんな事は聞いた覚えはない、この日は畑の土壌にしてからトラクターで更に天地返しをして、饅頭スライムの土を混ぜ込みゴブリンに鍬の使い方を教えて、種を蒔いて温泉の熱で暖かい温室に蜘蛛一家はやって来た、チート水を噴霧してからジャガイモを数個食べてから暖かい場所で、何故か冬眠を始めたがまあ良いか。


 翌日は枯れたスパイス等を収穫、温泉の熱を使い乾燥させる実験と魔法で乾燥させる実験をした、ちなみに陽射しによる乾燥は冬に入る時期には使えない。 カレールーやシチュールーを作る機械を、万能開発スキルを使いルー製造機試作一号が完成、小麦粉を中心に蜂蜜は無いがリンゴやスパイスを調合し、液体から個体に固めてカレーのルーの完成だ。


「此でカレーが食える、もう半年以上食って無いしまだ異世界では食ってないし、異世界スパイスのカレーの味はどんな味かな?」


「スキルが作ったから、雅士の知ってる味な筈よ」


 またいつの間にか居るし、クリスさんは普通にお子様カレーだな………レトルトの。


「…………カレー食べさせなさいよ」


 怒気を込めて言うな! 溜め息しながら家に戻り、寸胴鍋を出して固い野菜から煮込み始める、アクを取りながら次に玉ねぎを入れなたね油を引いたフライパンで、モンスター肉を焼き寸胴鍋に入れ野菜が柔らかく成ったら、カレールー試作一号を入れてゆっくり混ぜる、匂いはカレーなので問題は味以外は現状無い。


 そして家庭のザ・カレーの完成だが、本格的なのは明日の一晩寝たカレーだがそれまでカレーが残るだろうか? 何とか昼は残ったが夜には全て食い尽くされたが、悶絶しながらカレー食うの止めてくれない?


 翌日はシチューを作ったら、昼に全て食い尽くされた………犯人はゴブリンとクリスさんと、恥ずかしそうにもじもじしながら居るフラウレムさんだ。 私はシチューにご飯を入れる派だが、此は家の食べ方だからな………他はスープの様に食べてはおかわりし、それは立てなく成る程食べ尽くしてたよ。 次のシチューのルーは生クリームを少し足して、チーズの種類が増えたら更に足そう。


 そして翌日黒い毛と白い毛の狼に、白いもふもふな虎が畑近くに現れたらが、稲妻型の様な角の狼のオスは、私の近くにゆっくり来て何故か腹を見せ降伏の姿勢をした、何故か離れた場所でもデッカイ白い虎も同じく腹を見せてた、まあ戦わずに済むのは助かる。 白い狼………異世界だしウルフかな? は、腹を向けてる相棒を睨んでたがそれだけだった。


 あと調べたら黒い狼も白い狼も同じ種族名で、サンダーウルフらしいが別名に黒煙の雷帝狼とか言われてるらしい、ご病気な香ばしい二つ名の香りがするぞ。 白い虎は虎では無い種族だった、その名はホワイトキャッツ………猫科だが虎だぞアレ、仕方ないのでホワイトタイガーと頭で変換する……認めん、猫は猫だし虎は虎だろう……… 三匹には名を与えた………安直に


「お前は黒いからクロ」


「………………」


「お前は白いし雪ぽいから雪」


「………………」

「………………」


 白いサンダーウルフに雪と名を与えたら、クロが軽い体当たりをし不満が有るらしき視線を向けて来るが。


「異論は認めん」


「…………」

「……………」


 勝ち誇る雪とうなだれるクロ、次は虎だが………


「お前さんはミルキー」


「「!?」」

「……………」


 ミルキーは何故か雪より勝ち誇ってた、何故か悔しそうなサンダーウルフ二匹……なんだかなぁ~


 こうして面白い動物王国には成らないが、後にクロと雪に変化が訪れるとはこの時の私は知らずに居た、そう誰かさんのやらかしによって。






 クリス「誰がやらかしたんだろうね」


 ???「クリスさんがそれ言いますか?」


 クリス「まだ登場してないから、名前が出ないわね……プププ」


 ???「後でダーリンにチクるからね、クリスさん」


 クリス「それだけは勘弁して…………」


 次回は冬に完全突入。

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