4-7 遺跡島
子供達が巣だってから初めての春、優はブランデーに住んでるので欠伸をしながら、ゴブリンズ三代目を引き連れやって来る、アリスは欠伸をしながら息子と入れ違いにブランデーに向かって、途中からは箒に乗ってアリス向かう…………
優はエルビー博士製のトラクターを使い、今年使うジャガイモ畑を天地返しをし、ゴブリンズ三代目達が石灰や饅頭スライムの肥料を撒く、優は十七歳で年齢が止まったが大抵の子供達は二十代前に、見た目年齢が止まるし寿命は現状不明だ。
そして春競馬では、クライムカイザーの再来がブランデー競馬に爆誕した、勿論クライムカイザーの子孫だ。 三世代目や四世代目の活躍が、競馬に新たな風を吹かせる。
競馬熱はこの星に新たな熱を与えた、セイルーン等でも新聞の質が上がり情報が一般的に、誰もが読める国が増え始めるが、独裁や野心家の国家には不都合な文明開花だ、しかも国民が他国に流出は国力低下に繋がる。
その国力低下し前に喧嘩売った国は、つい10年前に滅んで独立する前の国に吸収されたらしい、だが負債額大きかったが何か良からぬ事をして、中立国の一部と戦争に成ったらしい、その良からぬ物を使ったか何かしたらしいが。
もう畑は優に継がせても大丈夫そうだ、私はまだ色々やる事が在るしローリエとか、寿命が在る妻達とゆったりと夫婦旅をして、思い出を残して行きたい………アネッサとアリシアは、何故か酒泉で若返り過ぎて高校生達に紛れれる程違和感がない、残ってる子供達が何か複雑な顔をしてたが。
ローリエやセーラ達が悔しがってたが、密かにモカとリリとミーナも何の酒泉を飲んだか、また二十歳まで若返りをしてたが、誰も三人に聞く気はなくむしろ10代に若返った二人を、何回も質問責めにしてたよ…………
てな訳でセーラを筆頭に、三十代越えた妻達と旅に出たが双子妻の、リサとエルザは来なかった………何か企んでそうな予感が、まあ帰って来たら大当たりだったししかもアリシアやアネッサより、更に若返り過ぎて危うく何処かの子供かな? と、思った程だがその若返った原因をローリエも飲んだが、全く意味はなかったのだったが…………。
さて、ゆったりとブランデーから旅を始めて、在来線で大陸を旅をしたが途中で優の仕事を見に帰ったり、うっかりセーラを妊娠させてしまったりと、一年を掛けて大陸の半分を旅をした。 東撫子では一ヶ月滞在し、妻達は寿司を堪能してたがたまにアリス達も連れて来て、海鮮を思う存分堪能したりと結構旅費を予想以上に消費した。
特にローリエと優依とアネッサは、ふぐ刺しを週二で食べてたのが痛い、痛いよ財布が…………まあアイテムボックスに眠るお宝はまだ在るが。
三年を費やし大陸旅を終えた、途中セーラが出産しアリス達と留守番に成ったが、久々の子供は素直に嬉しくそして可愛い女の子だった、優しい雰囲気ある娘はどんな子に成長するのかな?
リリは馬主として成熟し、桜は馬主を引退し雪と何やらエルビー博士を巻き込んで、狂暴なモンスターが保々居なく成った大陸の、開発を始めるらしい結局私も手を貸す事に成ったが。
だが開発する前にセイルーンと、モンスターの巣窟だった大陸近くの小さな無人島がある海域で、ここ数年火山活動してた場所が大噴火して、セイルーンと繋がる海底トンネルが、崩落してエルビー博士が頭を抱えてた。 此れにより再び海運だけの貿易に成ったが、輸送列車が発車前で作物が土砂と海水の藻屑に成らずに済んだ、中継点に成ってるモンスターの巣窟だった新大陸、ドラン大陸(ガルさん命名意味は知らない)はまだ未開の地の海岸が、海底火山に近く津波で崖等が崩落したり、安全圏の地はまだ北海岸には誰も居なかった為、津波による負傷者や行方不明者は居ない。
旅行を終えた私は、ナナを連れて海底火山の規模を調査に向かったら、まあとんでもなく溶岩が吹き出し北に向かい噴煙が上がり、一応確認すると巨大な新しい陸地が形成され始めてたが、一部昔に滅んだらしき街の遺跡が隆起してたり、ギリシャ神殿の様な建物が無惨に崩れ果てた姿で、隆起した昔の大地が見えてたりする、エルビー博士も合流し噴煙の影響無い場所を選び、無人偵察機エルビーちゃんを使い詳細な状況分析をする、あとこの古い大陸の隆起に伴い海底火山とは関係無く、不思議な遺跡の北海道クラスの大陸が現れた、一応クリスさんを呼んで聞いてみたが…………
「私が全てこの惑星の事を、知るわけ無いわよ雅士」
「……………………」
(使えないなクリスさん)
「使えないて言わないでよぉ~雅士ぃ~」
ガチ泣きされた、てか思った事を読むなよクリスさん、クリスさんの子である管理神様は、何かクリスさんが原因で滅んだ文明とか言ってた、何をやらかしたんですか? クリスさん。
「知らないわよ、雅士~」
私に甘えた声で言っても、全く意味はないですよクリスさん。
「ぶぅ~」
何かほっぺたを膨らませ、ぶりっ子してるが見なかった事にして、それなりな強さの冒険者に調査を任せた、拠点の街を先に作りゴブリンズ三代目が一応調査し、それを拠点の街に冒険者拠点の建物に情報開示して行く。 街は木組みのフランスの片田舎風な街を作る、一応再び此処が海底に沈む可能性も考慮して脱出用船や、水陸両用バスを作り観測センサーや観測衛星等で監視しながら、更に拡大する新たな大陸を見ると更に小さな島の近くにも、噴火の濁りが在ったりと更に海底噴火は広がって行く。
ドラン大陸は穏やかなモンスターを残し、保々駆除が終わったが一部天敵モンスターを残し、海のシーサーペントは竜騎士達の経験値稼ぎとして、巣を探さない事にしたが今度は対侵略者対策だが………シーサーペントが、西から来るアリスのモンスター避け無い船を襲い始めたらしいので、近くの孤島に中破した難破船の乗員は侵略者だったり、セイルーンを介さずに奴隷を買い商人や何の取引材料も無しに、酒を只で取りに来た商人まで居たが…………
彼等の言い分は………
「新参者は俺らに無料で、酒を献上するのは当たり前だ!」
「そもそもその大陸はエルゴール国の………」
とか変な言い掛かりをしてたが、当の統治者は知らんとの解答をセイルーン経由で言って来た、勿論そんないちゃもん付けられて黙ってる程人間は出来てない、絡んで来た報いは国交も貿易の流通もエルゴール国に絡む、全ての取引相手に対して輸出を停止した。 勿論同盟国でも容赦なく、まあ余り居なかったけどね………エルフや魔女の国とか清龍国とかは、全く無かったがセイルーンとか一部転売の様な感じで、輸出されたが…………
しかも貴族絡みなので、そこら辺はミーナと隠居中の義父が色々裏で暗躍してたみたいだが、まあ子供達も何やら策略して小遣い稼ぎして税金をちょろまかしてた、貴族を摘発して国家運営資金を回収したみたいだ、一部王都の貴族が没落したらしい。
そしてナンヤカンヤ数ヵ月後、新たな大陸に拠点の街バーボンが完成したが、久々に酒の名前かよ………まあ構わないが、街の至る所に酒場が経営スタンバイしてるし………ジェラールさん居たら、はりきってただろうなぁ~
モカの年の離れた双子の弟の一人が、その酒場の一つ経営する予定だけどね、フローラさんは結局結婚はしなかったな…………子供は居るけど、モニカさんも子供は居るが何故か旦那は謎が多い、義父すら知らないらしいし。
清龍国から腕試しの素浪人や、ある程度鍛えた冒険者団体が情報やドワーフ武具店で買い物をし、遺跡に入りアリスポーション薬剤店は、子供達に出張経営を任せてたりアリスの弟子に任せてたりするが、いつの間に弟子を育ててたんだアリス?
「ヒ・ミ・ツだよ!」
「・・・・・うちの嫁可愛いな」
あざとく言うアリスに、私は今日もメロメロだ…………たまに理不尽に、セーラ達に足を踏まれて痛いのだが。
海底火山により新たな大陸は、何をもたらしてくれるのだろうか?
次回に続く。
セーラ「結局、フローラさんの旦那様は誰? なの」
フローラ「秘密よ!」
モニカ「まあ私は知ってますけど、私の旦那様は誰にも判りません」
(だって、この世界に居ない人ですから)
フローラ「私の旦那様は、素敵だからね」
(言うと色々と私が困るから、秘密よ!)
セーラ「・・・・・」
(旦那様ではないわよね?)
全ての答えはらフローラとモニカしか知らないのだった。




