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のんびりややユルくない異世界開拓者   作者: 猫を愛でる会
一章 基礎開拓
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1−3 チートで収穫と最初の家完成

 結構働いたが清々しく目覚めた翌朝、筋肉痛もなく目覚める朝は良いが背中が痛い、寝袋から出てテントから出ると東に太陽が昇り始めたらしいし、そんなに早く起きた覚えば無い………朝食は、アイテムボックスからパン出して食べたが、やはりジャムやバターが欲しくなるし卵が欲しくなる、その内ウインナーとか作りたいな………腸詰めだったよな………確か、まあ色々方法を調べて食生活を豊かにしよう、その前にジャガイモを先に収穫だな。


 ジャガイモ掘り機を制作をアイテムボックスに頼み、先ずはどんな状態かツナギを着て足袋型のブーツを履き、蜘蛛と共に畑に向かうと………ぐしゃと伸びたトマト、まあイボ柱と脇芽を調整してないから、茎が折れたりしてる………翌朝に実が成っても此は色々、家とか手を付けてる暇は無さそうだ。 失念してたオチを毒づきながら、竹を近くから切りイボ柱の変わりにして何故か麻の紐が、アイテムボックスに有ったので結んで収穫ハサミで切り、誘引しながらトマトを収穫。 腹が減ってる蜘蛛に一つやったら、無我夢中で食べてたのでトマトも蜘蛛は食えるらしい、何か瞳がキラッキラなんだが………ちなみに蜘蛛は巨体の関係で、畑に入れないで居る………踏み潰す可能性が高いから………畝とか作物とか、なので畑の隅とか(あぜ)近くの作物を、どう収穫するか教えてそっちは竹編み(かご)や糸を編んだ収穫籠を作る、私は木箱をアイテムボックスで作りトマトヘタを下にして、木箱トレーに置きながら収穫をする。


 トマトのヘタの切った茎部分は、トマト同士を茎で実を傷に成る要因だからだ、収穫して満タンに成ったトレーからアイテムボックスに収納、大量に成ったトマトだが一応フルーツトマトと、ケチャップやトマトソース加工に使うトマトは別にしてる。


 加工用はヘタを取りアイテムボックスに直入れだ、たぶんアイテムボックスが分けてくれるだろう、大豆は蜘蛛が収穫をしてるしついでに、落花生も枯れて収穫出来るのでそれも任せたが、落花生を抜く仕草はアレ本当に蜘蛛なのだろうか? 大豆も落花生も後で天日干しだ、完成したジャガイモ掘り機を使い畝を崩しながら、ジャガイモを収穫を始める……まだ小麦や稲が待ってる、以外と今日は昼を食べてる暇は無いかも知れない。


 さっさと畑の収穫をしてジャガイモは、ジャガイモ専用畑が必要らしい……北海道ではないが、需要は相当在るし………私と蜘蛛とクリスさんだな、女神でも色々食べたいらしいし。 それにポテチとかフライとか食べたいし、まあ塩は海水を塩田とか作って精製すれば、何とか成るかも知れない……… にがりも必要だし………豆腐作りには、大根や人参も収穫してるし後は大豆で味噌作りだ、まあ発酵に相当時間が必要だけど。 大きな木樽や蔵は必要だな、醤油も木樽が必要だし………色々必要なのが多いな。


 次は小麦だがコンバインで収穫、収穫袋は蜘蛛に任せて急いで収穫をした、綺麗で鮮やかな小麦畑を眺める暇は無い、大量に蜘蛛には袋を作って貰ったのでフルーツトマトを、何個か渡すと凄い勢いで食べる蜘蛛………なかなか良い食いぷりだ。 次は実をしならせた稲穂だ、稲刈り機を出して稲を干す三脚を畔に出して置く、あと嬉しい事に稲穂に少量だが麹菌が付着してた、ただのラッキーにしては上手く行き過ぎな気がするが、それより先ずは稲を機械で刈り蜘蛛には刈った稲を山積み荷して貰う、さっき使った麻の紐ではなく稲刈り専用に巻かれた麻の紐をセットし刈る。 麻の紐で束ねられた稲は、機械にある程度の束ねられた大きさで排出、少しぬかるんだ田んぼだが仕方ない、昨日作ったばかりなんだから。


 ある程度の広さを確保したら三脚の立て方と、本来ならアルミパイプだがアルミは無いので、木を加工しそれにハゼ掛けまあ良く秋の田んぼで、三脚に干してある稲を想像してくれ。 昔ながらではあるが地域では、他の干し方が在るが祖父の手伝いを幼少期からしてる私には、此方が馴れたやり方だからだ。


 ハゼ掛けは蜘蛛に任せ稲刈りを再開、夕方近くには稲刈りもハゼ掛けも終わり疲れた身体を、温泉で癒してから新ジャガを蜘蛛に何個か渡して、私はさっさと食事を済ませて泥の様に眠った、明日は筋肉痛だろうか?


 翌朝は稲や麦の籾や小麦を挽く石臼に、精米用のの杵と深掘りの石臼を魔法で石を掘り、用途別に石臼に刻印をする。 資料を見ながら彫るのは中々難しいし、何個か石臼作りを失敗したがまだ此は始まりに過ぎない、次は水車小屋だが何故水車かと言えば、一番身近に在る自然エネルギーを活用する動力源だからだ、川の水流の力を上手く利用した水車を作った。


 籾殻用の石臼(いしうす)の水車小屋を作り、少し離れた場所に最後の行程の精米の水車小屋をその近くに、小麦粉を細かく挽く水車小屋を一週間蜘蛛と建てた、初めてにしては良い出来と思いたい。 ハゼ掛けした稲はもう少し乾燥だ、先に麦を籾を取り臼で挽く……熱が出ない分、上質の小麦粉が誕生する………最初はうどんが良いだろうか? たぶんアイテムボックスに作る材料は入ってるかもだし、トマトを収穫しながら更に家作りを再開、うどんは出来たがやはり昆布ダシとかは必要だ、先に家は必要だがまだ果樹に手を付けて無い、まあ一日で育つチート水が在るし何とか成る筈だ、区画整理や整備は必要だけどね。


 二階まで棟上げを終え、魔法で浮遊して蜘蛛がクレーン車の役割をしなければ、まだ掛かってた作業が早く進み稲の脱穀タイミング前には、家の外装と部屋は完成した………まあイグサは後にして、綿花はいつの間にか蜘蛛が食べて布団にしてたので、それを貰った………中々良い布団だぞ………そうだ布団て名前に………嫌だ、そうか………安直(あんちょく)な名前は気に入らないらしい………


 手押しトラクターと脱穀機を出して、蜘蛛が運んで来た稲を脱穀機に投入して、稲から穂を脱穀して蜘蛛が作った袋に詰めて行く、回転する特殊なドラムに弾き飛ばされて分離する穂、結構な収穫に成ったが籾のまま味見をする蜘蛛……… 片手を挙げ美味いと表現するが、それまだヌカとか取って無いからそんなんでも無いぞと思った。


 一袋を石臼で籾殻を取り杵で突きヌカ取りをする、昔ながらの精米の行程の一つだ、ストッパーを全部外して更に石臼で籾をを取る、籾殻は魔法で弱い風で飛ばす、米が吹き飛ばない弱い風で。 次は杵でヌカを取り精米は完了だ、釜で炊いて塩は有ったが異世界の塩は中々個性的だ、塩むすびにして食べたむすびは何か久々の感度がした、炊いたご飯は全部むすびに消えた………クリスさんが来る前に。


 「私の分は?」


 「「…………」」


 蜘蛛と目を逸らし明後日の方を見る。


 「ねぇ? 私の分は?」


 「「……………」」


 その後泣き付かれて仕方なく炊いた、あと華奢(きゃしゃ)な身体だがペロリと大量に食べるあの身体は、どんな胃袋を………ブラックホールではないよな? そして再び田植えに小麦の種蒔きに、新しくジャガイモの畑を二反の広さの畑を作り、通常育成で夏と秋の収穫に向けて育てるが、本当に今は何月なんだろうか? まあ暖かいし、春辺りと予想はしてるが山菜とかは未だに見てない気がする。


 イグサも蜘蛛に頼み畳を作って貰った、中々色々器用な蜘蛛だなだがジャガイモが早く消費される恐怖、仕方ないので米を二袋献上した……ジャガイモを大量消費よりはマシだ。 だが蜘蛛は炊いたご飯をご所望なので、毎日炊いたご飯を外で食う事に成ったが、まだ内装は完成して無いのでどのみち外ご飯だ。 クリスさんが頻繁に来る様に成った、ご飯時を狙って………監視してるのかね?


 「シテナイワヨ………」


 「────怪しい…………」


 片言だから絶対してる気がする。


 「シテナイワヨ…………」


 疑惑は確証に変わるが、まあ次にクリスさんのご飯には七味でも入れとくか。


 「そんなごむたいな事をしないで!」


 仕方ないな押すなよ的な要望だし、やぶさかではないがやるか。


 「仕方ないな、全く……芸人……」


 「頼んでないわよぉ~」


 違ったらしい………チィ!


 「内心で舌打ちしないで!」


 なんやかんやあって家は完成した、家具は何故かクリスさんが何処からか泥………


 「私の力で他の異次元の神から買ったのよ!」


 本当だろうか?


 「本当よ!」


 可愛いクリスさんをイジルのは面白い。


 「弄らないでよ!」


 あとクリスさん(いわ)く、この世界にも魔石は存在するからそれでも対応出来る、システムキッチンや水道タンク等を貰ったが、電気以外にも属性次第で魔石のエネルギーの照明や電気も可能らしい、魔石て便利だったんだな………まあ加工して魔法の杖も作れるらしい。 まあ魔石を持ってるモンスターは、近くには余り居ないし魔石を持って無いモンスターが多いらしい。


 「まあ今まで言うの忘れてたけどね、あと水棲モンスターには確実に魔石は在るわよ、ワイバーンや海王モンスターは魔石は特に大きいわね、他には陸蜘蛛海老(スパイダークラブ)とか美味しいモンスターにも在るわよ」


 蜘蛛の親戚だろうか? と見たら、違うと一本の手を振るし一応倒す敵にするか、まあ海老や蟹は食わないのでいつか仲間が増えた時のご馳走にしょう、何か不満顔のクリスさんだが無視だ。


 浄化槽を家の近くに作ったが、饅頭スライムが蜘蛛に教育されたらしく、分解した排泄物や生ゴミや草は肥料として、同じ場所に饅頭スライムが排泄する場所に誘導した。 まあ肥料てより栄養価の高い土だが、トイレは異世界のシャワートイレを何ヵ所か設置、一応武家屋敷の様な一階に成った為だ。 温泉は鉄管やステンレス管は錆びたり、温泉成分が詰まるので岩を加工してU字溝………道路の端に在る、道路の雨とか流れてるアレだを魔法で岩を整形して、源泉から家の露天風呂に繋げてるが一応近くからも穴を掘削して、温泉を堀当ててるが質が微妙に違う為二種類の温泉に分けてる、一応来るだろうクリスさんの温泉と蜘蛛専用温泉それなりにぬるいと、一番湯の私が浸かる二つの温泉………作った人間の特権だ。 そして蜘蛛の住みかは屋敷の、一番広い部屋には蜘蛛が住んで貰ってるが、綿花や新しく植えた桑の木の葉を少し置いてる、桑の木の葉て………お前さん(かいこ)かよ!


 桑の実は美味いしお酒にも出来るが、麦やサツマイモの蒸留酒の焼酎が必要だから今はまだ無理。 少し高い場所で次は果樹の開拓だ、先ずは桃を植えるが蜘蛛は何故か周囲を警戒する、何となくだが虫だろうか? まあ作物の天敵だな、特に果樹の幹を食う害虫も居るからな。 魔法ショベルカーで穴を掘りスライム土を入れ、土を少し戻してから苗の根をほぐしてから植える。 二十苗を植えてからチート水を根元にピペットで垂らす、蜘蛛が水を運んで根元に水を与える。 たまに虫を発見しては糸で捕獲し食べてる、新たな蜘蛛の食事場所に成ったのは言うまでもない。


 次はリンゴを四十苗植え、金柑(きんかん)は通常にして梨は桃を収穫して、リンゴを次に収穫した後にチート水を使う予定だ。 イチゴやメロンは温室を建てた後にする、スイカは………まだそんな時期ではないが、苗は植えて回りに敷藁をした。


 翌日は桃を収穫し蜘蛛は皮のまま食べ、クリスさんは満足そうに食べてたが、私は冷やして皮を剥いてから食べたが………寒天が欲しくなる、何故かて? 桃をゼリーにするには寒天は必要だからだよ。 翌日はリンゴを収穫してその翌日は梨、そして礼肥を根元に撒いて通常収穫に向けて、木の手入れを始める。


 蜘蛛は暫く果樹エリアに住み着いた、二週間帰って来なかったので見に行くと小さな蜘蛛が、どうやら産卵して孵化させてたらしいが、蜘蛛て産卵から孵化からて早いのだろうか? まあモンスターの類いだし、普通の蜘蛛とは違うのだろう。


 子蜘蛛は餌が豊富な果樹エリアに住み着いた、蜘蛛は降りて着てまた手伝いを始めた、この蜘蛛は謎が多い生態だな………


 神の木は田んぼの向こう側の地に植えた、何故か虫が寄って来ないので安心した、何故か蜘蛛一家はガッカリしてたが。 さて次は食材の開拓だが、先に牛舎を作ったりする。 先ずは銅を採集し再び鉱石を掘削、他にも鉄をステンレスにする材料を採集し、アイテムボックスで精製して搾乳機を製造して貰う。


 留守を蜘蛛に任せて乳牛と鶏確保に、北の何か青森の半島みたいな場所に向けて、空を飛び向かったが………スピード出して空を飛ぶのは、何か気持ちが良いが下は見たくない………


 巨大な尾根を迂回し北に向かう、何キロスピードが出てるかは分からないが、まあ車ではないし何かルールとか無いしと内心で言いながら進んだ。



 女神クリス「次は何が食べれるかしら」


 この女神相当な食いしん坊である、次回に続く…………

色々な作品年末年始マラソン書き、明日で最終日………どの作品が最後かは未定ですね。

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