3-4 異世界人移住者
都市が完成し異世界に繋がる事も確認し、本格始動する他の異世界の移住者受け入れ、適当な場所に空間を繋ぎ下次元のCaféCATHOUSEで繋げた、惑星から移住者待ちをする。
「…………移住者受け付けて書いて有ったけど、此処は何処だろ? 私が知らない建物だね」
私はアリシア、アリシア・エーゲルー十八歳だよ、大学進学せずに居たらお父さんに見合いをされそうに成り、街から少し出て空を飛ぶ不思議な鯨を追ってたら隣街に居たんだ、基本お父さんは優しいけど仕事上厳しく立ち振る舞ってる、まあ公務員だし仕事は忙しく無いけど、何か疲れてるみたいなんだよね……… お母さんはおっとりしてるけど、たまに怖い顔をするから一番家で怒らせてはいけない、たまに私とお父さんは叱られるけど…………
私には活発で口やかましい真面目な妹と、母を庇い馬車に引かれた弟が居た、もう数年前の話だけどたまにお母さんが夜泣いてる姿は辛い、そしてお母さんが引かれそうに成ったのは、今は真面目に成った妹のエレンが車道に飛び出した事だ。 しかも馬車の業者もうたた寝してた為、今はもうその業者は死んで居ないけど、家族は誰しもあの日から傷を抱えて生きてる、もしあの日に戻れるならと思わずには居られない。
そんな事を考えながら隣街に入り、そして迷った………迷った末にこの目に入った建物と張り紙を見たら、何故か不思議と一歩を踏み出してた………私はこの日、運命を変えた………私はあの日の運命の歯車を動かして見せる。 と意気込んだけと中に入れば、清潔感溢れる建物に花瓶には綺麗な知らない花や、受け付けは無かったけど案内板に沿い、目的の場所に辿り着き私は木の扉をノックした。
「どうぞ………」
男の人の声がしたが、私は意を決して中に入った………そこには私の知らない、色々な物が在り私は心ときめいた。
誰か来たらしい、扉が開く音の後にゆっくりと足音がする、音の軽さ的に女性か子供かも知れない、身内が居ない子供なら寺子屋で勉強させよう、ある程度の学力なら通訳スキルをタブレット経由で付与魔法を使い、移住出来そうならして貰いたい。 新しい都市は犯罪者や汚職の政治家や公務員以外の、犯罪歴や犯罪未来歴の無い人々を向かい入れる。 此は治安を維持するために必要だからだ、あとは色々な種族が集まってる為面倒な経歴は、勘弁して欲しいが在る………擦り付けられた経歴なら受け入れるが、審査や移住後の監査は厳しくさせて貰う。
そして扉の前で足音が消え、ノックの音が木霊する………
「どうぞ………」
「こんにちは………」
入って来たのはうら若き美女で、美しい癖ウェーブの赤い髪に小柄で華奢な体型に、碧眼の瞳は美しく何か惹き付ける魅力を感じた、白い制服は学校かえりだろうか?
「そこにお座り下さい」
「……………ハイ」
緊張を始めた少女に、飲み物を聞いてから出して移住に関する話をした、まあ一番は現地を見て貰う事だ………少女………アリシアさんが、紅茶を飲み終わってから案内を始めた。
「此に乗って案内をしますね」
「…………乗っても大丈夫ですか?」
「大丈夫ですよ」
ノンステップバスに乗車し、都市の一部を紹介しアリシアさんは、色々質問をして来たので答えられる範囲を答えた。
「凄いですね…………私の街とは違うよ」
ルートを一週しアリシアさんは、両親を連れてまた来ると言ってたので、二回まで此処に来れるパスを渡してアリシアさんは帰って行った。
私が建物から出たら地元に出た、そして振り向けばそこに建物は無かったんだ、でもパスは手に在るし私は今日の事を両親に話す、最初は信じて無かったけど明日一緒に来てと言ったら、両親は顔を見合わせてから頷いた………翌朝、私は家族全員でパスを使い扉が現れたので向かった、両親は唖然としてたけどね。
翌日の早朝複数の足音がし、扉をノックし入って来たのは昨日のアリシアさんと、赤毛の父親らしい男性と薄紫の髪をした女性に、赤い髪のアリシアさんに似た女の子に、背後に少年らしき影が見える。
「五名様ですね」
「「「「?」」」」
咳払いをし仕切り直す。
「四名と一体ですね………どうぞお座り下さい」
「………何かヤバくないお姉ちゃん」
「昨日はそんな事………一体?」
何か思う事が有るのか、アリシアさんは考え込み私はアリシアさんに話した内容を、再びその家族に話す………生き返らせたい人物が居れば可能とも、そう言うと顔以外黒い影の少年は父親を見てた、その意思は私には分からないが。
「私達にも見せて貰えないだろうか?」
「構いませんよ………」
一家を案内しバスに乗って昨日とは違うルートの、自動操縦バスで二時間の案内をした。
「新しい人生をスタートさせるには、良いかもな………エリーゼ」
「…………そうねアナタ、それにまたあの子に会えるなら」
「私もトーマスお兄ちゃんに会いたい、会って謝りたいの…………私を助けてくれてありがとうて、お母さんとお兄ちゃんに言いたいから」
「………私此処に居るけど、エレン」
「そこでツッコミ入れないでよお母さん………」
一応キープて事で、エーベリックさんが仕事を退職後に移住するらしい、荷物は持ち運び楽なこのアイテム、特殊コンテナトランクを貸して必要な荷物は、ボタンを押せば自動で回収すると教えて次回から移住する一家。 その後二人の音楽家が移住したが、始まりの街ブランデーに住むことに成ったが他にも、疲れた顔をし精気の無い瞳で来た老人を面接した、経営破綻したカフェの経営者がらしいが今の人生前は地球に居たらしい、そして色々話を聞いてから採用した一番は喫茶店経営経験、この大陸にはまだ喫茶店とかバーが無いので採用した理由、息子さん一家を置いて一人で来たが結局翌年、その息子一家も追う様に移住して来た。
ブランデーは緩やかに活気に満ち、夜は酒と音楽のカフェバーが繁盛を始めた、借金は半年で完済出来るのに何故かこの老人は破綻したのだろうか?
時間は戻り三月の中旬、団体客が来たが命辛々飛び込みで来たらしい、話によれば何ヵ所かの村や集落が巨大な魔物に滅ぼされ、国ももう長く無いと思ってたら建物が現れたので、すがる思いで入って来たらしい。
「この特殊コンテナトランクを貸すので、荷物や必要な物や財産も入りますが、生き物は他のトランクを貸しますので慌てずに、扉を開けたまま行動して下さい」
特殊コンテナトランクを一家族に一個貸し、扉には閉まらない様に物を置き近くの村や集落も便乗し、結構な避難民を移住させた。 牛や鶏に山羊や羊が増えたが一応検疫して、病気等の対処をした。 海に憧れの在る人は港都市の東撫子に移住し、新しい家を建築をした………此方は従来型のインフラだ。 麦畑はまだ未開発なので暫くは、気候に慣れて貰うのと換金したお金は使えるのは再利用し、足りない分は借金だがそこは仕事が始まるまで、出来そうな職業を聞いて店をしたい人には、アリスとミリアムさんを講師にしてレクチャーした、何か二人が何か言いたげな視線を感じたが。
南の港付近の畑開拓を拡張、一集落が移住したそして駅を中心にゴブリンと、蜘蛛と冒険者達等が力を合わせたが、結局私とフラウレムさんにゴブリンズが出動、家作りは魔法分身体隊員とフラウレムさんとゴブリンズに任せ、畑拡張は私がやりついでに種も撒き広大な農業畑が南に出現、みかん畑や檸檬畑やコーヒーやカカオも増やし、育て方のレクチャーや収穫はゴブリン達に任せた。
「了解ですボス!」
「…………もう疲れたから、後は任せた」
「ボスがもう反応しない!!」
その後数人のゴブリンが、フラウレムさんに血祭りにあげられたのは私は知らない、こうしてみかんの輸出も出来る様に成ったが、一部の果物は輸出はしない………オレンジやらパイナップルやら、新しく暑い気候で作る葡萄等。 コーヒー豆の収穫管理は新しい街の長、最初に駆け込んで来た村長だったルデルトさんに任せた、コーヒーを焙煎する工場も建て輸出は考えて無いが、大陸内で消費されるだろうから問題はない。 一部女性にはカカオをココアパウダーへの、工場仕事を頼んだ勿論オートメーションなので、カカオの選別と虫食い選別等まあダメな物も他で使うが、それは秘密である。
エーベリックさん一家が来たのは、春の畑仕事が落ち着いた四月中旬で新しい都市の、市長になって貰った。
「え!?…………市長てなんですか?」
「統治者…………」
「息子を生き返らせてくれたし、まあ直ぐに私以外に成りますよね?」
だが誰もエーベリックさんに、『うん』とは言わなかった……そして元集落代表や、元村長が集まりルール作りを始めたが全てエーベリックさんに投げる。
「せっかくのんびり出来ると、思ったのにな………」
「給料が前の倍だから良いじゃあない、それにアリシアも春が来たみたいだし」
「まあ、相手は気付いて無いが………私は応援しないぞ、娘の恋愛は娘が成し遂げれば良い………」
「まあ、家から出て行っちゃったしね、エレンとトーマスの勉強どうしょうかしら?」
数週間後………他の次元の前の街の住人が、移住して来てその心配は無くなったが、元上司の行方不明にエーベリックは心を痛めたが後に、自分が知らない話により知った人間だが自分達が、移住するまで関わってた人達ではないと知るのに、雅士が報告するまで知らないのだった。 そして他国の移住が多く成り、エーベリックは雅士に話を聞きに行き暫く後に、違う次元の避難移住と知る、その情報提供したのはクリスではなく、超次元体のクラウス創造神である。
クリス「何か嫌みを感じるわよ作者」
久々の登場だが終了です。
クリス「待ってよ、もう少し出しなさいよ!」
新しい都市近くに巨大な麦畑を開拓、機械の使い方を教えるエルビー博士ではなく、鷲羽博士が住民に運転技能や使い方をしっかり叩き込む、新しい技術新しい畜産新しい機械を使った農業、都市機能は上がり始め近くで葡萄園も開拓し、新しく糖度が高いリンゴ農園と酒用のリンゴ農園も、新たにオーナーと言う名の責任者が誕生し、新しい近未来都市は色々なトライアンドエラーを続けながら、進化をして行く。
そして巨大都市現状第一都市、桜花は桜が四季咲きに咲き誇り花の名所にも成ったが、服は蜘蛛の孫が進化により寒い地域でも活動出来る、服製作職人成らぬ服製作蜘蛛工房が現れたので、綿花やモンスター蚕を飼い産業が更にアップして行く。
「お父さん、この地に来て良かったよね」
「ルナリア、新しい生活は楽しいかい?」
王都がモンスターに破壊され、命辛々逃げて来たとある村の親子、その一家の一人っ子ルナリアは父親に笑顔で言う。
「うん、家族全員で生きてるから幸せだよ」
「お父さん、早く仕事に行きなさいよね………ルナリアは勉強に学校に行きなさいよ、無料なんだから」
「村の友達も新しい友達も、一杯居るからね学校は楽しいよ」
「お父さんは男の悪い虫の友達だけは、絶体許さんぞ!」
「お父さん、早く仕事に行きなさい!」
「…………はい………」
とある家族は新しい生活を謳歌する、夏は過ごし易くモンスターの心配は境界線を越えなければ安心、一部移住の冒険者が狩に行ったりする程度だ。
南港の近くに新しい街が出来る、此方は波発電と製鉄所の熱による火力発電と、雷の蓄電によるハイブリッドエネルギーによる、インフラが成立し街の名前はスフィーダ(挑戦)らしいが、何に挑戦するのだろうか? 新しく何かコーヒーの農園作りたいとか、更に挑戦したい農作物はないかと何か挑戦よりアツ苦しい、仕方ないので新しく異世界のコーヒーの木を出した、此でクリスさんから貰ったコーヒーの木は全て出し終わった。 湾近くの標高が高い山に、茶畑も増やし災害危険感知のセンサーも設置し、更にジュエルビーストの発掘をし資源確保して行く。
蝉が鳴き去年より気温が上がった夏、ジャガイモ収穫の準備に新しくジャガイモ畑に、麦やライ麦に大麦を収穫しライ麦は酒作りと、一部ライ麦パンが食べたい人向けに作った。 他にも牛達が食べる用等の用途にも使うが、家に住人が増えたし食料も開拓が拡大し余裕を作ってるが、まだ住める土地はまだまだ余ってる………主に西の港だ。 つい最近隠居したベレスターさんが住んでるだけ、まあ住んでると言っても保々ブランデーに住んでるが、ブランデーもまだまだ住居の空きが在り、つい最近異世界のコックが移住し店を始めたが、近くに肉屋が出来たりハムにウインナーの加工肉店、ワインの酒造は売り上げが悪く泣き付いて来た、なのでルードさんの傘下に入って貰い、協力してワイン作りと設備機密は門外不出にして貰った、更に真莉愛女神様の力を使いクリスさんの空間より、更に時間加速の蔵を完成させて輸出したいのは、此方で熟成させる。
アリシアさんにも果樹園を手伝って貰ってる、人もブランデーに増えたしゴブリンも小さな町の人口に成り、神の木のエルフ集落は複数に増えてるが、此は大和神国と言う異世界の国のハイエルフとエルフと、他の世界から来たハイエルフとエルフ達の移住エルフの集落である。 そして今、真莉愛女神様の始まりの木を北の港近くに植え、神の木の二本目と三本目はドラゴン一家に任せた、まああっちの夫婦はやる気満々だ………クリスさんがドン引きしてたが。
夏の収穫時期到来、蜘蛛が張り切りジャガイモをカゴに入れて行く、張り合うゴブリンズにフラウレムさん達は引いて居た、アリスはアリシアさん達を連れ蜂蜜を手に入れに行く、一応貿易品には成らないが貴重な蜂蜜である。 蜂蜜を貰う代わりに果樹園以外に甘い蜂蜜が採れる、花木を植えてるし要望が在れば新しい巣を作る材料も提供する、たまに果実の催促も在るがその分蜂蜜も貰ってる。
そして田んぼは広く青く広がり、風通し等もちゃんと考慮しつつ更に拡張予定、元高貴な出でも移住者を使う………北の地の温泉と火山在る地域では、私の魔法分身体が街を作り異世界の江戸時代ぽい人達の、新しい街を作ってるが女性比率が多いのと、力仕事には向かないの以外は案外何とか順応性を出してる、モンスター蚕産業を計画中だがチーズや米作りも検討中、他にも大きな玉の北海真珠の養殖や、ホタテ貝の養殖もゆっくり進行中。
漁業は男性達に任せ、食紅の生産に一部木炭の工房や焼き物工房が産業として、動き始めたがそれを取り仕切るのは雪と言う元姫、妹の桜元姫は文字が通用する為ミリアムさんと清龍国との、交渉外務職員として働いて貰ってる。 あの桜て子は本当に十四歳なのだろうか? 胆力は、大人さえひれ伏せる実力を持ちミリアムさんが出番少ないと嘆く。
新しく吉田屋さんとも貿易を始め、味噌と醤油にみりんや調味料酒の輸入、此方は向こうが不足してるトマトやきゅうりや一部米や小麦に焼酎を輸出、秋には煮物用の大根を輸出予定だ……まあ、おでんが向こうにも在るのでブリ大根とかに使うのだろう。
そしてブランデーより離れた地にスタンドや、コースを作って行く………主にターフしか使わないが、大都市桜花にももうコースは出来てるし皆興味津々だが、まだまだお披露目にはまだ早いし異世界から、専用トレーナーや専門職の移住が一番の収穫だ、異世界のサラブレッドの牧場が開設され、馬は居ないが技術の有る人は此方のサラブレッドを、競走馬にトレーニングを開始して貰ってる、南と北でも牧場を開設され代表者と馬主だけ知ってるが、来年には娯楽とギャンブルとして登場予定。
施設の管理システムは、ナナさんが主任として施設の維持にコースの管理維持等を、任せたがやり過ぎないか心配は有る。 そして秋新しい住人が来た、国の代表に敗れ命の危機感を感じ家臣と、慕う民達と移住してきたが………水戸ではない光國さんが移住して来た、私は裏方の方が楽なのでこの光國さんに国を納めて貰うラベル。
「我……尾張光國此から宜しく家臣一同、宜しく頼む…………雅士殿」
「此方こそ宜しくお願いします、先ずはこの大陸を数年掛けて覚えて下さい、光國さんの様な人材を待ち望んでました」
「雅士殿………頭を下げないで下され、我等の方が頭を下げる立場………この大陸は貴方が作り上げた産物、我は沢山の者に認めて貰う為にも全力を尽くします………神の代理者雅士殿」
神の代理者には成った覚えは無いので、丁重に修正させて貰った。 先ずは首都予定の湯原湖を案内した、湯原湖と街に命名された場所の、真ん中辺りは温泉施設が固まってるが、全体は未開発で湖の対岸は全く未開発の地である。 まだ山に名前も無いし城は光國さんと話し合いながら、どんな機能を持ちどんな意思を表現するかを話し合い作る予定。
「雅士殿の奥方はどなたですかな?」
「?」
奥方? はて、結婚してるとは全く言ってないし、この頃忙しくってアリスともそんなに会ってない、この頃は雪さんにアリシアさんに桜ちゃん位だな。
「………アレ? 奥方は沢山居るのかなと?」
「独身ですよ光國さん」
「「「「「……………」」」」」
何かお応接間の外に緊張感が増したのだが………
「……………雅士殿は罪作りみたいですな」
「どうですかねぇ~」
本当に罪作りなのかね? まあ、アリスはアレ以降全く思い出してくれないし、この頃回りの視線が痛いのだが。
「女性の想いを受け止めるのも、男の甲斐性ですぞ」
だが光國さんの隣で、目が笑って無い人が居る……光國さんの奥方のみつさんだ。
「貴方の場合は、色々女に手を出し過ぎよ光國」
「…………痛い事を言うで無いみつ………」
この日以降私はアリスからプロポーズされ、フラウレムさんミリアムさんにエルナーさん、エナさんにミーナ姫にナナリーさんにナナさん、そしてアリシアさんに雪さんにプロポーズされ、何故こう成った?
「まー君に私はファーストキスあげたんだから、結婚してくれるよね?」
やっと思い出したアリスだが、思い出したのはセカンドキスだった…………そう来たかアリス、畑仕事が終わるまで待って貰い秋の収穫と、今年も秋祭りを開催した。 今年は四日間行い新しい都市を巡る者、海産物に舌鼓する者にまたあの王一族が来たり、清龍国から次期将軍が挨拶に来たり次期この大陸の王の、光國さんの顔見せを行った。 新酒の米酒をお披露目し、呑めや唄えやと桜花の都市の桜の木下で無礼講で、夜中でも桜の花弁を酒に浮かべゆっくり酔いしれる。
翌日元気だったのは、酒蔵一同と光國さんと私だけだ……こうして秋祭りは、一日から四日に伸びたのだったがコンちゃんの境内には、油揚げではなく清酒が奉納されたとさ。
「僕は、油揚げが欲しいんだよぉ~」
「良いではないか小僧」
「三毛さんは呑兵衛だから言えるんだよ!」
こうして秋祭りは終わりを迎えた………続く。
アリシア「此処で私は、ヒロインに成りました」
クリス「させないわ!」




