3-3 清龍国との貿易と新たな年と
畑の収穫も全て終わり、冬の準備や南に移動や冬前の建物のメンテナンス、輸入してる酢や商品日用品をアリスやミリアムさんが、分担し売りに出して更にお金を製造しながら、現在の住人の住みやすさを向上させる、エルビー博士製作冷暖房が遂に販売価格は女神金貨にして二枚、約二十万円だがクリス金貨で払ったが何で、真莉愛女神様達より下かと文句を言われたが………放置。
そして時間が出来たので、クロ達を連れ清龍国に向け三日の旅に出た、以外に速度は出てどや顔のナナさんとエルビー博士、更にスピードを上げ三日の旅は一日半の旅に成ったが、途中海王モンスターを倒し食糧が増えた、ナナさんの魔法三連装砲が弾かれたり、エルビー博士の魔技術魚雷を弾く巨大な角をした白い魚体の、巨大な鯨の様なイルカの様なモンスターには、流石のクリスさん武器でも苦戦したが脳天を狙い、何回か撃ったら何とか倒せた………クリスさんの、万能自在武器のビームライフルでも苦戦するモンスターが居るとは、そしてエルビー博士とナナさんにやる気の炎が、メラメラと立ち上ったのは言うまでもない。
貿易タンカー初号機はエルビー博士の、人工衛星撮影の候補の一つの港に向け沖合いにゆっくりと進行し、まあ騒ぎには成ったが日本と同じ言葉だった為、普通にスキルを使わずに話が出来た、そして越後屋と言う貿易商と貿易を行う事に成った、そしてお試しとして出した麦焼酎は高評価だった、一応殿様にも二瓶献上した………後で難癖付けられたく無いし、店主の市右衛門さんにも焼酎は渡してある、一応海図とエルビー博士作のモンスター避けを渡した、一応タンカーにも装置は在るが途中モンスターを倒して、どんなモンスターが居るかを調査も必要で、ついでに食料調達にも成るし帰りも狩るつもりだ。
一応職業職で応募し、一週間の滞在中に引退したが新しい地で杜氏をしたい、大ベテラン杜氏と新たな酒蔵を探してた杜氏数名、災害で味噌造りを諦めた一家や同じく醤油造りを諦めた一家、他にも漁師や海苔の職人や工芸職人も移住者が居て、一応面接して少し血の気が在るが採用した……… 他にも町医者だったり薬学医だったり、助産師や産婦人科医や新婚移住者に、親が居ない子供を引き取ったりその子供の勉強を見る、引退した寺子屋の教師等の人材を大量に得た。 彼等には開通した列車で一部は湖近くに、一部は始まりの街ブランデーにすんで貰う、東南の端港では漁師達に住んで貰うが一応、少し準備はして有るが家は基本現代日本風で、平屋建てと二階建の数軒が在るがそれよりも、船が問題である。
現状船大工は大陸に居ない、だが漁師の中に船大工も出来る人材のおかげで、何とか成る事に成ったがこの後色々引っ越しが起こる、ブランデー郊外に新しく大型のレンガのブランデー工場を建てた、それと共に湖の近くに味噌蔵と醤油蔵を移築し職人に任せ、新しく酒蔵を造り雪が舞う中沢山の人間により更なる発展が起きる、始まりの米と麹を杜氏に渡しこの大陸最初の米酒造の開始、現代日本と異世界酒蔵のコラボの技術が交差し、酒造りは雪が更に強く降る日も関係無く順調に続いた。
「まさか、他の大陸で上質な米と麹で酒が作れるとはな」
「そうですね、オヤジさん…………出来が楽しみですよ、水も酒造りに良いし温泉も素晴らしいですし」
「魚も美味いしな、まあ使いなれない金と色々な人種に馴れが必要だな………まあ、メシは美味いからな緑茶も美味いが梅干しが無いな」
「漬物もないですよオヤジさん……」
雅士は酒を以外の事は聞かなかった事にした、そして移住者の歓迎会をしブランデーでは病院が開業した、まあエルビー博士の医療機械により風邪とかしか来ないが、産婦人科医はブランデーと新たな街予定の、東南端の港街は名前が投票され近くに群生する、ナデシコから取り東撫子と名付けられた、温泉の在る湖も湯原湖と命名されたが他には、温泉の都やワインやユズやフロやカリンが、何投票かされてたりする。
そして雪が積もりスキーを何人かに教え、冬のレジャーを楽しむがアリスは雪に埋まり、クリスさんは雪だるまに成ってるわ、フラウレムさんは翼を使いスキージャンプしてるが、良く服が背中から破けないなと感心する………
数十年ぶりのスキー場感ある場所のスキーは、中々楽しいがリリナーさんよ私に後ろから抱き付くのやめて、私は男だよ色々我慢してるので勘弁して下さい、耳に息掛けないでぇ~
そして昼休み後ナナリーさんは、ミリアムさん達に雪に埋められてたので、可哀想だから掘って出してだるまにしてクリスさんの隣に並べた、だって正面から抱き付こうとしてたから避けたら、ミリアムさん達に見付かりナナリーさんは雪だるまにされた、何かオレンジ色の雪だるまがうるさい。
「助けてよ、雅士ぃ~」
「私も助けてよマサシさん~」
越後屋さんとの貿易は順調、清龍国は江戸時代の日本と変わらない技術で、だが防衛力は基本高いまあ………龍が居る国だし。 そして清龍酒は濁り酒や清酒も有り一部は越後屋さんが、ミリアムさん経由でベルナード商会に売られる事に成り、ベルナード商会は更なる酒の販売をする事に成った、移住者のお金を換金をしたが、貿易に必要なお金は焼酎や野菜や米の輸出でお金を得て、何とか貿易に必要な金額水準まで上げた、来年度は田んぼの新しい開拓が必要みたいだ。
年末は忙しく成り餅つき行事、藁の提供をし新たな住民達はお正月飾りをする、そして年の暮れ何時もよりも騒がしい食事会をしたが、何でセイルーンの前王のロベルトさんが居るのかな?
「「お爺様」」
ミリアムさんとミーナさんに問われる二人、私に何か目線を送ってたが見なかった事にした。
「「助けてくれんのか!」」
「「お爺様!」」
孫娘に叱られる二人だった、四柱の神は通常運転で蟹や海老を美味そうに食べ、ドラゴン夫婦も負けじと食べてるがクリスさんには、食事制限があるのである。
「私の食事制限外せば、雅士の妻に成ってあげる」
「ご遠慮しますよ、クリスさん」
「くっ!………」
その後クリスさんは三柱の神にドナドナされて行った、まあクリスさん以外は帰って来たけど、何処かの高次元体の方に預けて来たらしい。 蟹や海老は無料で欲しい世帯や人に配った、一応秋刀魚も余った物を無料で渡してる。 そして年越しうどんとパスタを出して、年を越え新たな年の挨拶をし少し仮眠をし、翌朝の初日の出を希望者のみで見る。
今年はアリスにフラウレムさん、エルナーにミリアムさんにエナさんが二日酔いダウン、何故か嬉しそうに隣にはナナリーさんとミーナ姫が居る、何か策略の香りがするのだが何故だろうか? クーちゃんはコンちゃんと、夜遅くまでカルタをしてた為に起きれず寝てる、何故かクロ達も居ない………昨日は私が見てない場所で、何が起きてるのやら………
今回は焚き火をして、紅茶を淹れ牛乳を入れ砂糖はお好みで、日の出が登り東の港から美女と三人で過ごした、そして今年は真莉愛女神様達の力を一部使う事を計画し、思いを新たに動く決意をする。
「さて、そろそろ次に移るかな………次の段階に」
「「?」」
二人は私を見て不思議そうな顔をする、そして家に帰る前に湯原湖で、今年最初の温泉に入ったがやはり考えが同じ者も居る、正月から温泉で年始めの挨拶をする光景が広がる、ドワーフ達も温泉に入りながら酒を飲み杜氏達は、ウイスキーや持ち込みの酒を飲みながら温泉を満喫、そして新年挨拶をし終わり今年の酒の会議をしながら、ワインを使った新しい酒の挑戦も開始する。
隠れ家に更に食材や調味料を増やし、次のステップを開始するがそれと同時に新たな街を開拓する、実験北の都建設を開始したがそれは外見は、ヨーロッパの雰囲気の木組みの街に色々な物を混ぜ混む、先ずは現代日本と同じく下水道と水道に電気の完備、ジュエルビーストの宝石によるインフラ仕様の二種類を、街のインフラに採用しガスは一応使えるが基本、住む者が選択すれば良い。 此方は領主を置き試行錯誤して貰う、まあまだ誰も住めないが………分身体を限界まで出して、酒泉近くの泉の特殊効果や薬草に滋養強壮薬茸、炭酸ヒーリング泉等を合成調合した複合回復ドリンク、疲労回復栄養エナジーポーション………短くして、エナジーポーションを分身体と飲み干し元気一発で、フル回転で街を造り始めたが途中で分身体を、果樹の枝剪定に出したり色々な雑務を頼んだりしながら、完成した…………
八重咲きの桜の花をイメージした都市、外苑部は壁はないがモンスターが嫌がる特殊な街灯が並ぶ、ナナさん試作だが実験も兼ねてる都市だから問題ない、巨大雷蓄電施設も完備し通電をしエルビー博士とナナさんで、一応点検をして貰い問題なく稼働を数件確認が取れた、火災や地震対策の設備の点検は提案したエルビー博士が、規格内か確認して何ヵ所か作動を確認して貰った、規格内だったし問題はなかったらしいので次だ。
都市内の移動手段は、長崎や広島等を参考に明治か大正風の路面電車にし、屋根に空中の魔力をエネルギー変換する装置は失敗作に成り、エルビー博士が暴れたのは言うまでもない。
「なんで使えないのよ! ちくしょー!」
「まだまだねエルビーちゃん」
「くっ…………」
そして次はナナさんは、魔法宝石を内蔵式にしたらエルビーは。
「普通ね………」
「シンプルが一番よ、エルビーちゃん」
そして無人路線運行バスはノンステップバスで、中は広いが外見は小さく見える可愛いデザインのバス、バスのデザインはナナさんが担当し、自動操縦や危険探知に飛び出し感知等のセンサー類は、勿論エルビー博士がどや顔でやったがナナさんは鼻で笑ってたりする。
そしてクラウス神様から、新しい博士が送られて来たがそれはエルビー博士のライバル天敵だった。
「何であんたが来るのよ!」
「久しいわね、エルビーちゃん」
「…………面倒に成りそうな予感………」
ナナさんがポツリと呟き、そして新たな博士は挨拶をする。
「雅士さん始めまして、私はエルビーちゃんの元上司の鷲羽と申しますわ、此れから宜しくですわ」
「猫被りが…………」
「エルビーちゃん…………後で説教」
「イィヤァ~」
この鷲羽と言う女性は、見た目エルビー博士より若く見える、何か中学生位と言われても信じられる位の童顔、青紫色の長い髪に紫色の瞳身長はエルビー博士と余り変わらない、たまに悪戯顔をする以外………
鷲羽博士の提案により更に都市を拡張し、少し建物を移動したり図書館を増やしたり、学校もやや増やし官庁街を整備しセキュリティは鷲羽博士が、エルビー博士をヒイヒイ言わせながら作り、都市二つ位簡単に入りそうな都市が完成、後に更に巨大な首都が出来るがそれはまだ先の話し。 そして次のステップの為に移住者受け付けの、建物を建てて話を聞く為にゆったりとした空間に、各飲み物を揃えて一応実験を何回かしてから、異世界からの移住者計画を発動する。
さてどんな人達が来るのだろうか?
続くよマー君て、ちょっと私のマー君取らないでよ、アリシアちゃん。
鷲羽「新しい世界は面白いわね、魔改造してあげるわ」
エルビー「後で色々怒られるわよ」




