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のんびりややユルくない異世界開拓者   作者: 猫を愛でる会
第二章 貿易と出会い
22/45

2-10 そして年は暮れ行く

 落ち葉を集めアルミホイルで焼き芋をし、ミリアムさんの新しい商会と、エナさんが凹んでる十一月初旬は熱いサツマイモにダメージを受けた、初めてのお嬢様達と新入り達は火傷を魔法で回復する、現状芋焼酎を作る気はないしクーちゃんの秋から冬のおやつを、無駄に減らす事はしない…………三柱の女神が普通に食べてるが。


「まー君…………何で今年は、クリス様の知り合い結構来るのかな?」


 私に耳打ちしながら言うアリス、アリスの息が耳に当たりゾワゾワする、何か悪い顔をしてる三柱の女神達………耳に息は当てさせん。


「「「残念…………」」」


 残念じゃあねぇーよ!


「?」


 アリスは不思議そうに三柱の女神を見てた、クーちゃんは忙しくつい最近まともな緑茶に辿り着いた、緑茶を飲みながら可愛くハフハフとサツマイモも食べてる、愛らしいクーちゃんに癒される。


「私に癒されなさいよ!」


 クリスさんでは癒されない、沢山食べるしたまにトラブル起こすし………


「くっ!」

「「うんうん」」


 二柱の女神は頷きそして、味方は何故か居ないクリスさんだった、そしてクリスさんに輸入ワインをお土産に渡し帰って貰った、あの輸出した葡萄と同じ種類のワインらしい、冬のレジャーの為に山を一部切り開きコースを作り、雪が降る前にリフトの設置等をしたが標高1500mまで、今回のコースはそこでストップした………雪が本格化して来た為だ。 スキー板を何セットか作り電力を通し、コースアウトしない様に蜘蛛にコースロープを作って貰った、酒作りも輸出部門を立ち上げ、のんびりそうなミリアムさんの友達リリナーさんに任せ、ワイン輸出がゆっくり始動を開始した。


 発酵したが初代の中で出来の悪いワインは、ミリアムさんの提案で安い輸出ワインに選抜され、そうとは知らないミリアムさんの父エレクシスさんが、凄く嬉しそうに持って行った。


 本格的な冬前に食糧を狩る、海は北の港から出港しまたブルーを倒し、クラーケンを倒し秋刀魚が大量に網に掛かったが地球より、鮭の様に大きい秋刀魚…………切り身にして焼いて出した、この年から秋刀魚を最初に捕った日は秋刀魚祭りに成った、まあみんな祭りにして皆と集まり騒ぎたいだけだろう、あと美味いものが食べたいもあるな。


 試作醤油で焼いた秋刀魚の切り身は、何故か少年冒険者達の活力に成ったらしく、おかわりをした翌日の彼等の動きは前日より、身体のキレが良かったらしい。 ついでにアイテムボックスには北海蟹と深海北海蟹に、青龍海老と言う青い殻の大型伊勢海老を入れてる、蛍白エビは富山名物のエビを大きくした様なエビ、また鯨級の黒鮪皇帝を黒の電撃で脳天に攻撃し、避雷針の鉄槍は何本か役にたち解体ボックスバージョン3は、魔石すら綺麗に使い易く加工した。 地面で毒抜きしたシーサーペントを掘り出し、毒抜きが終わったシーサーペントをクリスさんに献上した、何故か勝ち誇ってるクリスさん、誰に勝ち誇ってるのだろうか?


「知らなくて良いわよ、雅士………ん~♪」


 ご満悦にシーサーペントの竜田揚げを食べ、シーサーペントのサラダはフラウレムさんの傑作、シーサーペントのシチューはアリスだが、クーちゃんが泣く程またアレをしてたが………変な調理をするなよアリス、鍋をオタマで混ぜるのにあの変な笑いは要らないだろうに。 翌日蟹鍋にボイルを出しマリア女神様達三柱と、他女性陣が目を血走らせ蟹料理を食べたが、なんでガルさんも混ざってるのかな?


「お父様邪魔!」


「酷いよ我が娘よ~」


 この日蟹で戦争が起きた、蟹の身を奪い合う不毛な戦いが………それは神だろうが関係無く、鍋の争奪戦は更にカオスだったがあの茸原因で無い事を願う、最高級の神茸て不思議な香りの茸………… この日未成年以外全員、酒を使い酔わせて事態を収集させたが三柱の神達は、食べ終わったら帰って行った無傷で、そしてクリスさんにそっくりな女性はやはり分身、クーちゃんが『お姉様と』呼んでたし何故か、アリス達が美少女クリスさんに出会って、警戒心を強めてたのが印象的だった、そしてそのクリスちゃんは私に甘えて来るクーちゃんと、そして三柱の神達が帰ってもいるクリスちゃん、何故か酔い潰れたアリス達………何時もよりペースが早かった様な。


 またアリスを部屋の布団に送ったら、またキスをされた………


「まー君…………好き…………もっとキス………」


 再びキスをするアリスだが、今回は濃厚な長いキスを食らわせたが、また寝落ちしてた…………アリス………またか。 だがもう一人やらかしが居た、エルナーだ………


「アリスの次で良いから、マー君………私をお嫁にして下さい……」


 艶やかな顔でキスをするエルナー、優しくキスを長くしたが様子がおかしい、揺すったらぐったりと客室で寝やがった………エルナーお前もかぁー!!


 私はこの日人生最大の心の声を叫んだ、他にハプニングは無く終わったが疲れが身体を支配した、翌日目覚めればクーちゃんが抱き付きそして……………


「何で私の部屋で寝てるアリス?」


「? 私? ………此処何処?」


 そして背中にも何かに抱き付かれてる、誰だ私の背後を奪ってるのは?


「もう少しぃ~寝かせて下さいぃ~」


 何か聞き覚え在るのだが?


「アレ? エルナーの声がしたよ?………まー君の声もす……zzz…………」


 アリスが寝ボケたまま言う、どうやらエルナーらしい………まあむにゃむにゃと、確かにらしき声が聞こえる………そして二人は何故いる?


 二人を叩き起こし聞いたら。


「トイレの後の記憶がない………まー君」


「私も………トイレかは分からないけど………」


 まあ美女二人に囲まれての朝は悪くないが、二人は口が臭くクーちゃんが涙目だ、クーちゃんの涙目に二人は精神ダメージを負い、歯を磨きに帰って行ったエルナー。 そして外で聞いてたらしき連中も歯を磨きに行った、だが彼女達は二日酔いにより動きが悪いのだった、クリスちゃんは普通に可愛くクーちゃんと三人で台所に行く、何か幸せなんだが………何故クリスさんにはこんな、女性の可愛らしさが無いのだろうか? まあ、食いしん坊の塊女神だし。


「本体が泣くので、本人には私の事はヒ・ミ・ツですよ」


超可愛いのですが! そして、アリス達は此れをみてクリスちゃんに敵意を向けるのだった、何故かは知らないが…………


 貿易タンカー初号機は完成し、少し勿体ないがブランデーで進水式をし無事東側の河口に浮かび、河口の広い場所にタンカー接岸の大型港を建設した、東南端の山脈切れ目の半島に五個目の港も建設する、河口以外にも大型タンカー接岸港と通常港を完備する、東南端は穏やかな暖かさで西の南港より過ごし易い、湿度が低いのかも知れないが南国植物が少ないが、草食動物や首長恐竜らしきのやライオンは居るが、弱った個体以外襲わないらしくのんびりした草原が広がる。


 大河の別れた少し小さい幅の大河の恵みで、草木は豊富なのがプラスに働いてるらしいが、遠くに銀色らしきドラゴンが飛んでるし、首長恐竜らしきのの天敵はドラゴンかも知れない、まあ最終的に私も天敵かも知れないが………


 三週間掛かり大型タンカーの東港が完成し、東西南北の港が一応完成したが本格的に完成は、東南端の港完成で本格的な完了に成る、南の港と東南端港中間に豊富な漁場を確保するのは、もう少し先の話だ。


 再び年末の準備をし、掃除をしブランデーに参加者だけ集まり、私特性カスタードコッペパンは評判が良かった、一部涙を流す一団以外………… 遂に完成した紅茶は好評で、茶葉は来年から売る事にした主にフラウレムさんが………


「え!?………私ですか?」


 忙しいからと断られたが、エルナーさんが昼から茶葉をブランデーの小さな店で、売る事に成った………成ってしまったのだった。


「私そんなに暇そうに見えるのですか?」


 誰も答えなかった、悲哀に満ちたエルナーの背中が寂しそうだ、だが暇な時はクリスちゃんが朝から売る事に成ったが、何故かそれなら私がするとアリスとミリアムさんが名乗り出た、結局最後はエルナー次第に成った。


 今年の年越しイベントは、暖かい蜂蜜入りのハニー紅茶に、ミルクティーや甘いハニートーストに、フランクフルトは野郎達が群がってたガルさんも何故か居た、ゴブ蔵とゴブ太はアリスとミリアムさんに追われてた、何をしたんだ奴等は…………クリスちゃんは、私の手伝いをしてたりすると何か寒い視線を感じる、何か殺意に近い何かを…………


 工事が終わり駅の新しい顔の、白い時計台は数週間前に打ち上げた人工衛星によって、正確な時刻を計り時計塔の液晶と時計に、誤差数秒で修正されながらカウントダウン一時間が始まった。 豚汁にうどんを無料配布だが個数限定、名店八幡屋磯○郎には届かなかったが、ゆず七味と七味を用意したが誰も使わなかった、まあ七味は知らないと使えないわな、クリスちゃんは使ってくれたが。


 ゆず七味を少し入れ、うどんを食べながら新年を迎えた……さて今年はどんな年に成るのかな?



 そして東大型港にて数人で初日の出を見る、アリスが右に立ちクーちゃんは肩車で良く見える場所、エルナーさんはじゃんけんに勝ち私の左で寄りそう、背後には何故かクリスちゃん、アリスがエルナーさんを睨んでたが、あの日の夜覚えてるよな…………この行動は、クリスちゃんの柔らかい感触が背中に………たまらん、クリスさんサイズのハズだが何故に違うのだろうか?


 帰った後にエルナーさんは、ミリアムさんとフラウレムさんに、この後ボコボコにされ掛けたらしい、女性はやっぱり怖い…………理由は私は知らんが、そして暫くクリスちゃんは現れなかった、クリスさんが何か新しい世界を創造したが何かをやらかした、その修正に姉妹達と缶詰めに成ったらしいと数年後に聞くのだった、その間にクリスさんは普通に来て出禁とか仕出かしてるのだが。



 数名にお年玉木箱を渡した、クーちゃんには蜘蛛に頼んで熊のぬいぐるみを、数名にはジュース詰め合わせだがエルナーさんはフルーツトマトだ、ゴブリンズはきゅうりで問題ない………奴等はカッパゴブリンだから。


 エルビー博士にはムーンティア鉱石500kgを、ナナさんには珈琲無料チケットと、カスタードコッペパンリクエストチケットを進呈した、あと私のプライベート炭酸温泉入浴許可券と。


「私だけ安くない?」


「気のせいだよナナさん」


「そうかな?」


 何とか切り抜け一週間の年明け休みを明け、東南端港を建設し一ヶ月掛かったが、東港から此方に向けて線路を作る予定。 南の港に抜けるトンネルは、魔法で岩盤をくり()いて水脈を湖に流れる様に、水路を作りながら前進し途中余計な来訪者により、工期は遅れたが三月前に貫通し微妙に真っ直ぐではないが、誤差の範囲で線路を着工し南港に向かう最短路線が、西の港経由しなくても良くなったのは、六月の梅雨に入る前だった。


 こうして春前に色々な工事が完了し、次は湖近くの列車ターミナルステーション付近の整備だ、此方は日本風に街を作り始める。 間欠泉や湖畔温泉を先に作り、木材を耐熱性耐震補強をしフオッサマグナ故に、地震対策をしながら基礎工事をし駅近くに巨大な、温泉施設の基礎工事と温泉掘り出しと柚子の木や、カリンを植え蜘蛛の代理でゴブリンズがチート水を霧散布し、途中種籾やらを育苗箱に撒き野菜種を撒き春の準備をした。 大豆の一部を水に浸し先ず南の大豆畑に天地返しと、饅頭スライム肥料を散布し畝を作りながら種を植え、ゴブリンが種を植えした穴を埋める。


 四月にはシャガイモの種を植え、去年撒いた麦が青く発芽し春の訪れを呼ぶ、春の畑を仕事をしながら果樹園の授粉はアリスとエルフ達に任せた。 そしてアリスを連れ神の木の下でデートをした、忙しい間にアリスの膝枕で癒されるがまだ恋人以下の関係、だが酔っぱらいとは言えアリスとキスをしてるし恋人と言えるかは、まだ何とも言えない関係のままだ、何時かは何時来るのだろうか? 神の木から舞散る薄ピンクの花びら、この日はクーちゃんは近くで昼寝をし私はアリスと、恋人の様な時間を過ごした………邪魔が入るまでは。


 そしてエルビーさんの活躍と、情報収集をし前に侵略して来た国の軍港とその施設に対し、エルビー博士が開発した弾道ミサイルを発射し、報復攻撃を敢行し夜中に着弾し火薬庫の爆破や、軍艦を何隻か燃やせれたらしいと報告を受けた、また来そうな気がしなくは無いが、出来ればもう来て欲しくはない、あとエルビー博士が悪い顔して「一発お城近くに落ちたみたい」と、悪びれる事無く言った………わざとだな、その数ヵ月後その国の国力は衰退したと話を聴いた、そしてまだ似た国が居るとの話しも聞いて、私とエルビー博士とナナさんは溜め息をしたのだった。


 色々有った四月の月末、五月前に暖かくなり田植えを前年より早く行い、五月はのんびりと計画を進めた。


 暇な時間を活用し、新しい温泉施設に近くにプライベート宿温泉を作り、東港に線路が繋がり六月前に宴会を開催する事にした、南の油田とガス油田は火力発電位出来る資源を確保、他にも石炭からコークスを手に入れて、製鉄所は使う時以外は、開店休業状態だが何故か製鉄所の鋼鉄を実験輸出をしたら好評だった、まあたまに稼働して利益を出そう……近くに巨大な鉄鉱石場所を、開拓し一部を輸出予定にするが大抵開発に消え行く。


 そしてこの日が来た………私は音頭を取る


「良し、皆宴会だ………まだ開拓中だが、更なる発展目指して乾杯だ」


 一同「乾杯!」


 乾杯後に飲み干し、温泉巡りに行く者に巨大ターミナルに停車してる列車を、興味津々に見る者や料理を食べる者やクリスさんがまた居たりや、何故かリベンジに新しいパンを売ってるが、いまいちだったり反応薄いがフランクフルトをトッピングしたら、売上が上がったりと宴会と言う名の祭りは騒がしく過ぎて行ったのだった。


 次回彼が登場と異世界から移住者登場。




 ???「彼って僕かな?」




 ミリアムの親友三人紹介


 ・エナ


 焼き菓子やパン作りが趣味のお嬢様、ミリアムの次に学業成績が良かったミリアム親友、大手の焼き菓子老舗の長女。 腰より長い赤茶髪の美少女。


 ・リリナー


 おっとり天然のお嬢様で、ミリアムのお茶仲間にして学園のクラスメイトにして、大の親友だがたまに何を考えてるか分からないらしい。 腰位の白に近い薄紫色のサラサラの髪に、のんびりした雰囲気を纏う。


 ・ミーナ (???) 本名エルミーナ


 謎多き金髪美少女、ミリアム達は素性を知らないが上級貴族だろうと思ってるが、当たりでありハズレであるがその素性は、国を揺るがす程の人物だが本人は今の関係が楽しいので、本名は隠しミーナと名乗ってる。 とある縁談から逃げて来たが、後にこの選択に人生が左右される事に成った。

XポストにてイメージAI絵を掲載してます、まあAIで生成した理想に近いキャラを出してます、まあヒロイン達のみですが…………

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