3話 ワンコと飼い主
国語力が回復しません〜!!( ᐪ꒳ᐪ )
( ゜∀ ゜)ハッ!元から無いんでした、、、、
どうか、暖かい目でお付き合い下さい、、、
なんやかんやあって、上崎と南野は何故か仲良く横並びになってバイト先に向かっていた。
うーん、地雷だろうかと聞きあぐねていたが、そろそろ本格的に気になり始めてきたな。
、、、、よし
自分を奮い立たせ
「あの、さ、南野君は、関西人なんだよね、?なんで隠してたの?」
恐る恐るという顔つきで上崎は南野と目を合し、そう質問する。
すると、南野は少し顔を顰めた後気まずそうに目を逸らした。
やはり地雷だったか。
しかし、聞いてしまったものはもう取り消せない。怒鳴られる覚悟やらなんやらをしながら彼が口を開くのを待つ。
しかし、予想に反しその声は弱々しく、かつ少し恥ずかしそうなものだった。
「や、あれやん、ちょっと恥ずいやん。」
恥ずかしい?
そういう事情はよく分からないが、関西弁をは使う人は多い。なんなら俺達のクラスにも数人関西弁で話す人がいたし、特段恥ずかしがる必要もない気がする。
まぁ、もちろんほかの方便も決して恥ずかしがる必要は無いのだが、クラスに自分1人になればそれだけでハードルも高いだろう。
「恥ずかしい、の?」
上崎は割と何も考えず、思ったことを何となくぼそ、とつぶやいた。
「あーーー、、、、実はな、入学当初な、いきなり澪、、あ、東 澪、よく俺といる金髪の奴な。あいつに話しかけられて。咄嗟に標準語で答えてもーたんよ。これでも3年くらい東京住みやから標準語も多少話せたのが悪かったんやろなぁ。ほんで、今更治すんも恥ずかしなってさ。特に不便しとらんからこのままでもええかなぁって思っとったんやけど、、、、」
そこで南野はちらりと俺を見てため息をついた。
「自分がえらい突拍子もないこと言いよるから動揺して関西弁出てしもたわ。」
そして、ほんま、誰がヤンキーや誰が、とぶちぶち文句を述べながら不満そうな顔つきで道端の石ころを蹴った。
文句が正論すぎて耳が痛い。
暫く南野の文句を適当に相槌を打ちながら聞き流し、記憶を辿り道を進んでいく。
「ほれ、着いた着いた。」
南野はそう言い残し慣れた様子で店に入っていった。
あ、やべ、色々ありすぎて挨拶飛んだ。
内心冷や汗をかきながら思考をフル回転している上崎を置いて、南野は裏にある更衣室に入る。
そこに居たのは、金髪にまばらなピアスをつけたタレ目の、いかにもプレイボーイというか、チャラそうな男。それと、髪は黒だがインナーカラーに白が入っている、切れ目の男。彼らは目も合わせずコンビニ制服に着替えながら雑談していた。
南野はそんな彼らに物怖じせず軽い足取りで駆け寄り
「あ、先輩、店長。新しいバイトの上崎君連れてきました〜。」
と喜々と告げた。その目は輝いており、ブンブンと振られた幻覚のしっぽまで見えそうな勢いである。
「お、偉いぞ〜。バイト初日そうそう道に迷って遅刻はさすがに可哀想だからね。」
そう言って、金髪の男はわしゃわしゃと彼の頭を撫でる。
その後ろで黒白髪の男は呆れたようにため息をついて
「お前、あいつを採用した時、無計画だ、やら興味で採用するな失礼だ、だの散々文句言ってたが、それにしては相当な甘々対応だな。」
と文句をひとつ。
未だに南野を撫で続けて楽しそうな彼は、その文句を聞いてもまだ撫でる手をとめず一言。
「店長と違って新人くんに罪は無いからね。」
その頃上崎は
「アルバイトで今日からここで働かせて頂く上崎と申します。これからよろしくお願いします。、、、よし、これで行こう!」
絶賛リハーサル中であった。
店長と先輩登場です〜!
南野君は当初クール系で行こうかと思ってたのにいつの間にかワンコになってました。