17.奇跡的な勘違いと新たな変化
夕食を食べ終えてすぐ、船室に行ってヘンリーにお願いをしてみた。「アレンと二人きりで話したいから、協力して欲しい」と言うと、快く頷いてくれる。良かった! 当のアレンは早々に、寝室へ引っ込んでしまったらしく、白と青の浮き輪がかけられた寝室のドアをコンコンと、ヘンリーが品良くノックをした。
「アレン? おーい、開けるぞー?」
「何だよ? 眠ってんのに……」
「寝てないじゃんか。メイベルちゃんが今来てて、お前と話がしたいってさ」
「えっ」
青と白のストライプパジャマを着たアレンが慌てて、ベッドの上で体を起こす。部屋の中は薄暗くて、ベッドに備付けられた、クラゲ型の青いランプがぼんやりと光っていた。家具はベッドが二つに、低めのテーブルと肘付きソファー。床に広がっている絨毯は青くて、色鮮やかな熱帯魚やクジラが大きく描かれている。それから天井には、優しい色合いの珊瑚のシャンデリアが吊り下がっていた。奥の海中が見える窓辺には、クラゲの触手みたいな、透明なビーズが連なったカーテンがかかっている。きっと、朝になると、朝日を通してきらきらと輝くんだろうな。
「あ~……ええっと」
「ごめんね? アレン……。その、こんな風に急に押しかけちゃって」
「いや、それは別にいいんだけどさ?」
「じゃ、俺、リビングに行ってるから~」
「あっ、うん。ありがとう、ヘンリー」
去り際に、ヘンリーが悪戯っぽく笑って「ハリーは足止めしておくから。安心して話すといいよ、メイベルちゃん!」と言ってきたので、笑顔で「うん、お願い!」と頼むと、何故か戸惑った顔をして去って行った。一体どうしてだろう? こてんと、白いレース襟付きワンピースと、リボンカチューシャを身に付けたメイベルが首を傾げていると、背後のアレンが戸惑って目を彷徨わせる。
「あ~……で? 話って?」
「あっ、うん。あの、今日の態度のことなんだけど」
いきなりぶっこんでくるなぁ、こいつ。焦りながらも言葉を待っていると、恥ずかしそうに、照れ臭そうにもじもじと両手の指を組み出す。どっと、首筋に汗を掻いてしまった。
「わっ、私がその、昨夜、キスしたからええっと、無視、無視してるんだよね……?」
「いや、無視はしてないだろ。無視は」
「ううん、してたよ? 三回ぐらい」
いつもは澄み渡ってきらきらと光り輝いている、メイベルの甘いメープルシロップのような瞳がすぅと仄暗くなっていた。こっわ! こいつ、キレるとこうなるタイプなのか……。
(まぁ、これはこれで可愛い。レアだな。三本の、指の立て方も可愛いなぁ……)
一瞬、カメラが頭を過ぎる。が、流石にここで出したら笑顔で「アレン?」と言って怒ってくることだろう。弟のアランもよく「お兄ちゃん?」と言って笑顔でブチキレてた。普段、不気味なぐらいにこにこと笑っている、いいやつほど怒らせると怖い。長引くしなぁ……。気まずくなってそっぽを向き、黒髪頭を掻く。
「あ~、そういやしてたかもな? ごめん」
「うん……それでその、今日は何もしてくれなかったし。ハリーと、ハリーと手を繋いで歩いてたし」
「そこか? 気になるところは。まぁ、あいつもあいつでうるさかったし。お前の言う通りもう、あくせく働かなくて良くなったんだ。まー、南国ではしゃぐぐらい、許されるんじゃねぇの?」
面倒臭くなって、適当な言葉を並べると、深刻そうな顔をして「そっか……そうだよね? 私、本当に心が狭くて」と言って落ち込みだした。死ぬほど訳が分からん。だが、そこがいい。流石は優しくて気遣いに溢れるメイベル。あの死ぬっほど頭がおかしい、奇行だらけのドマゾ変態社畜のことも「楽しい人だよね、ハリーは!」と言うだけある。楽しいのはあいつだけだろ、クソッタレが!!
「……ねぇ、その、アレン?」
「ん?」
「もう私が……いい年した大人だから、何も、何もしてくれないの……?」
えっ、可愛くないか? ただでさえ可愛いのに、さらに可愛さを更新して一体どうするんだ? メイベル。動揺したが、何とか無表情を保つ。
(そうかそうか……俺はあんまり色々とするのもなぁ、鬱陶しがられると思っていたんだが。そうか、メイベルは嬉しかったのか。あれ)
それともう一つ。昨夜のキス。俺は今の今までメイベルの父母のような、お兄さんのような気持ちで色々とやってきた。弟から毎晩のように、「いいか~? 姉さんはお前だけにじゃなくて、誰にでも優しいんだ。通りすがりの老婆にだって優しいんだよ!! いいか!? 分かったなら勘違いするなよ? 絶対にだぞ!?」と念押ししてくるから、まぁ、そうなんだろうなと思っていたのに唐突なキス。
しかも何も説明は無し。「おやすみなさいい、また明日!」と言って、笑いかけてきたメイベルの可愛さはダイナマイト級で、今でも思い出すと手が小刻みに震える。俺に、俺に一体どうしろと……!? あまりにも混乱して、まともにその顔が今日一日、見れなかった。
(というか俺は、告白待ちだったんだが……? 子供扱いされたくないって言ってたし、いつもと違う態度を取って、ちょっとその時を待っていたんだが!?)
だが、どんなに俺が不審な態度を取っても、メイベルは一向に何も言ってこない。普通、ここで「ちょっといい?」って話しかけてきて、グループから離れて、「好きです!」的な告白があるんじゃないのか? それともあれは、南国の夜が見せた幻なのか……? 俺はとうとう、弟の言う通り「好かれてもいないくせに、好かれていると勘違いして、付け上がるストーカー勘違い野郎」になってしまったのか? 一体どっちだ!?
そんなことをぐるぐると考え続けると、まともにメイベルの顔が見れなくなってしまった。その結果、あのクソ社畜に懐かれた訳だが。まぁ、こいつも頭のネジが数十本飛んで、その脳みそから優しさのミルクを垂れ流しているような善人系のド変態だから、アホみたいな顔をして「わ~、良かった! 仲良くなって!」と言ってくるかと思ったんだが、違ったみたいだな……。
反応が出来なくて固まっていると、メイベルがうつむいて「やっぱりそうなんだ……」と言い出す。おいおい、待て待て。ちょっと待て!! 別に、何やかんやと世話を焼かれるのが苦痛になってねぇのなら、こちとら大歓迎だよ!
「まっ、待て待て、メイベル!? お前がして欲しいと言うのなら何でもするし……あー、えーっと、別に俺は、これまで通りの関係で全然構わないんだが?」
「っごめんなさい、私、ちょっともう、限界が来ちゃったのかもしれない……!! ごめ、ごめんね? 泣くつもりはその、なかったんだけど」
「は!? なんで今ので!?」
目の前でメイベルがぼろぼろと、真珠のような大粒の涙を零して泣き始める。おいおい、おいおい! 俺が一体、何をしたって言うんだよ!? あれか!? そんなに今日、俺に避けられて悲しかったのか!? 慌ててベッドから飛び降りて、うつむいて泣いている、メイベルの下へ走って行く。
(死ね、俺っ! くそっ、こんなことなら避けなきゃ良かった……!!)
これまでメイベルは散々、男に悩まされてきた。らしい。弟談。中学生の頃からストーカーに悩まされ続け、成人してからも、どっかの店の店員に一目惚れをされて付き纏われたりだとか(まぁ、可愛いから雨が降るがごとく、仕方が無い話ではあるが! 一目惚れなんてのも!)、変な郵便物が入ってたりだとか、とにかくどっかのクソボケどもに散々悩まされ続けてきた。
そんなことを弟から聞いていたから、メイベルの錘にはなりたくなくて、必死に「いや、メイベルは優しいからな……誰にでもするからなぁ、こういうのもなぁ」と自分に言い聞かせて、邪な下心はきっちり封印してきた。が、昨夜のキス。それで全てがぶち壊された。
(もしも、メイベルが俺にそんな感情を抱いてるとしたら? もしも、それで泣いているんだとしたら……?)
押し潰し続けてきた期待は、膨れ上がってもう押さえようがない。取り返しがつかない状態だ。優しく優しく、零れ落ちてくるメイベルの涙を拭い取って、その尊い顔立ちを見つめる。ぐすぐすと鼻を鳴らしながら、懸命に目元を擦っていたメイベルがふとこちらを見上げ、「ごめ、ごめんなさい……」と言い出してきた。可愛い。
「わた、私からのキス、嫌だったでしょう? あれ、実は……」
「あっ、うん……」
「ノアに、ノアにそうしてみるといいんじゃないかって、アドバイスされてしただけで、特に深い意味は無かったの。ごめ、ごめんなさい……!!」
(あああああああっ、そっちのごめんなさいだよな!? ああああああっ!!)
やっぱり、俺の勘違いだったか……。どっと一気に全身から力が抜けて、気分が地の底までめりこむ。そうかそうか、やっぱり俺の勘違いだったか。そうか……。
(弟の言う通り、俺は気付かない内に、勘違い浮かれストーカー男になってしまっていたのか……くそ!! 俺だけは、俺だけは勘違いしないよう、そう神に毎晩誓っていたというのに!!)
泣くメイベルの両肩に手を添え、がっくりと落ち込む。俺は、俺は……。
「自分で自分のことが許せない……!! そうか、俺の勘違いだったか」
「えっ? 勘違い……?」
メイベルが透明な涙を拭いながら、こっちを見上げてくる。可愛い。ついふっくらとしたくちびるに目がいってしまって、ぎゅるんと首を横に向ける。やめろやめろ、平常心平常心! メイベルは別に、俺のこと好きでも何でもないんだからな!?
「あいつ……ノアめ、余計なこと言いやがって! ぶっ殺す!!」
「わーっ!? 待って、待って!? お願い、アレン! 私が悪かったの! ごめんなさい! その、いきなりキスしたりしてごめんなさいっ……」
パジャマの裾をぎゅっと引っ張って、メイベルが俺のことを引き止める。力の込め具合がめちゃくちゃ可愛くて、息が止まった。そうか、筋肉の使い方からしてこいつは可愛いのか……。しみじみと感動して振り返ってみると、メイベルがほっとしたように息を吐いて、笑って見上げてきた。が、どことなく顔が引き攣っているように見えるのは、俺の気のせいか?
「アレンにとって、私ってその、妹的な存在なんだね……? 迷惑だったでしょう? ごめんなさい」
「いや、別に。が、今後は気を付けるように! 誰の腐ったアドバイスも聞くなよ!? いいな!?」
「は、はい……腐ったアドバイス?」
「ああ。ふざけてるだろ? ノアのやつめ……」
あいつのせいで一気に、天国から地獄だ! 絶対絶対、どっかで嫌がらせをしてやるからな……!! 拳を固く握り締め、震えていると、メイベルが酷く怯えて「ごめんなさい」と言ってくる。
「いや、別にお前のせいなんかじゃないし……全てはあいつが、ノアが悪いんだからな……!!」
「で、でも、私がしなきゃ良かっただけの話なんだし、別にノアは悪くな、」
「いいや、悪い! でも、そうか。……今日、淋しかっただろ? 俺に避けられて」
改めて問いかけてみると、メイベルが何故か、顔を真っ赤にさせてうつむき(この時のメイベルが、石を削って彫刻を作りたいぐらい可愛かった)、もぞもぞと両手の指を触りだした。
「うん。その、淋しかったかな……すごく」
「……メイベル」
どうしてこうも、無自覚に俺の心を揺さぶってくるんだろう? 好きでも何でもないくせにそんな顔をするのかと、ふと、恨みにも似た感情が湧き上がってくる。俺が好きになっても仕方が無いだろう、お前のせいだ。お前の。そう思いかけて、ぞっとした。だめだだめだ、負担にだけはなりたくない。メイベルには、メイベルにはずっとずっと笑っていて欲しいんだ、俺は。
(大体、今まで男性不信にならなかったのが、奇跡的なことで……)
散々、悩んだはずだ。怖かっただろう。夜、庭の茂みが動いたと言って飛び上がるようなやつだ。もしかすると夜、外出出来ない時もあったかもしれない。
(ここで、男だらけのシェアハウスで俺が問題を起こしたら? ……メイベルに好かれてもいないくせに、しつこくアタックをしたら?)
きっと、メイベルは俺に幻滅する。失望する。いや、落ち込むかもしれない。「そんな人だったなんて」と言って、今までのように、気楽にシェアハウスでの生活が楽しめないかもしれない。ただでさえ、あの加齢臭パンおじさんやクソクソ社畜が余計なことをしているというのに。湧き上がってきた、情けない、じめっとした感情を心の奥へと押し込めて、もう一度、しょんぼりと落ち込んでいるメイベルに向かって、その名前を呼んだ。いつしか、特別な響きを伴うようになった名前。
「メイベル。……いいか? 俺はこれから、お前の母のような気持ちで世話をしてやるからな?」
「えっ? い、一体どうしてそうなっちゃったの……?」
「いや、お前の友達だと物足りないからな。俺が」
「ものたりない」
「そうだ。……淋しい思いをさせて悪かった、今日一日。俺は、俺は心を入れ替えて、生まれ変わった気分でお前の母になると、そう約束しよう」
「へっ? なんで……? どうしてなの?」
困惑するメイベルの肩をがしっと掴んで、とうとうと「いいか? これからは何でもこの、アレンお母さんに相談するんだぞ!? 抱え込むなよ? いいな!?」と言い聞かせると、目を白黒させて「は、はい。分かりました、アレンお母さん!」と言ってきた。よし! これで大丈夫だ。キスされた時の記憶もあの動揺も、すっかり消え去ったぜ……!!
(達成感が半端ないな、よしっ!)
メイベルは俺のことなんか好きじゃない、一ミリも好きじゃない……。弟に会って、過去のストーカー男がどうなったかの恐怖話を、もう一度だけ聞いて正気を取り戻そう。そう! メイベルは俺のことが好きじゃない。全て、全て邪悪なあいつらの行動によって行われていると、事実を確認し続けて生きていかねば……。
「じゃないと、今回みたいに勘違いして死ぬからなぁ、俺の心が……」
「へっ? 一体何の話? 勘違い……?」
「ああ、いいんだ。メイベル。お前は何も知らないで、純粋なままで」
(えーっと、よく分からないんだけど……?)
頭がくらくらしてきちゃった。ええっと、つまりは……?
「アレンは私のお母さんになって、ハリーと付き合ったりはしないってこと……?」
「おい。ぞっとするようなこと言うなよ、怖いな!?」
「あっ、うん。私、ハリーに勝てたのかな……?」
「競ってたのか? 一体どうしてだ」
「アレンを……取られちゃうから?」
あと、すごく自慢げに色々と言ってきたから。流石にかちんときちゃった。反省。私ってば心が狭い。アレンが人気者なのは、別に、今になって始まった話じゃないんだし……。がっくりと落ち込んでいると、アレンがふっと笑って、頭をぽんぽんと撫でてくれた。
「まぁ、俺も……いずれ、彼女でも作った方がいいんだろうなぁ」
「えっ!? 作るの!? 出来るの!?」
「よーし、普段ならキレるところだがデコピンだけで許してやろう。そらよっと!」
「あいたっ!? って、ううん、別に痛くなかったかも……?」
「そりゃあな? 手加減するよ、俺はお前の優しい母だからな!」
おでこを押さえて見上げてみると、優しい苦笑を浮かべていた。そっか。誰かがこんな風に、アレンの笑顔を独り占めにしちゃうんだ。
(嫌だ、それは。私の傍にいて欲しいのに……)
傍にいて欲しい。それはずっとずっと、ライ叔父さんに向けていた言葉で、誰にも向けたことが無かった。ぞわりと鳥肌が立つ。今まで気付かない内に育って、芽吹いていた感情が花開き、ようやくその感情の名前を知る。
(そっか。……私、アレンのことが好きなんだ)
多分、ずっとずっと前から。それこそ、風邪を引いた時に思わず、逃げ出したくなっちゃうぐらいの、真っ直ぐな眼差しで射抜かれた時から。
「じゃあ、まぁ、とりあえず……もう帰って寝ろ、俺も寝るからさ?」
「あっ、うん。おやすみなさい……」
「いや、ここで母なら部屋まで送ってやるべきだよな!? なっ!?」
「あっ、うん。あとね?」
「おう。どうした?」
アレンは私のこと、妹だと思っているかもしれない。だから、好かれているかもしれないと勘違いして、怖くなっちゃったんじゃないのかな……? 私のこと、女性としては見れないから。だからきっと、元の関係に戻りたくて今日一日、私のことをずっとずっと避けていたんだ。────でも、ごめん。アレン。私、その母性と優しさを利用しちゃう!
「お母さんなら、私と手を繋いで部屋に帰るべきだと思うの」
「そっ、それもそうか……!! 気付かなかった、ごめん!」
「ううん、いいの。でも、今度からは気をつけてね? 私以外の人とは手を繋がないでね? あと、特にハリーとは」
「俺がハリーと手を繋いでたこと、そんなに嫌だったのか……?」
私が差し出した手を、何も知らないアレンがぎゅっと握り締めてくれる。口元が緩んだ。
(ふふふふっ、好きな人と手を繋いじゃった! 幸せ!)
初めて出来た、ライ叔父さん以外の好きな人。ウィルに相談しちゃおうかな? どうしようかな? 手を繋いだままうきうきと部屋を出て、「あっ! 出てきた! 出てきたぞ!?」と騒ぎ出すハリー達に笑顔で手を振ってから、廊下へと出る。
「……ねぇ、海中ホールに行かない? それとも眠い?」
「いや、やることないから寝ようと思ってただけで。お前が行きたいのなら、別にいいぞ? 連れてってやるぞ?」
「やった! ありがとう、アレン! 大好きっ!」
「おわっ!? ……メイベル」
でも、大丈夫! まだ失恋したって決まった訳じゃないから。一つ屋根の下に住んでいるんだし、これからいくらでもチャンスがあるはず! ぎゅうっと、幸せな気持ちで抱き締めていると、アレンが戸惑って「そうか、そんなに淋しい思いをさせてたのか……」と見当違いなことを呟き出す。い、一歩からだから。小さな一歩からだから!! 恋は。
「……あのね? アレン」
「ん? どうした?」
「お母さんなら、アレンも私のこと、その、抱き締め返すべきだと思うの……!!」
「ああ、それもそうだな! 察しが悪くてごめん、メイベル。ほい」
アレンが優しく、ぎゅっと抱き締めてくれて口元に笑みが浮かんだ。そう、彼は今、私のことを大事な娘だと思っているから。
(ある、ある程度はこうやってくれるはずっ……頑張って、頑張って振り向いて貰おうっと!)




