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優しい彼女と変人だらけのシェアハウス  作者: 桐城シロウ
第三章 春を楽しみ、夏に思いを馳せ
68/134

14.どのタイミングでキスすればいいんだろう?

 




 ノアがベッドの上に広げてくれたのは、赤と白のチェック柄のフリルビキニに、白いレースとフリルが付いたビスチェタイプのもの。それに青い天然石が嵌め込まれている、足の指に付ける指輪やチェーン付きのブレスレット、さくらんぼの形をしたイヤリングに、ジューシーな黄色いパイナップルのイヤリング。広げられたそれを見て、メイベルが目を輝かせる。



「わーっ! いっぱいあるーっ! えっ? いいの? こんなに!? 重たくなかった? あっ、ノアはどういうのにするの?」

「俺? 俺は黒のビキニ一択」

「絶対似合う~! ますます綺麗になっちゃうね、ノア……えっ? じゃあ、このどれかから選んでもいいの? いっぱいあるけど」



 驚いて見上げてみると、ノアがふっとおかしそうに微笑んで、私の頭をぽんぽんと撫でてくれた。それまであった孤高の美女感が薄れて、一気に柔らかい雰囲気となる。



「もちろん。これはマリエルさんが選んだやつだし」

「マリエルさんが!?」

「そう。がっかりしてたでしょ、メイベルちゃん。水着選びってさ? 選んでる時が一番楽しいから。お気に入りを見つけた瞬間よりもね」

「たっ、確かに……!! みんなでわいわい選ぶのが一番楽しいよね? そっ、それなのにアレンがっ」

「っぶふ、そうそう。だからここから選んで、メイベルちゃん。五着ぐらいあるから」

「五着も!? わぁ、また出てきた!」

「出してないやつ、まだあった」



 引き続き、ノアが出してくれたのはウサギちゃんと苺柄。それに貝殻と古い帆船が絡み合ったワンピース水着に、檸檬と白い花々のビスチェタイプの水着。どれもこれも美しくて、目に映るプリント柄は例えようも無く、色鮮やかで口元が緩んでしまう。つるりとした、冷たい手触りの水着を持ち上げて、ホテルの部屋の鏡を覗き込んで、ああでもない、こうでもないと言って悩んでたんだけど、その間中、ノアはずっと、嫌な顔一つせずに付き合ってくれた。



「わ~……これも綺麗! 可愛い! でも、どうしよう? それにしても、ノア? これだけの量、よく入ったね?」

「魔術仕掛けのバッグ。持ってたから、それで」

「へ~、可愛いね。それ」

「ん、お気に入りの一つ~」



 本革の持ち手が付いた、小さなボストンバッグを揺らして、ノアが満足そうに微笑む。あっ、ああ、でも、もう、みんなをかなり待たせちゃっているから早く決めないと……。それに私も早く、ホテルのプライベートビーチで泳ぎたいし! くるくると、白いシーリングファンが回っている、珊瑚色とグリーンを基調にした部屋で、メイベルが「うーん」と低く唸る。



「じゃっ、じゃあ! これにしますっ……マリエルさんにあとでお礼を言っておかなくちゃ」

「へえ、それにするの? 意外。俺はてっきり、檸檬柄か帆船柄を選ぶのかと」

「えっ、あっ、ん、んん……その、アレンが好きそうだから? これ」



 せっかく水着を着るのなら、「可愛い」ってそう褒めて貰いたい。アレンは私がどんな格好をしていても、「今日も可愛いな! メイベルは」って言ってくれるんだけど。恥ずかしくなってしまって、水着を持ったままうつむいていると、隣のノアが低く笑い出す。



「もーっ、ノア!? わっ、笑わないでよ~……!! お願いだから」

「ごめんごめん、ついね? でも、メイベルちゃんも分かってるなぁ。あいつ、好きだよね? こういう馬鹿馬鹿しいの」

「ばっ、馬鹿馬鹿しいの……」



 どうだろう? 大丈夫かな? 水着に着替えて、白と青のイルカ柄の浮き輪を手に持ち、ホテルのプライベートビーチへと向かう。このホテルはちょっとお高めで、海が見える広々としたプールとテラス、それになんと、屋上には温泉まで付いていた。


 じゃくっと、熱い砂を踏みしめると緊張感が増す。どくどくと心臓が鳴り響いていた。頭に被った麦わら帽子には、白いオーガンジー素材のリボンが付いていて、海の方から吹いてくる潮風に揺れ動いている。選んだ水着はささやかな谷間をくっきりと浮かび上がらせている、ピンクベージュのフリルが付いたもの。脇は少しだけ開いていて、細いリボンが交差しており、その間から白い肌が覗き見える。下はひらひらと、動きに合わせて揺れ動くパレオで、ほんのりと淡いピンク色に染まったそれは、メイベルのほっそりとした白い脚を際立たせていた。



「の、ノア~……だっ、大丈夫かなぁ?」

「大丈夫大丈夫。そのさくらんぼのイヤリングもよく似合ってるよ、可愛いよ」

「うっ、う~……あっ、いた。みんなー!」



 波打ち際で遊んでいた。フレデリックは黒いボディスーツを着て、サーフボードを小脇に抱えつつ、必死に砂のお城を作っているハリーとヘンリーを笑って見守っている。当のアレンは腕を組んで、それをぼーっと眺めていた。



「おーい、来たよー。お待たせ」

「みっ、みんなー! お待たせっ! ご、ごめんね? 遅くなっちゃって」

「わぁ、すごい! メイベルちゃんがエロかわな水着を着てるっ!」

「ハリー? そこは普通に可愛いでいいんじゃないか……?」

「ごめんなさい、風紀委員長のヘンリーさん」

「……なった覚えは無いんだけどなぁ、そんなものに」



 一旦砂のお城を作る手を止め、困惑した顔のヘンリーと不思議そうな顔のハリーが見つめ合う。その横で、フレデリックがにこやかに笑って片手を上げた。当のアレンは青い瞳を見開いたまま、硬直している。



「待ってたよ~。うんうん、可愛いなぁ。ノアがセクシー系で、メイベルちゃんが可愛い系でバランスも取れてるし!」

「……」

「そ、そんなに嫌そうな顔をするなよ、ノア……」

「の、ノア……」



 ノアがふうと溜め息を吐いて、私の背中をとんと押す。照り付けてくる太陽はすごく眩しくて、気になるアレンの顔がよく見えない。海の香りがした、すごく。



「ほら、行っておいで。アレン? いつまでそこでぼーっと突っ立ってんの?」

「あ、ああ……なぁ、ノア? 黒の、黒のラッシュガードは……?」

「捨てた」

「捨ててないけどね!? えっ、ええっと、その、ごめんなさい。アレン……。私、せっかくだからオシャレしてみたくて」



 青ざめていたアレンがすうと、両目を閉じて、もう一度その青い瞳を開く。嫌な予感がぞくりとした。アレンがゆっくり片手を上げて、水着の形を変えようと、魔力をふわりと立ち昇らせ────……。思わず、飛びついて、その片手をぎゅっと握り締める。それまで被っていた麦わら帽子と、手に持っていた浮き輪が、熱い砂浜へと落ちていった。



「だっ、だめ!! あのっ、私、せっかくアレンに褒めて欲しくて、この水着を着てきたのに!?」

「えっ」

「頑張れ、メイベルちゃん! 頑張れ、メイベルちゃん!」

「ヘンリー、小声でもそれは邪魔になるって……」

「あれかぁ? とうとう、メイベルちゃんとアレンはそんな関係になるのか?」

「俺はもうお利口さんのハリーだから、俺はもうお利口さんのハリーだから、大丈夫大丈夫……!! 幸せそうなゲロ甘イチャカップルを見ても大丈夫、燃やしたりなんかしない! どうせ、百年後にはみんな死ぬんだからな!!」

「お前らうるせぇな、いちいち!? 全員、どっかに散れっ!」



 苦笑するヘンリーが「やっぱり無理かもしれない、やっぱり無理かもしれなあああいっ!!」と騒ぎ出すハリーをずるずると引き摺って、フレデリックと呆れた顔をするノアと共に、遠くの方へと去って行った。呆気に取られつつ、手を振ってその姿を見送る。何か、何か思ってたのと違った……。



「あの、アレン?」

「よし。それじゃあ、邪魔者も去ったことだし、お前の水着の形を変えて、」

「わっ、わぁっ!? ちょっと待って、アレン!? 顔が怖いよ!?」



 がしっと私の両肩を掴んできた。アレンが思い詰めた顔で、ふるふると小刻みに震え始める。顔が、顔が真っ青だ……。



「それはそうだろ? 動揺するしかないだろ!? こんなの、こんなの……!! いいか? メイベル!? 近年ではこのミッシェル島で人身売買が横行しているらしく、見目の良い子供や女性が誘拐されたりして、」

「でっ、でも、この離島は治安が良いからっ……」

「分からないだろ!? そんなの! いいか!? 俺だってお前にずっと張り付いていられる訳じゃないんだから、そんな可愛い水着を着てきたらだめだろ!? お前が誘拐されてしまう!!」



 かっ、かなり思ってた反応と違った……。どうしよう? でも、すごく褒めて貰えて嬉しいなぁ。



「あっ、あの、それってその、私が誘拐されるほど可愛いってこと?」

「あ? 当たり前だろ? よく似合ってるな、可愛いな」

「……もっと、ちゃんと褒めてくれなきゃやだ」

「えっ!?」



 あのメイベルが我がままを言っている、とでも言いたげな顔で固まってしまった。でも、ここで勇気を出してちゃんと言わないと。くちびるをきゅっと引き結んで見上げていると、アレンが青い瞳をうろうろと彷徨わせ、「あー、うー」と言い出した。



「……その水着、誰が選んだんだ? どうせ、ノアが俺の目を掻い潜って荷物に忍び込ませたんだろ?」

「えっと、マリエルさんだって。私、似合ってない? この水着」

「いや、すごく似合ってるよ。心配になるほどにな……はぁ~あ」

「そんな、げっそりとした顔で溜め息を吐かなくても……」



 おそるおそる見上げてみると、アレンがもう一度深い溜め息を吐いて、足元の麦わら帽子を拾い上げ、私の頭にぼすんと被せてくれた。



「わっ!? あの……?」

「可愛い。すごく可愛いから……あ~、このビーチで一番可愛いと思う」

「アレンって、もしかして褒めるのが苦手なの?」

「は? 別に苦手じゃねぇし、これぐらい全然余裕だし!!」

(そこで、負けず嫌いが出てきちゃうんだ……?)



 はたはたと、爽やかな潮風が吹いて「こちらへとおいでよ」と、冷たい海辺へと誘ってくる。頭上には目に痛いくらいの、鮮やかな青空が広がっていた。微笑んで、麦わら帽子のつばを両手で押さえていると、アレンが少しだけ気取って、「こほん」と咳払いをする。



「その色味も、お前の肌とよく合っていていいと思う。そう、今のお前はさながら、プライベートビーチに降り立った可愛らしい女神のようで、」

「まっ、待って待って!? 思ってたのと違ったんだけど!?」

「あ? お前が褒めろって言うから褒めたんだろうが」

「なっ、何かちょっと思ってたのと違った~……!! はず、恥ずかしいからもういいよ? ありがとう」

「ああ。じゃあ、お前が可愛くて心配で、夜も眠れなくなってくるから、それ、黒のラッシュガードに変えてもいいか?」

「あのね? アレン……。褒めてくれるのは嬉しいんだけど、だからって変えていいわけじゃ、」

「だめか? お前が可愛くて心配なんだ」



 がしっと、また私の両肩を強く掴んできた。その真剣な青い瞳には「今すぐ水着を変えたい、今すぐ水着を変えたい!!」といった文字列が浮かんでる。ええっと、距離も近いし、アレンも動揺してるんだけど、どうしてかちっともドキドキしないなぁ……。



(私、やっぱりアレンのこと、そう好きじゃないのかも……?)

「おい、聞いてるか? メイベル。お前は人魚姫みたいで可愛いから、」

「まっ、待って待って!? そんなに変えたいの!?」

「ああ、心配だからな……」



 私の肩を握り締めたまま、真剣な顔でこくりと頷く。うっ、嬉しい! そっか、私がそんなに可愛いからか……。ふふふふ。口元がついつい緩んでしまう。



「じゃ、じゃあ、変えてもいいよ!」

「本当か!? 流石は善人女子のメイベル! 素直だな!」

「えっと、あの、私は別にいい人なんかじゃ、」

「変えるか! 海で遊ぶか!!」

「あっ、うん。遊ぼっか……」



 アレンも沢山褒めてくれたし、さっきノアが「これだけ可愛かったら、アレンも動揺するんじゃないかな?」って言ってたけど、すごく動揺していたし! きっとこれで大丈夫なはず。うん。黒のラッシュガード姿になって、アレンと手を繋いで、波打ち際へと行く。すると、すぐに冷たい海水が足首を襲ってきた。爽やかで気持ちが良い。でも、繋いだ手の温度がやけに気になってしまって、緊張してきた……。ばくばくとまた、心臓の鼓動が速くなってゆく。その時ぎゅっと、アレンが私の手を握り締めてきた。



「いいか? メイベル。海には毒蛇もクラゲもいるからな? あまり深いところには行かないように。あと、俺の傍から絶対に離れないようにな!?」

(アレンだけ、何か違う緊張感を持ってるなぁ……)

「聞いているか? おい、大丈夫か!? 熱中症か?」

「うっ、ううん、大丈夫だよ~。遊ぼっか!」

「ああ。浮き輪もちゃんと持ってきたんだな。えらい、えらい」

「……」



 ざぶざぶと、海に入って浮き輪を手に持つ。するとすかさず、アレンが「溺れないように、浮き輪に魔術をかけておくから」と言って魔術をかけたあと、青ざめた顔でぼすんと浮き輪を被せてきた。大人しく浮き輪を付けて海に浮かんでいると、アレンが額の汗を拭い、「よし! これで一安心だな!」と呟く。



「わ~、海だ~! たのっ、楽しいね、アレン……」

「だな。あいつらといると、目玉を潰し合ったりするしかないからなぁ。楽しい、楽しい」

「めっ、目玉を潰し合ったり……?」

「ハリーもヘンリーも、俺の顔に海水をぶっかけてくるんだよ。目に入ると痛いって言ってんのに、あいつら、俺の手を掻い潜って、目玉に海水を擦り付けようとしてきやがって!! クソが!」

「おっ、落ち着いて……? アレン、お疲れさま」

「ああ。お前の荷物ばっかり、気を取られてゴーグルを忘れちゃってさ……俺」

「そ、そっか。ありがとう。私が忘れ物しないか、きちんとチェックしてくれて」



 アレンが浮き輪の紐を掴んで、前をちゃぷちゃぷと泳ぎながら「んー」と言ってくれる。微笑んで麦わら帽子を被り直し、お腹や、足を撫でてゆく海水に意識を研ぎ澄ませ、胸いっぱいに潮の香りを深く吸い込む。目の前には風に吹かれ、さざめいているエメラルドグリーンの海原が広がっていた。遠く遠く、見上げてみると、カモメが「クゥ、クゥ」と鳴いて、青い空を飛び交っている。



「わ~……焼けちゃうけど、こうしているだけでも楽しいなぁ。こう、ほら? 日常からの喧騒から離れて、綺麗な海でのんびりと、」

「さては、あいつらがストレスになっているんだな? そうなんだな!?」

「ちっ、違う違う、違うから……そうじゃなくて、のんびりゆったり出来ていいねってこと! わ、分かる?」

「分かる。まぁ、他にもしたいことがあれば何でも言えよ」

「あっ、うん。ありがとう……」



 そこでふと、弟と一緒に父の背中にしがみついて、海で泳いでいた時のことを思い出す。どっ、どうかな~……頼んじゃだめかな?



「あの、アレン? 背中にしがみついて、泳いでみたいなぁって」

「あ? いいぞ、別に。さっき、ハリーにもしてやったしなぁ」

「そ、そっか。ハリーにも……」



 何だろう? もやぁっとする。アレンがこちらに向き直って、「麦わら帽子、邪魔だな。俺らの荷物のところに送っておくから、これ」と言い、魔術でふわりと消してくれた。それをぼんやり眺めていると、「よっと!」と呟いて、私から浮き輪を剥がす。



「はい。じゃあ、背中。ほい」

「あっ、うん。お願いします……?」

「浮き輪、持っててくれ。いや、俺が持って泳げばいいか」

「邪魔なら持つけど? 私」

「いや、溺れないようにしっかり掴まってろよ。俺の肩に」

「あの、アレン? ここ、足つくんだけど……?」

「よし! もう少し浅瀬の方まで行くか!」

「アレンの中で私は、本当に小さい子なんだね……?」



 アレンが無視をして、浮き輪を掴んだまま、すいすいと器用に泳ぎ始める。頬にぱちゃんと海水が当たった。でも、ここで「わっ」とか言うと、アレンがすぐに振り向いて「大丈夫か!? メイベル!」って言い出しちゃうから、黙っておく。海水に濡れた素肌も、思ったよりも近い距離も、珍しく周りに観光客はいなくて、海で二人きりなのも。



(うーん? ここまで揃ってるのに、ちっともドキドキしないなぁ……何でだろ?)



 私にはやっぱり、ライ叔父さんへの気持ちが強く残っているから? 虚しく考えて、そっと後ろからアレンのことを抱き締めて、一緒に泳いでみる。するとアレンが「ごめんな、メイベル? 今、探知魔術を使って、辺りに危険な生物がいないかどうか探っているから、ちょっと話しかけないでくれよ?」と言ってきた。思わず笑みを浮かべつつ、頭上に広がった青空を見上げる。その時ふと、昨夜のノアの言葉が脳裏に蘇ってきた。



『じゃあさ? いっそのこともう、キスでもしちゃえば?』



 心臓がどくんと跳ね上がる。キス、キスってそれは。意外と逞しいアレンの両肩に手を回して、しがみついているのに気が付いて慌てる。速くなった心臓の鼓動が肌を通じて、伝わってしまうような気がして。



(こっ、ここで? どこ、一体どこで!? ノアに、ノアに聞いておけば良かった……!!)



 だっ、だめだ。あとで合流してから聞いてみよう、そうしよう。難易度が高い……。しゅんと落ち込んでいると、アレンが「よし! これで大丈夫だな!」と安心し切った声で呟いて、こちらを振り返る。



「メイベル? 悪かったな、待たせて。もう大丈夫だからな?」

「うっ、ううん。大丈夫……ありがとう、アレン。その、私、もう浮き輪に戻りたいかな!」

「おう。ほい」




次の更新は6月8日です。

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