仕事(現代童話)
すいません。投稿手順間違えました。
再度投稿しました。
一生懸命に働いた。
氷河期時代に行くとこが無くて、親の伝手で見つけた会社だったからだ。
だから、どんなブラックな仕事でも耐えた。
一番大変な時は現場の簡易住居でずっと寝起きして、朝の午前六時から次の日の午前一時まで働いた。
それを三か月以上休みなしで働いたこともある。
お陰で、随分といろんな資格を持った。
でも、身体は壊れて来てた。
公団とかの評価は最高だったのに、会社の評価は悪いままだった。
疲労から心臓が変な感じになって来て、流石に不安になった。
それで、十年以上働いた会社を辞めてよそに移ろうと転職した。
公団とかの評価が最高だったのと、いろんな技術を収めたお陰で、あっさりと考えもしない超一流ホワイト企業に転職できた。
「信じられない」
「そんな馬鹿な会社があるわけ無い」
新しい会社の人は週一の休みすら無い時のある、朝から晩までのブラック企業の存在を信じようとしなかった。
何度説明しても笑って嘘としか思ってくれない。
元々、酷く温めの会社のせいか、タイムカードの前に皆が椅子で座って、時間になるのを待っている。
しかも、その環境で彼らは仕事がキツイと愚痴るのだ。
彼にとっては信じられない会社だった。
会社自体は実は不動産の収入が多くて、仕事で儲けなくても大丈夫と言う信じられない会社だった。
それでも、超一流企業なんで社会の彼に対する評価はあがった。
名刺を見せると古い友人は感嘆した。
本当の超一流企業だからだ。
そうして、いろんな技能を持つ彼は社長からも覚えが良かった。
「やっと、俺は自分の仕事を見つけた」
彼は喜んだ。
やっと、人生がうまくいったと。
でも、ある日、会社の主みたいな人に目をつけられた。
何でも、何人も部下を辞めさせているのに首にならない偉いさんで、彼なら俺の後を継げると狙ったらしい。
人事も動かせるようで、その主の人の部下にいきなりなった。
飲みニケーションとか言って、たびたび酒の席のセッティングをさせられた。
仕事には関係ない事ばかり仕事外でやらされた。
前任者はあまりの仕事外の仕事の多すぎとそのせいで休みが激減してで組合を通して対応して貰おうとしたら、その主の上司が組合の元幹部だったらしくて、その手紙は最初に主の上司の元に行き、結果的にさらにいびられ会社を辞めたそうな。
それ以外にも次々と部下は心が壊れて、皆が辞めていっているのを後で知った。
「俺の仕事って何だったんだろう」
皆にホワイトな会社は、そういう最悪な社員に対しても優しい会社だったのだ。
だから主のような上司は沢山部下が辞めて、自殺者も出たのにそのままの地位に居た。
誰も助けてくれない。
彼の心は結局壊れてしまった。
もう治らない。
信じがたい事に、このパターンは一流企業に良くあります。
あの会社でこんな事がみたいな話です。
会社が大きいので少々人が辞めても気にしない。
ホワイトで一流企業で優秀な学歴であまり社会経験無いのか、無能でも無いのに無能だと思ったら平気で部下を潰す上司が育つみたいです。
ホワイトなんで、変な上司にも降格がなかなか無くて、人事も揉めるの嫌がって、全然手を出しません。
これ以外にも十六人も部下が辞めたり、三人鬱で二人自殺とか言うのもありました。
全部別の会社です。
苦労して勉強して良い大学を出て、頑張って社会人になって、潰す社会もどうかと。