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3、城を出る

みんながそれぞれステータスを確認するのが終わったのを王様が確認した後にそれぞれのステータスを見せてくれと言われた。

そしてそれぞれステータスを見せに騎士団長(イケメン)の前に並んで一番最初に柊が見せた。

すると周りがざわざわとしている。

聞き耳立てると「なんと!?」やら「レベル1でこれ程とは…」とか色々言っている。

そのあとにもみんながステータスを見せていくたびに周りがざわつくそしてついに俺の番になった。


「ふむお前が最後か。」

「はい。」

「では見せてもらおう。」

「な!?」


騎士団長が驚くのを見ると周りがまたざわついた。


「称号に勇者がないだと?!

だがステータスは勇者達とたいして変わらないだと…!?」

「あのぉー勇者の称号がないとどうなるんでしょうか?」


すると王様が教えてくれた。


「ふむそうだなお主は勇者じゃないとはそうすると一般人の扱いになる。しかし心配するでないステータスは勇者達とたいして変わらないからにはお主には選択肢が2つある。1つ目はここの城下町ですむことだ。2つ目は冒険者として生きていくかだ。城下町で住むならば召喚してしまった詫び多少の援助をするぞ。冒険者になるならば金を渡そうそこからはお主の自由だどちらを選ぶ?」


そう言われた俺は考えた。

せっかく異世界に訪れたならば選択肢は1つしかないな。


「俺は冒険者としてこの世界を見ていきたいと思います。」

「なっ!お前正気か?!」


柊がなんか言ってきた周りも口々に正気かどうかを聞いてくる。


「俺は正気だぞ。」

「うむ分かった。お主には金を渡そうそこから冒険者として生きるならば我々も生死の保証は出来ぬぞ。」

「分かっています。」

「良い覚悟だ。」


そう言って金とある程度の装備を貰ったクラスの奴らは口々になんか言っているが無視して王様に礼を言う。


「ありがとうございます王様。では俺はこれで。」

「うむ良い旅を。」


そして兵士に門の前まで連れて行ってもらった。

お礼を言ったら冒険者ギルドに行く道を教えて貰った通りに行く。

すると大きな建物が見えた。

剣と杖が交差しているのが冒険者ギルドの看板だと教えて貰った。

そしてドアを開けて中に入ると予想とは違いなかなか綺麗だった。

俺が入った途端周りの目がこっち向いたがすぐに元に戻った。

俺は内心テンプレ来ないかなと思っていた。

ギルド内を多少観察したら受付に向かった人が並んでないおっさんの受付に向かう。


「すいません冒険者登録しに来たんですけど。」

「おう分かったぜちなみになんで俺の所に来たんだ?」

「いやただ人が居なかったからですよ。」

「ハッハッハ!そうかそうか!

それで冒険者登録だなこの紙に書いてある通りに書いてくれ。

代筆が必要か?」

「いえ大丈夫ですよ。」

「そうかそうか!」


紙を見て名前や出身地、職業、スキルとかを書くところがある。


「ちなみにこれスキルは全て書かなくちゃいけないんですか?」

「いんや名前と職業が必須で出身地は別にいい。スキルは全部じゃなくていいぞ。名前と職業を変えても良いが職業は変えないことをオススメするぞ。パーティー組むのに嘘の職業だったら誘われないからな!」

「分かった。」


すらすらと紙の必須な所を書いてスキルは鎌術と短剣術、雷魔法を書いた。

ちなみに名前はヒシキを抜いてゼロだ。



「書けたぞ。」

「よし確認するぞ。………よし完了だ冒険者カード発行するぞ。このカードに血を一滴垂らせば登録完了だ。」


冒険者カードと一緒にナイフを渡されたからナイフで指を切り冒険者カードに血を一滴垂らした。

すると少し光ったあと直ぐに消えた。


「よし!これで完了だ!ちなみに冒険者に関しての説明聞くか?」

「そうだなランクとカードの便利な機能とギルドのマナー的なやつを頼む。」

「分かった。まずランクだが下から順にEが白でDが緑、Cが赤、Bが青

、Aが銅、Sが銀、SSで金、SSSでプラチナ、EXで黒だな。

ちなみにEXランクは今現在誰もいないSSSランクでも3人しかいない。次に冒険者カードの便利機能だが倒した魔物の記録とランクの表示あとはランクに応じて冒険者ギルドが経営している宿泊施設が無料に、なったり買い物で割引きしてくれたりと色々あるな。ギルドのマナーだが冒険者同士のいざこざは基本的には関与しない。破壊した物は弁償だな。あとは無闇に人を傷つけたりしていると冒険者カードの剥奪があるからな。あとは細かいのもあるが聞くか?」

「いや良いありがとな。」

「良いってことよ。あ、クエストは自分のランクより上のはひとつ上のしか受けられないからな。」

「分かった。」


▽▼▽▼▽▼


その頃騎士団長と魔法師団長の2人は冒険者として出て行った1人ゼロについて話していた。


「ねぇあの出て行った子確かゼロ君だっけ?あの子はヤバいわね。」

「あぁそうだなステータスは見たが偽装されているなまぁ確証はないが、だがアイツとは敵対してはいけないと俺の危機察知が教えてくれた。」

「そうね私の魔力探知では魔力の底が全く見えなかったわ。しかも鎌術がレベル8がもうデタラメね。」

「そうだな王にもアイツには敵対するなと進言しとかなければなそして暗殺等はしないし監視もしないで欲しいがアイツ…ゼロにはすぐにバレるだろうしバレて敵対されたらたまったもんじゃないしな。勝てる未来が全く見えない。」

「えぇ王様に進言しましょう。まぁ監視なんてしないだろうけどね王様は頭も良いしね。」

「そうだな王は間違えを犯さないだろうが一応な。」


そして2人は王に進言しに行くのだった。

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