序章 彼は平凡な高校生のはずだった
厨二病再発しないよな...
その少年は考えていた...
ここはどこなのだろうか? と
しばらく悩んでから答えが出たのか顔を上げ第一声を発する
『こォォォこォォォォはァァァァドォォォォォコォォォダァァァァァァァァァァァ!!!!』
たっぷり10秒ほど叫び ふたたび落ち着きを取り戻す...
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
彼は水瀬遥斗
平凡きわまりない高校生である 一時期 自らのことを|闇を齎す者≪ダーク・ブリンガー≫と呼び
暗殺拳だの 世界の真理だの叫んでいた...
そう!! 俗に言う厨二病である!!
しかしその名前も一ヶ月前に捨て今は普通の高校生である!
今彼に残っているのは
とてつもない黒歴史と 謎の脚力と 厨二病のころに使って
自分の腕の骨をバッキバッキにへし折ることとなったあの暗殺拳だけである
この暗殺拳はどんな理屈かは分からないが中国由来の拳法にその他諸々ミックスした結果
完成した技らしくうまく使えればそこそこの破壊力をたたき出すらしい...が!反動が大きすぎて
自分の体に並々ならぬ付加をかけるらしい!
ちなみにどっかの怪しいおっさんから教えてもらったらしいゾ
という設定をいまだに若干引きずり気味だったわけだが・・・