ぽんこつ探偵さんとつっこみ助手ちゃん
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〇コメディー ×推理小説
ゴロゴロ!ピカッ!
降りしきる雨。ザアザアという音に包まれた山奥の屋敷の中、人が一ヶ所に集められていた。
「この中に一人犯人がいます!」
キリっとした顔をする探偵さん。今起きましたと言わんばかりのぼさぼさの髪とヨレヨレのシャツ。正直言って顔以外くそダセえ。
「それでこんな夜中に私たちを叩き起こした理由は何だね!私は明日の朝早いんだぞ!!」
この屋敷の主人か知らねえけど、ちょび髭触ってる場合じゃねえよ。この雨の中なんで明日早いんだよ。仕事の日程考えろよ。
「そうよ!お肌が荒れるじゃない!ねえ助手ちゃん!」
ねえ助手ちゃん! じゃねえよ奥さん。もう手遅れだよ。
「で集めた理由は何なんですか探偵さん。大した理由じゃなきゃ〇しますよ」
急に挙動不審になる探偵さん。私の眼は本気と書いてマジである。
「こ、ここにあったじゃぱ〇まんがないんだ!」
「「じゃ、じゃ〇りまんがないだって!!」」
いや、家族商店的なコンビニいって来いよ。てか探偵さんは朝日を見ることはないだろう。私が楽にしてあげよう。うんうん。
「あんな黄色の食べ物なんて知らないぞ!」
「そうよ!カレー味だなんて知らないわよ!」
「いや、確かに私はここに置きました。3つあったのにっ…後で食べようと楽しみにしていたのにっ…うわーんびぇーん」
いや、なんでそんなに詳しいんだよ。完全におまえら食べたやん……しかも泣き方子供かよ。
これもう帰っても良いんじゃね?と冷めた眼で見ていた助手ちゃんの前を横切って主人さんと奥さんが探偵さんの元へ走り出す。
「私たちが食べたのが悪かったわ……明日一緒に買いに行きましょ!ねぇあなたそうしましょ」
「そうだな!そうしよう!仕事なんかくそくらえだ!」
「主人さん……奥さん……」
抱き合う3人。部屋へ帰る助手ちゃん。
翌日、150万食限定なのを知って探偵さんが泣き崩れる事を、この時には誰も予想していなかったのであった。
3人(でもじ○ぱりまんの数足りなくね?)
助手ちゃん(カレー味……なかなか悪くなかったです)
ちなみに筆者は食べておりません!悔しさからこの小説を産みました!