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私の声は誰にも聴こえないし届かない  作者: 轟 十六夜
プロローグ
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プロローグ

(熱いっ)

周りにはボォボォと燃え盛る炎が町一帯を埋め尽くす

-私は叫ぶ

(◆◆◆・・・助けて)

-私は誰の名を呼んだのだろう

-わからない

-だが

-私は叫び続ける

(◆◆◆・・・お願い助けて)

-だが誰も来ない

ーいや来ないのではなく聴こえないのかもしれない

-私の声は誰にも聴こえないし届かない、から



ジリジリジリジリ

「ん、朝か。」

-何かさっき夢を見てた気がしたけど何だったのだろうか?

女の子が倒れていたような気がしたけど・・・

「ま、いっか。」

今日は陸奥にとっては念願だったジェネシス学園の入学式だ。


 ジェネシス学園はこの世界で数少ない普通科がある学園だ。

この魔法や超常現象、魔族、魔物、獣、聖獣、神獣、敵国との戦い、異種族が日常となっている世界では、。当たり前のように学園などでは全体の9割が魔法科だけの学園だ。

 この世界で普通科などのある学校は全体の1割にも満たない。

 しかもその中の大体の学校は成績が悪く魔法科でとしても成績は悪い。

 ジェネシス学園は魔法の成績もトップクラスでジェネシス学園の中では普通科は落ちこぼれのような扱いを受ける所も一部にはある。

しかし

成績は普通科のなかでもトップで、魔法を苦手とする者は入りたいという者も少なくはないが、そこに入るにはある一定の条件が必要なため入る事ができない。

それは

魔法を使えるかどうかで、ジェネシス学園の普通科に入るものはみな魔法等を使えないのである。

 それは即ち魔力がないという事で通常ならば死んでいるという事だ。

 だがその者たちは勿論生きている、それは魔力以外の力で自分という存在をこの世に繋げているのだ。

 その者たちはこの世界では異端児と呼ばれ、周りの者からは落ちこぼれとして見られてきたものが多い。

 だがそれでも何かに特化した者を受け入れるそれが、ジェネシス学園である。

 

この少年もまた、魔力を持たない普通科の生徒である。

「いやぁ楽しみだな~」

 そして少年弥生陸奥は

これから待ち受ける苦難を知らずにその扉へと一歩踏み進む 










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