1/1
序章
この世界には、複数の種族が存在していた。
魔の力を持つ魔族。
身体能力に秀でている獣人族。
魔族には及ばないものの魔の力と聖なる力をあわせ持つエルフ族。
そして、知識と技術を持つ人族。
遥か昔、これらの種族は互いを認めることができず争いを繰り返していた。
争いは、昼夜を問わず繰り広げられ、世界そのものが崩壊するのも時間の問題だった。だが、突如として争いは終わりを迎える。
一人の人間によって。
争いが終わり各種族が己の領域を持つようになり世界は、終焉を免れた。
それから、幾年もの年月が経った。
聖国歴150年。一人の男児が誕生する。その稚児は、生まれながら二つの才能を持っていた。一つは、無から有を生み出す力。そして、もう一つは・・・。