わたしの恋がひねくれる
炎に身を投じるように
胸が引き裂かれるように
焦がれ死んでしまうかのように
どうしようもなくきみをすきになってから
機会を見つけては
不安と焦りに泣きそうになりながらも
顔を赤くして、幾度も
話しかけ
アタックし
ほのめかして
あなたが好きだと告白しても
困ったように無視したきみが
手を重ねようとはしなかったきみが
わたしがほかのひとにくどかれ、つきあいだして
頬を染めながら微笑むのをみて
焦燥し、嫉妬し、動揺していることに
気がついたとき、わたしは
悔しく
妬ましく
腹立たしく
浅ましく
今更で
せいぜい後悔すればいいのだと
薄暗い気持ちでおもいながら、ほんとうは
そういうきみが
わたしを想い、身を焦がすきみが
ひどくいとおしかったのだ