なんで?
え?って感じです。
神様は、この意味分からない小説を見て下さい。
掃除の時間が来た。
可菜は、掃除に行くたびに、むかついてしまう
「官君っ!!喋らない!」
可菜は、官が、よくしゃべって、楽しそうに話しているのを見ると、
むかついていってしまうようだ。
けど、これは、「やきもち」ともいうかもしれない。
官は、笑いながら
「バーカ!番長、番長こそ、掃除して下さいよ?」
周りのみんなが笑う。
すると、横にいた、五年の連が、
「班長。付き合っている人いる?」
と、耳元で言ってきた。
可菜は、焦りながら
「ううん。なんで?」
連は、ニヤっと笑うと、
「知りたい?」
可菜は、のどをごくりと鳴らし
「知りたい」
連は、生意気そうに
「あのね~官には彼女がいるんだよ!」
と、耳元で囁いた。
たしかに、官は、かっこいいけど、そこまで、イケメンって言うほどはない。
顔は細いし、そばかすあるし、でも、おもしろいし、いても楽しい・・・
可菜は、むぅとほうを膨らませた。
その時、
「ばんちょ~!ぞうきん、こうかんしよ?」
と、官は雑巾を持ってきて、可菜の手に持たせた。
可菜は、官の手が当たって、きゅーん・・となった。
「え・・でも。。」
可菜は、戸惑うと、
「あ。じゃあいいよ・・番長、本当にダメなの!?」
官は、上目遣いで、可菜の顔を覗きこむ、
可菜は、
(え・・・え?めっちゃ近い・・やめて!)
官が、あまりにも、カッコよすぎて
「い・・いいよ?」
と言ってしまった。
「よっしゃぁ~!番長さん!ありがと!」
官は、万延の笑みを浮かべながら言った。
たしかに、このカッコよすぎさは、彼女がいてもおかしくないかな・・
と思うほどカッコ良かった。
掃除が終わった、5時間目の事。
隣の席の、円堂快が、話しかけてきた。
「可菜ぁ・・ここの問題分かんない・・」
パーカの帽子の裾を引っ張りながら言った。
「え・・・と・・ここは、さぁ・・・・」
可菜は、恥ずかしながら、もごもごと言う。
そう!可菜は、快のことが好きなのだ。
出会いは、5年生の時だった。
まだクラスになじめてない可菜を、優しくしてくれた。
友達づきあいが、すくなかった可菜も、たくさん友達が、できた。
そのおかげで、好きになったのだ。
背がとても小さくて、サッカーが大好きで、優しくて・・・
とても、もてる快なのだ。
快は、偏見もないし、誰にでも優しい、かっこいいし、スポーツ万能、
ときには、かわいいし・・
とっても、もてる快なのだ。
けれど、可菜は、少しずつ、官に惹かれて行ってしまっている。
大好きな、快と、官。
どっちとも、本当に好きなのだ。
けれど、可菜は、二股が大の嫌いなのだ。
そういう自分がいると、とてもイライラしてしまう。
可菜は、いつも、官をあきらめなきゃ・・と、思っているが、日に日に、
官への、好きという気持ちが、膨らんでいってしまっているのだ。