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君が好きなの。  作者: yunn
2/4

「新学期」

え?!

って感じです。


「可菜!可菜ぁ!」


ストレート髪の交歌るなが、廊下を走りながら追いかけてくる。


実際に見ると、髪が乱れていて凄く怖い。


香奈は、その声に反応してビクッと体を震わせた。


くるりと振り向くと・・



ドンッ!!


るなとぶつかってしまった。


「いたいじゃん!気をつけてよね?!可菜!」


るなは、とてもすぐ切れてしまう性格だ。


「はぁ!?そっちがぶつかって来たんでしょうが!!」


・・・可菜もキレやすい性格だった。


「はぁ?可菜が急に振り向くからいけないんでしょうが!」


るなの、声が廊下中に響く。


それに対し、可菜も


「え、意味が分からないんですけれど?だいたい・「ちょっとまった!」


誰かの声が可菜の声をさえぎった。


「「だれよっ!」」


二人の声を重なった。


二人が後ろを振り向くと、


茶色い髪を結んだ、小野明菜がいた。


「二人とも、なにやってんのかなぁ?」


可菜と、るなは、肩をぶるっと震わせた。


そう。明菜はいつもはおとなしいけれど、おこると、とても怖くなってしまう性格な

のだ。


バン!ドン!


鈍い音が響いた。


「るなぁ~!?るなは、可菜に、これを届けに来たんでしょ?」


明菜は、紙をひらひらさせながら、るなに見せる。


るなは、そのとたん、可菜の方を向き、


「あ・・あ・・のね・、えっとぉ・・」


るなは、慌ただしくもごもご言う。


プチッッ


「るなぁ~!!そんなんじゃ聞こえねーよ!!」


ガラガラッ!


一斉に、ドアの開く音がする。


先生たちが、可菜達をじっと冷たい目で見る。


ガラッ


ドアの開く音がした。


そのドアは、可菜達の教室のドアだった。


「こらぁ~!!なあにやってんだよ!」


可菜達の担任の先生が大きな声で言う。


そのせいで、他のクラスの先生は、驚き、


ピシャッ


ドアのしまる音が一斉に鳴った。


可菜は、


「おぉ!ある意味すごい・・」


「おまえら!3人とも、縦割り掃除の班長だぁ~!」


「「え~!?」」


3人の声がこだました・・・


先生が紙を持ってきて、


「ほぃ。縦割り掃除のメンバーだ。」


と、可菜達に渡した。


帰り道・・


「ぐえぇ~!マぢで最悪だし・・・末永と、清太と同じだし・・メンバーださっ!」


可菜は落ち込みながら言う。


「あ。うちも最悪。」


と、るなが、言う。


可菜は、本当かと思って、るなが、いる縦割り班のメンバーを見た。


「は?めっちゃいいじゃん。啓太でしょ、順和でしょう?」


るなは、ドヤ顔で、


「ひっかかった!うける~!」


プぅと、可菜は、頬を膨らませた。


「あ~!もう家だ!明日の縦割り、頑張ろうね!ばいちゃ!」


るなは、笑いながら、家に入って言った。


「はぁ・・・明菜はさ、いいよね・・」


可菜は、落ち込みながら言うと、


「ううん!めっちゃ悪い。きもメンバーだから・・」


可菜は、紙を見ると、


「まぢだ!仲間だ!わーい!」


可菜は、明菜の手を握りまわりながら言った。


とても嬉しいらしい。


明菜は、迷惑そうに、


「可菜・・可菜は、六年生だよ・・恥ずかしくないの?」


可菜は、ドヤ顔で、


「ううん!」


明菜は、顔に迷惑です。という文字を浮かべながら、


「ごめ~ん!もう家だぁ!バイバイ!」


明菜は可菜に手を振った。


可菜も、手を振り、


「ばいばい!」


と言った。



可菜は家に着くと、


トイレに直行し、トイレの中で、メンバー表を見た。


「五年生は、零ちゃんと、官君と、連君かぁ。」


可菜は、ガッツポーズをし、


「あしたはがんばるぞぉ!」


と、活きこんだ言葉をトイレの中で言った。










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