最初の世界
あらすじには書いていてもこの話には書いていないものだってありますが、
それは次々と書いていきます!
西紀2999年12月31日火曜日P.M.10:00時
日本はあと2時間後に31世紀を迎える。
そのせいか
今日はテレビのどこのチャンネルでもその話ばかりだ。
その中にも特に
'今日本当に地球が滅んでしまうのか?'
についても話が多い。
3000年1月1日まであと2時間しか残っていないと言うのに
何故今だこんな馬鹿らしい話をテレビでしてるかと思う人も多いだろう。
俺だってその中の一人だし。
でも、こんな馬鹿らしい話を真面目にしているのは理由がある。
それは…
今から丁度500年前、地球が一度滅んでしまったからだ。
学校の授業で学んだ事によると
西紀2499年12月31日木曜日に起こった『何か』で地上にあるほとんどのものが亡くなったと言われてる。
この時起こった事件をただ『何か』としか表現できない理由は
いつもと変わらなかった普通の日常と、すべてが亡くなり絶望に落ちた瞬間の間にあった時間は…
ただ10分だったらしい。
10分を先・後に
地上に生きている人類の数は10億になり、動物や植物もその数が1/3しかいなくなってしまったのだ。
生き残った人々は絶望した。
何が起きたのかもわからないまま、ただ目の前にある風景を見て驚く、叫ぶ、嘆く。
愛する人がいない、私の子供が居ない、家族の姿が見えない…いない、いない、いない、何もかもが居なくなってしまった。
そんな風に人は狂ってしまったり、死んでしまったり、人類の数はどんどん減っていった。
そして、いつか人類はやっと気がつく、'このままではいけない'と。
その後とに気がついた彼らは地球を回りながら残っている資料をさがす。
元の地球に戻る為に…
何もかも亡くなったあの時から500年。
人類は最初から初めた、そして21・2世紀までの資源や自然、奇術を'取り戻す'事ができた。
つまり、俺達のこの世界はもう31世紀を迎えると言うのに生活は21世紀とあまり変わらないってことだ。
(やり直した地球に住んでいると言っても現実感ないよなー)
そんな事を考えながら誰も居ない家で一人でくすっと笑う。
時計を見ればもP.M.11:55分
あと5分で世紀が変わる。
まさか、あと5分で世界が滅ぶと事はないだろう。
俺は30世紀、2000年の最後を見るために窓に向かう。
そして…
目覚める。
カーテンの間から差し込む光がまぶしすぎる…
2999年12月24日火曜日A.M.07:00時
日本はあと7日後に31世紀を迎える。
昨日見た、よく覚えていない夢。
知らない女の人が出たような気はするが、それだけ。
(何だっただろう・・・)
すごく気になるけど、覚えられないのは仕方がない。
今は学校に行くしかない。
俺は準備を済ませた後、学校に行くため家を出た。
気に掛かる何かを忘れたまま。
最後を見てこれがどんなものか分かる方もあると思います。
詳しい事は次の話で!!
ここまで読んでくれてありがとうございます!
そして、もしここはおかしい!とか思うところがあったら感想を残してくださいねー!
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