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少女に使い魔兼お嫁さんが出来る

話が急展開に進む場合があります。ご容赦下さい。

「えっと、リオちゃん? 一体何が言いたいのかな?」

私がそう問いかけると、リオちゃんは急に私に抱きついてきた。

「リ、リオちゃん!? いくら何でも会ったばかりの相手の体に抱きつくのはまずいんじゃないかい?」

すると彼女は顔を上げて、上目遣いで私に向かってこう言った。

「好きな相手に抱きつくのは駄目なの?」

「!? いや、その、嬉しいけど、こういうことはきちんと段階を踏んでからにしたほうが・・・・・・。それに、私が女の子で良かったけど、これが男の子だったら、何をされるか分からないよ?」

「ミサにだったら、何をされても構わないよ?」

(うっ、その上目遣いを止めてくれ。思わず抱き締めそうになるじゃないか)

「それにしても、貴方が私の未来のお婿さんで良かった」

「うん?さっきから言ってるけど、それってどういうこと?」

「実は私」

「お~い。ミサちゃーん」

「いたら返事してー。いなくても返事してー」

「ミサちゃんがいないのに返事が返ってきたら、怖くね?」

「それもそっか。じゃあ、魔法を空に向けて放つとかは」

「私はここだよ。フミちゃん」

「うわぁ!? 誰って、ミサちゃん!? びっくりした~。っていうか、今まで何所にいたの? 先頭を飛んでたと思ったら、いきなり進路を変えて雲の中に突っ込んでいったから、てっきり近道を見つけたのかな~と思ったんだけど」

「ああ、実はその事で話したいことがあるんだけど・・・・・・フミちゃん、制限時間はあと何分ぐらい?」

「何分というよりかは、あと1時間15分ぐらい。私達のいる場所は、コースの終盤辺り。他の人達のいる場所は、コースの序盤・中盤辺りで固まってるから、このままさっきのスピードで一直線に進めば、あの人の待つゴールだね」

「よし! そうと分かれば、全速前進!」

「と、いきたい所なんだけど、」

「まだ、何か問題が?」

「うん、あの人、ゴール手前に自分の使い魔を配置してる」

「げっ、マジ!?」

「それだけじゃない。本物のゴールと偽物のゴールを複数用意して分かりにくくしてる上に、自分自身を透明にする魔法をかけてる。これは一筋縄では」

「フミちゃん、何を言ってるの?私の目に映ってるゴールは一つしかないんだけど」

「!? でも、私の目にはゴールが複数あるように見える」

「うーん。ここで言い争ってる暇はない。辿り着くまでの道のりで、どこにどのゴールか、教えて」

「分かった。まずは、右側に見える小さな雲の側に1個で、色は赤。さっき言ったゴールの奥に1個で、色は黒。次は、左側に見える小さな雲の側に1個で、色は緑。その奥に1個で、色は黄色。最後に、4つのゴールの対角線を結ぶように真ん中に1個で、色は白。ミサちゃん、どれが本物のゴール?」

「色が白のゴールが一つだけ、はっきりと見えてる。」

「分かった。じゃあ、そのゴールに向かおう。ナナ、準備は出来てる?」

「うん。バッチリだよ。いつでもぶっ放す準備は出来てる」

「ミサちゃん、気をつけて。あのモンスターはどこから現れるか分からない。あの人と同じで神出鬼没なんだ」

「分かった。もうすぐゴールに辿り着くよ。全速力で」

「「ミサちゃん、危ない!」」

「へ?」

二人がそう叫んで、私は前を向くと、なんと黒いドラゴンに当たりそうになってしまった。慌てて急旋回を試みたが、間に合わず、そのまま私が黒いドラゴンを押す形で、ゴールした。

「ミサちゃん、大丈夫?」

「怪我はない?頭を打ち付けたとかは?」

「ドラゴンのお腹、すごいモフモフする!これは、一度触ったらまた触りたくなっちゃう中毒性があるなぁ。このまま寝ようかなぁ」「ミサちゃん。心地良いのは分かるけど、そろそろお腹の上から退いたほうがいいよ。また後で、たっぷり触らせて貰えると思う」

「ふぅ。やっぱりミサちゃんが言う通りだったね。ここがゴールみたい。だけど、肝心のあの人が、いないね。何処行ったんだろう。」

「あれ?何か紙が落ちてるよ?どれどれ・・・ゴールに最初に到達した者達に告げる。俺を見つけてみろ・・・だって」

「え?そんなの簡単じゃん。だって、私の目の前に仁王立ちで立ってるもん」

「「ええっ!」」

「二人には見えないの?」

「「うん。」」

「もしかして、これって、私だけの固有魔法かな?」

「見えないものが見える固有魔法って事?」

「そうだとしたら、透明になる固有魔法を持ってる人は、模擬戦をした時にすごい不利になるね」

「模擬戦?それって武器とか使ったりするの?」

「流石にそこまではやらないよ? だけど、模擬戦が始まる2週間前までには説明するよ」

「良かった」

「おい、お前ら! 何を喋ってるんだ? ゴールに着いたら俺からバッジを受け取りに来い! 今すぐにだ!」

「へいへーい、分かってますよーだ」

「ナナちゃん、いくら親子とはいえども監査官相手にその言い方はないんじゃ……」

「ごめんごめん、それじゃバッジを受け取ろっか?ほら、マキちゃんもぼーっとしてないで行くよ?」

「ナナちゃん、ちょっと待って! 今の今までスルーしてたんだけど、ミサちゃんの隣にいる金髪美女はどちら様で? しかも何か、恋人同士みたいな距離の近さだけど……」

「そういえば、慌ただしくて紹介するのを忘れてた。えっと……私の使い魔兼未来のお嫁さん(仮)になったリオだ。これから仲良くしてやってほしい……です」

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