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少女、使い魔に出会う②

執筆活動をようやく波に乗せることが出来ました。これも一重に、読んで下さっている皆様のおかげです。誠にありがとうございます。

(どうしようか。聞いた感じだと、この声に悪意はこもっていないし、何故だか聞いていて落ち着く声がする。まあ、魔物の罠だったとしても、倒して経験値にすれば御の字か。)

そう覚悟を決めて、私は雲の中に突っ込んでいった。中に入ると、いきなり乱気流に巻き込まれて、外に吹き飛ばされてしまった。何とか体勢を立て直して、再び中に突っ込み、攻略法を練る。

(必ず乱気流が起こらない所があるはずだ。考えろ。頭をフル回転させるんだ。)

~1分後~

少しして乱気流の法則性を肌で感じていると、私はあることに気付いた。

①雲の中が渦巻き状になっていること。

②雲の右半分から、強い乱気流が発生しているということ。

③乱気流は、雲の中を一周するにつれて、威力がだんだん弱くなっていくということ。

(さっき私が吹き飛ばされて再度入った時に、半周はしているはず。今なら!)

そう確信して乱気流の後に付いていこうとした時、また頭の中で声がした。

「雲の中に入ったのか。ならば話が早い。渦の中心に向かってくれ、そこで我は待っているぞ」

注文が多い奴だと思いながらも、向かうことにした。乱気流をなんとか避けつつも、渦の中心に入った先に待っていたのは、何と広大な浜辺であった。しかも、太陽も照っている。

(ここは本当にさっきまでいた雲の中なのだろうか?)

そう私が考えていると、不意に後ろから足音が聞こえた。びっくりして後ろを振り向くと、そこには巨大な水色の体をした四本足の龍が座っていた。

「あの、ここは一体どういう場所なんですか?」

「ここは我が呼び寄せた人が望む、幻に過ぎぬ。其方らの言葉を借りて言えば、幻想郷といったところか」

「成る程、私をここに呼び出したのはどうしてですか?」

「其方からは我が今まで会ったことがあるヒトの中でも特段に綺麗で清らかな心と、強い魔力を感じたのでな。珍しいと思って呼び寄せてみたのだ。それに、頼みたいことがある。我の子に世の何たるかを教えてやってくれまいか。」

「私が、ですか?」

「自分でも無理を言っているのは重々承知だ。その上で頼みたい。」

「・・・・・そこまでいうのであれば、分かりました。対価交換として、教える代わりに、並大抵の人が知らないような知識を私に教えてくれませんか?それで手を打ちましょう」

「あいわかった。契約成立だな。我が子を呼んでくるから、少し寛いでおいてくれ」

「承知しました」

~1分後~

「連れてきたぞ。此奴はこの通り人見知りが激しくてな。慣れないところもあるかもしれんが、許してやってくれ。ほら、挨拶をするのだぞ」

「宜しくお願いします。お名前は?」

「リオと、言います。よろしくお願いします」

「それでは挨拶も済んだし、使い魔契約の儀式を始めるとしよう」

「ちょっと待って下さい!使い魔契約の儀式って何ですか?」

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