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紹介

「私っ!甘楽の事が…」

目の前の彼女が何か言っているが最後まで聞こえない

「なんて言ったんだ?」

俺がそう言う。だが答えを聞く前に目の前が一気に明るくなった



「…なんだ、夢か」

そう呟いた。なぜあんな夢を見たかは分かっている昨夜やっていたギャルゲーだ

あれは良かったな。ヒロインが3人いたが全員と結婚できるだなんて。しかも俺のタイプしかいなかった。

そう思いながら学校の支度をした

今日から高校2年の2学期が始まる

1学期で友達は何人もできたし女子とも話せる。これは陰の者ではないということだよな?

中学生の頃は友達が2人しかいなかったからな。成長だ。

今更だが俺の紹介をしよう

俺は「一之瀬 甘楽(いちのせき かんら)

魔法は持っていないしイケメンでもない、何処にでもいるような男子高校生だ

高校生活もごく普通…いや、少し凄い所がある

それはクラスメイトに有名人が3人いるということだ。

この3人は3つ子で何かしらのプロとして活動している

長女の「姫里 高絵(ひめさと たかえ)

高絵は人気モデルとして様々な雑誌やドラマに出ている

目力が強く怖い印象を大勢に持たれているためクラスメイトは誰1人話しかけていない

だが本当は乙女で花や動物が大好きなのだ。それに少しドジが入っている

次に次女の「姫里 高律(ひめさと たかり)

高律は人気アイドルで色んなメディアに出ている

ファンからは「たかりん」と呼ばれていて人懐っこい性格をしているため学校でも人気者で常に囲まれている

そんな高律だが、本当は人見知りでかなりのビビりだ。

そして末っ子の「姫里 隆美(ひめさと たかみ)

プロの卓球選手で全国大会4年連続優勝するくらいの強者だ。

普段は花が飛んでいるのかと思うくらいぽわぽわしているが試合になるとライオンのようにかっこよくなる為ギャップ萌えする人が沢山いる

周りからは隙がない人だと思われているが本当は好きだらけでかなり馬鹿だ。

彼女たちの説明はここまでだな

何故こんなに知っていると思う?

それはな、俺の幼馴染だからだ

俺もびっくりしている。小学生まで家でゲームするくらい仲が良かったのに中学生になって一気に有名人になっていた

有名になってからは関わりはなくなった。少し悲しい。

恋愛漫画みたいに告白されないかと長いこと待っていたが全くなかった。まあそうだよな、そんな夢みたいな事起きないよな

頭の中で話している間に支度が終わっていていつの間にか学校に着いていた。

「おっはー」

そう言いながら教室のドアを開けた

そうすると

「おはよー」

と何人かから挨拶が返ってきた

そのまま歩こうとした時何者かによってどこかに連れ去られた

(え?なになに?俺誘拐されてんの?)

瞬きをする前まで教室だったのに今は人気のない廊下だ

マジックか何かか?というか人間に運ばれたのか?だとしたら速過ぎないか?

やっと思考が追いついてきた時にようやく分かった

先程まで説明していた三姉妹が俺を誘拐していた。ライオンじゃなかったのか。

「たか姉妹…?なんで俺を誘拐したんだ?」

つい言ってしまった。ああ、三姉妹には「たか」がついているから3人まとめて呼ぶ時は「たか姉妹」と言っている

俺が言うと高絵が言った。

「甘楽にしか言えないお願いがあるんだ…」

お?なんだ?

今度はたか姉妹が口を揃えて言った。

「「「私達の家政夫になってくれないか?」」」

…は?

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