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True COLORS  作者: Myui
5/7

・・・・

《目的地ニ到着シマシタ》

そこには、制服を着た警備隊やスーツを着こんだ強面の男たちで溢れていた。

「わざわざ休日に、申し訳ないねマノンさん」

その中から、背が高く優しげな顔をした人が優雅に登場して車へ近付いてきた。

「気にしないで!他で休みもらうよ!これアイスコーヒー!ブラックでいい?」

「ありがとう。…あれ…あ!そうか!ガンさんの後任の方ですね!」

すっと車に乗り込んでコーヒを受け取り、砂東に気付いた。

「あ、はい…砂東と申します」

「はじめまして、色の赤に、金銀銅の銅で赤銅(あかがね)と申します。よろしくお願いしますね」

そう言うと赤銅はふわりと笑った。

「Hey!BOSSゆかりちゃんは?」

「ゆかりは今回第2形態の方で行くそうで、準備中ですね」

“ドンッ”

車から鈍い音が響く。どうやら車のボディを叩かれた様だ。

「…誰が、第2形態なんですか」

スラリと背が高くて黒髪ショートヘアー、首元にはスカーフ、セットアップのタイトスカートを着た人がチラリと砂東の方を見た。

「Hi!ゆかり!コーヒー!ホットだよ!もう、ぬるくなってるけどね!砂糖だけだよね?」

「うん、ありがとう」

「んで?状況どうなのさ?俺たちの出番はありそうかい?」

今まで、傍観していた吉田が会話に入ってくる。

「…今回は大丈夫だと思います。強いてゆうなら作戦次第でチームの回収ってとこですかね」

それに対して手元のタブレットで確認しながら返答する赤銅。

「警備部だけではどうにもならなそうなので、こちらからゆかりを交渉人として貸し出します。もちろん武装は一切無しで」

「ちょっと待ってください!!こんなに警備部が出張っててただ事じゃないですよね!?武装無しだなんて…!」

赤銅の言葉を遮るように、砂東が割ってはいる。

「砂東さん、状況は我々チームが一番把握しています。落ち着いて、砂東さんは今日のところは見学です」

赤銅はにっこりと笑って砂東の言葉を止める。

「これから、作戦行動開始です。各ポイント良いですね」

「「「「「了解」」」」」


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