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黒猫騎士様に懐かれるまで  作者: 鯛焼きさん
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急展開

新作です!よろしくお願いします!

原稿は8割書き終わっているので毎日投稿で頑張ります。

(毎日18時or21時投稿予定)

 私、高槻わこは大学の課題に追われていた。


「ヤバい、レポートが書き終わらない」


 大学生になって独り暮らしを始めたのは良かったものの、全て自分ですることに慣れていなかった私は、生きていくので正直なところ精一杯だった。

 その結果、早めに終わらせるはずだったレポートに全く手を付けられず、気づけば三日後には最終締め切りが近づいていたのである。


「う~終わらない!よし、気分転換にコンビニでアイスを買おう!」


 私は外に出られる服に着替えるとサンダルを履いて外に出た。夜風が気持ち良くて、誰も通らない夜道を踊るようにフラフラと歩きながらコンビニへと向かう。遠くからでもやたらと眩しいコンビニに入ると、お気に入りのカップアイスを購入した。


「あーしたー」


 随分と気の抜けた店員の挨拶を背に私はゆっくりと来た道を戻る。家に帰ってアイスを食べ終わるとレポートを書かないといけないと思うと、行きよりも歩幅が小さくなり速度も遅くなってしまう。


 それはいきなりだった。


 部屋を借りているアパートのすぐ近くまで来た時にそれは現れた。恐ろしく速いスピードで車が走って来たのだ。その車は対向車線に入るが戻る気配が無い。いきなりのことで足が竦んで動くことが出来ない。このままではぶつかると頭ではわかっても体は思うように動いてくれなかった。


「停まって!」


 弱々しく私の口から出た言葉は、暗闇の中へ虚しく溶け込んでしまう。まるでスローモーションの映像を見ているように、車が突っ込んでくる景色が鮮明に描かれる。私が意識を手放す前の最期に見た光景は、完全に眠りこけている運転手の緩みきった寝顔だった。


読んでいただきありがとうございます。

もしお時間あれば評価もよろしくお願いします!

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