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ペンギン三兄弟

ペンギン三兄弟 〜 1話 長男は誰?の巻

作者: たかはら りょう
掲載日:2020/01/21

THE ALFEEの昭和三兄弟をヒントに生まれました。

仲の良いペンギン三兄弟のお話です。

どうぞ温かい目で見守ってくださいませ。

不定期に更新していこうと思ってます。

よろしく〜(^ ^)

ペンギン三兄弟、チャン、ドン、ゴン。

今日も仲良く暮らしています。


今日は、宅配ピザを囲んでの夕食です。

ハフハフ、パクパク。

おいしくて、みんな無言で、食べるのに夢中です。


チャン「ん?ちょっとまてよ。おまえら、いくつ食べた?」

ゴン「2まい」

ドン「ボクも、2まい」

チャン「おれも、2まい。で、残りが2まい。おーい、だれだよ、8等分にしたやつ」

ゴン「こいつ」

ゴンは、ドンにくちばしを向けました。

チャン「おれたち、3羽なんだからさあ、3の倍数に切るべきじゃねーか?」

ドン「そういうけどねえ、半分、半分、で切っていくと、

8等分になっちゃうんだよね。だいたい、9等分なんてむずかしいよ、あなた切れないでしょ。

12等分なんてもっとわけわかんなくなるよ、ちっちゃくなっちゃうし」

チャン「でもさ、だれかが1まい少なくなるってことだぞ」

ゴン「しょうがないなあ、じゃあまず、長男のオレがいただこう」

そう言ってゴンが、ピザに手をのばそうとしました。


チャン「ちょっとまったー!あなた、いつから長男になったんですか?長男はわたしです」

ドン「いえいえ、長男は、このボクですよ」

ゴン「ちょっと、きみたち、おちつきなさい。長男は、一番おとなっぽいオレにきまってるでしょ」

チャン「なにをおっしゃるペンギンさん。一番骨太のわたしが長男です」

ドン「長男はかしこくなくっちゃ。ボクが長男でしょう」

ゴン「ちょっとまって、これじゃらちがあかないよ。一番最初に生まれたのが長男でしょ」

チャン「みんな誕生日おなじじゃん。だれが最初に生まれたの?」

ドン「・・・」

ゴン「・・・」


チャン「みんなそれぞれ別の卵から生まれたんだよね。生まれた順番なんて、父ちゃんや母ちゃんに聞いても、きっとわからないよ」

ドン「じゃあ、3羽とも長男ってことでいいかな」

ゴン「じゃあ、そういうことで、いっただきまーす」

チャン「おいおい、みんな長男でもみんな食べられないでしょうが」

ドン「うん、ではここはジャンケンで決めよう」

ジャンケンポン、アイコデショ、アイコデショ、アイコデショ・・・

チャン「ちょっと、気づいてるよね。ぜったいみんな気づいてるよね。

わたしたち、指がないんだから、みんなずっとグーで勝負つかないよ」

ドン「あ、そうか」

ゴン「こまったなあ、どうする?」

ドン「くじ引きにする?」

チャン「そういうさあ、運にまかせないでさあ、もっと理にかなった決め方にしようよ」

ゴン「そういえば、おまえ、さっき肉まん食べてたよな」

チャン「おまえこそ、アンパン食ってたの見たぞ」

チャンとゴンは、またまた言い争いを始めてしまいました。


「それじゃあ、何にも食べなかったボクが、残りのピザを食べるのが、理にかなってるよな」

ドンは、そう言うと、ちゃっかりと残りのピザを平らげてしまったのでした。


おわり


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