ペンギン三兄弟 〜 1話 長男は誰?の巻
THE ALFEEの昭和三兄弟をヒントに生まれました。
仲の良いペンギン三兄弟のお話です。
どうぞ温かい目で見守ってくださいませ。
不定期に更新していこうと思ってます。
よろしく〜(^ ^)
ペンギン三兄弟、チャン、ドン、ゴン。
今日も仲良く暮らしています。
今日は、宅配ピザを囲んでの夕食です。
ハフハフ、パクパク。
おいしくて、みんな無言で、食べるのに夢中です。
チャン「ん?ちょっとまてよ。おまえら、いくつ食べた?」
ゴン「2まい」
ドン「ボクも、2まい」
チャン「おれも、2まい。で、残りが2まい。おーい、だれだよ、8等分にしたやつ」
ゴン「こいつ」
ゴンは、ドンにくちばしを向けました。
チャン「おれたち、3羽なんだからさあ、3の倍数に切るべきじゃねーか?」
ドン「そういうけどねえ、半分、半分、で切っていくと、
8等分になっちゃうんだよね。だいたい、9等分なんてむずかしいよ、あなた切れないでしょ。
12等分なんてもっとわけわかんなくなるよ、ちっちゃくなっちゃうし」
チャン「でもさ、だれかが1まい少なくなるってことだぞ」
ゴン「しょうがないなあ、じゃあまず、長男のオレがいただこう」
そう言ってゴンが、ピザに手をのばそうとしました。
チャン「ちょっとまったー!あなた、いつから長男になったんですか?長男はわたしです」
ドン「いえいえ、長男は、このボクですよ」
ゴン「ちょっと、きみたち、おちつきなさい。長男は、一番おとなっぽいオレにきまってるでしょ」
チャン「なにをおっしゃるペンギンさん。一番骨太のわたしが長男です」
ドン「長男はかしこくなくっちゃ。ボクが長男でしょう」
ゴン「ちょっとまって、これじゃらちがあかないよ。一番最初に生まれたのが長男でしょ」
チャン「みんな誕生日おなじじゃん。だれが最初に生まれたの?」
ドン「・・・」
ゴン「・・・」
チャン「みんなそれぞれ別の卵から生まれたんだよね。生まれた順番なんて、父ちゃんや母ちゃんに聞いても、きっとわからないよ」
ドン「じゃあ、3羽とも長男ってことでいいかな」
ゴン「じゃあ、そういうことで、いっただきまーす」
チャン「おいおい、みんな長男でもみんな食べられないでしょうが」
ドン「うん、ではここはジャンケンで決めよう」
ジャンケンポン、アイコデショ、アイコデショ、アイコデショ・・・
チャン「ちょっと、気づいてるよね。ぜったいみんな気づいてるよね。
わたしたち、指がないんだから、みんなずっとグーで勝負つかないよ」
ドン「あ、そうか」
ゴン「こまったなあ、どうする?」
ドン「くじ引きにする?」
チャン「そういうさあ、運にまかせないでさあ、もっと理にかなった決め方にしようよ」
ゴン「そういえば、おまえ、さっき肉まん食べてたよな」
チャン「おまえこそ、アンパン食ってたの見たぞ」
チャンとゴンは、またまた言い争いを始めてしまいました。
「それじゃあ、何にも食べなかったボクが、残りのピザを食べるのが、理にかなってるよな」
ドンは、そう言うと、ちゃっかりと残りのピザを平らげてしまったのでした。
おわり




