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第9話 ハンマー奇襲作戦

「これって何て読むの?」


「……大吉」


「アタックチャンスの人?」


「それは岡崎さん」


委員長の部屋に上がる前にちょっと神社を見てみたいと告げたら案内してくれた。

なかなか神社とは趣深い建物で、ここにいるだけで気持ちが落ち着くような気がする。

近くに木々があるのもプラスポイントとして加算、人間界の喧噪に嫌気が差したらここへ来て和んでもいいかもね。

本当に安心出来る場所が自分の家か中庭の茂みしかない俺にとって休息の取れる場所は印天堂65の次点で渇望しているものだ。

ただここに来るには電車に乗らないといけない。安らぐ為にストレスを溜めるって本末転倒な気もするが。まあいっか。

神社の見学を終えて、おみくじを引かせてもらった。

自分の運勢を知る占い、一種のゲームみたいなものみたい。大吉が一番良くて大凶が一番悪いらしい。

そんな中一回目にして大吉を引いたのでスマビク勝負は勝ち確定と断言していいだろう、ふっふー。


「これって大凶とか出るの?」


「他の神社はこれからのシーズンは入れないらしいけど、うちのお父さんは大量に入れたがる」


他人を不幸にさせたいってのが伝わってくるエピソードありがとうございます。

委員長のお父さんは会ったことないけど性格の悪さが露呈したところで委員長の部屋へと向かうとしよう。

運勢上々、神社でリフレッシュした俺に負ける要素は皆無だぜ。


「……あの」


「え、早く部屋行こうぜ」


「わ、私着替えるから、その」


「? ……あっ」


察した。

これでも人間界生活を一月以上と過ごしてきたんだ。

それなりに常識とマナーを積んできたつもりです。

委員長は着替えると言った。何に? 十中八九、私服ですね。

昨日は俺が突撃したせいで委員長は制服のままゲームしていたが自分の家でずっと制服でいるのも変だよな。

よって私服に着替えたい、けど部屋行こうと急かしてくる馬鹿な同級生がいる。そう、私のことです。

爺さんと二人きりの森生活で培われたデリカシーのなさが出ているぞテリーよ。

その辺はまだ勉強不足なんで勘弁してください。


「すんません、ここで待ってます」


「うん……」


家の中へ入っていく委員長を見送った後、その場にしゃがみ込んで自らの罵るタイムへ突入。

俺の馬鹿っ、違う種族とはいえ女性相手に不躾な態度しているんじゃねぇよ。

そりゃ着替えたいだろうよ、察しろ俺。

清水が言うには男子が女子の部屋に行くことすら常軌を逸しているのに、その上強引に部屋へ行こうとするなんてどれだけ図々しいんだ。

おまけにこの後ゲーム勝負して勝ったら65譲ってくれとか山賊みたいなことをする、逆の立場だったらキレてるね。

自粛しろと自分で自分に大喝する。気持ちを改める為に近くに置いてあった箒を使って鳥居の中を掃除させてもらいます。


本格的な寒さの到来を感じさせる晩秋、肌に突き刺さる冷風が木々を引ん剥くように無量の紅葉が落ちていく。

掃いてもキリがないがこうして箒を右へ左へと動かして気持ちを落ち着かせていこう。

あー、もう寒くなってきたよな。

ネイフォンさんからもらったお金で冬服買いに行かないと。ネイフォンさんイチオシの『いまむら』という服屋に行ってみようかな。

ここの木々みたくエルフの森も葉を散らしているのだろうか……爺さん元気にしているかな。

冬休みに入ったら一度帰ってもいいかもね。65を手土産にな!


「……いいよ」


「お、着替え終わっ……!?」


あと少しで65を入手出来ると思うとニヤニヤが止まらない。

最終的な目標へ向けて大きな前進となる、どんな手を使ってでも委員長に勝って印天堂65を手に入れてみせる。

決意を込めて箒を掃いていると後ろから委員長の声が聞こえた。

着替え終わったみたいだな。やってやるぜ!と勢いよく振り返った先に立っていたのは……ぇ…………い、委員長? 委員長は私服に着替えた、ただそれだけのことなのに心臓が止まりそうになった。


うっそぉ、私服に着替えただけでこんなに可愛くなるの!? 

いや制服姿の委員長が可愛くないとか言っているわけじゃないよ? 制服の委員長も抜群に可愛いけど私服になるとまた印象が変わって新鮮というか新しい味が出てきたというか。

チュニック? なんか知らないけど、フワフワのネイビー色の裾レースが付いた可愛らしい服が小さな委員長と相性抜群で相乗効果を生み出している。ちょこんと立つ委員長、袖から少しだけ見せる指が可愛い。

さっきから可愛いしか感想出てこないが実際そう思うのだから仕方ないでしょ。


「どうかした?」


「へっ、あ、いや、にゃんでもないよ」


噛んでしまった、ファッキン! 

落ち着けテリーぃ、箒で掃いた綺麗な心はどこへ行ったんだい。

心を乱すな、これは委員長の作戦だ。

ちょっと自分が可愛いからって可愛い服着て可愛いアピールしてこちらを動揺させようとしているに違いない。先程の道中と同じ動揺作戦だ、気持ちをしっかりと持てば惑わされることはない。

そこまでして勝ちに拘るとは、あなたは正当な勝負では俺なんか相手にならない程の実力者でしょうよ。

なのに俺を惑わして動揺を狙うなんて。そこまで勝ちたいか。

だが作戦を見破った以上、そんな可愛い私服姿だろうと動じることはねぇぜ。

……もうちょっとだけ見たい気もするけど、我慢だ……。


「……こっち」


「あ、うん」


なんやかんやと御託を並べていたけどその間ずっと委員長をガン見していたせいか、委員長はそっぽ向いてスタスタと歩いていってしまった。

惑わされねぇぜとか偉そうに宣言していたがもれなくずっと見ていたので説得力の欠片もない。すいません、でも同世代の知り合いの女子の私服姿見るの初めてだったから興奮しちゃったんですって。田舎者のエルフなんで寛大に見てやってください。

そして……いよいよ決戦の時が迫ってきたな。

ドキドキしていた心臓は別の意味で高鳴ってきた。武者震いってやつか、獲物を射抜く時に手が震えるのと同じだな。委員長、倒してやる。


「お邪魔しまーす」


「……早速する?」


「そうだな、んじゃ準備お願いします」


とは言ったものの印天堂65は既にセッティングされていた。

着替えた後に準備してくれたのか昨日のまま放置していたのか知らないがとにかく後はコントローラーを握ってテレビ画面を見るのみだ。


大丈夫だ、この作戦は確実に通用するはず。


「飲み物取ってくるね」


「ああ、これまたすみませんねぇ」


キタ! この瞬間を待っていた。

委員長が部屋を出たこの時が作戦開始の合図となる。

来客の俺の為に飲み物とお菓子を持ってきてくれるというデータは昨日の訪問で確認済み。数分はこの部屋に俺しかいない状態となる、つまり何をしてもバレない。

ならやることは一つ。下着を……て馬鹿! 

そちらも大変興味があって人間界をより知る為に箪笥の中を見たいですが、今は我慢しておこう。というかバレたらどうするんだよ。

そうじゃなくて俺のすべきこと、今回の作戦の全てと言ってもいい。それは……


「あった……これがアイテム設定だな」


印天堂65の起動方法も昨日盗み見たおかげですんなりと出来た。

大乱闘スマッシュビクトリーズのタイトル画面がドドンと登場、スタートボタンやら操作してオプション設定を開く。


今回の作戦、それはアイテムを使ったものである。

委員長の実力は昨日痛感させられた、操作方法と知識を一夜漬けした程度で勝てる相手ではない。

なら俺が勝利をもぎ取るにはどうしたらよいか、寝る暇も惜しんで考えてきましたよ。

その答えを握るのがアイテム、ハンマーだ! 

アイテム設定を確認、アイテムの使用『なし』を『たくさん』に変更。そしてハンマー以外はOFFにしてハンマーのみONにする。

これで準備は整った……あとはしれっとタイトル画面にして、


「お待たせ」


「おおっ森林の天然水だ。ありがとね」


お菓子とお水を持って委員長が戻ってきた。

何も知らずに……くっくっく。

今回の秘策、それはハンマーで無双作戦。

スマビクではキャラ同士の戦いの他にアイテムの概念が存在する。

人気キャラの原作で登場したアイテムの数々がスマビクでも使用出来るのだ。状況に応じてアイテムを駆使して相手を翻弄するのもスマビクの魅力の一つだとネット掲示板に書いてあった。

中でもハンマーのアイテムは強力で、持っている間はほぼ無敵アンド相手に触れるだけで大ダメージを与えることが可能とチート性能を誇る武器となっている。

これを使えば俺でも勝てるって寸法さ。委員長はハンマーが使用可能となっていることを知らない、というか知られたら作戦はほぼ失敗したも同然なのだけど。

突然降ってきたハンマーにビックリしているところを俺が強襲ってわけさ。

ぐっへへー、今から笑いが止まらないねぇ。


「それじゃあ勝負のルールだけどさ、お互い残機1ね。後腐れなしの一発勝負といきましょうよ」


「分かった。……私が勝ったら」


「勿論覚えてるよ、委員長が勝てば俺が出来る限りで言うこと一つ叶えてみせましょう。けど俺が勝った時は印天堂65を譲ってもらうからな」


正直負けた時のことなんてどうでもいいんだけどね。こっちにはハンマーという強力な助っ人がいるのだから勝つ要素しかない。

昨日ネットで見たぞ、ハンマーを使ったキャラが残り三体を天へと打ち上げる圧巻の様を。

委員長がどれだけ強かろうと関係ない、全ては鉄槌の前で無力と化すのさ。

残機1の一発勝負にしたのも二回目以降ハンマー対策をされない為にだ。

ましてやハンマーを使われると笑えないからね、一回目の奇襲だからこそ通用する手だからこそこの勝負、もらった!


「じゃあ始めるぜ……!」


「……」


委員長の使用キャラはブービィ、昨日初プレイでボコボコにされた憎き相手。

こちらも昨日最初に使ったモリオを選択、リベンジに燃えるおっさんの恐ろしさ見せてやるぜ。

キャラ選択も終わり、ステージ選択画面へ。

ここは何も言わせずにポポポランドを選ぶ。「うっしゃやってやるぜ!」と大声で唸って委員長に有無も言わせない。

ポポポランドとはブービィが原作で冒険する世界をイメージしたフィールドで、狭くて何もないのが特徴だ。

他のステージは広かったり障害物があってハンマー使用に適さない場合が発生する恐れがあるからな、ここなら苦なくハンマーで無双出来そうだ。

何より狭い、逃げ場のないステージでどこまで戦えるかな~?


「おらぁ行くぜモリオ!」


バトルが始まり雄叫びと共にモリオのやる行動は、逃げる! これに尽きる。

ハンマーが降ってくるまでひたすらブービィの攻撃を躱し続ける必要があるのだ。

これが作戦の第二のポイント、ここさえ凌げばどうにかなる。

執拗に迫ってくるブービィ。昨日散々お世話になった青白い刃、通称ファイナルカッターが襲ってくるが上手く回避していく。

拙いながらも連撃に捕まらなければ吹き飛ばされることはない、冷静に大ダメージだけは受けないよう動き回れ。


「……っ、やったぜ」


「!」


逃げること十数秒、アイテム設定で『たくさん』にした甲斐があった。

早速ハンマーが降臨なされた! 

何気なく空から落ちてきたハンマー、それを見た委員長の顔が驚いたものになったのを横目で見逃さなかった。

すぐさまハンマーを拾い、そして、


「ひゃひゃはははははぁ! モリオの逆襲を食らうがいい!」


Aボタンでハンマーを手に取った瞬間、モリオの様子が一変した。

チカチカと目に悪そうな赤色の閃光を全身から発しながら狂ったようにハンマーを振り上げては振り下げている。


まさに狂気、そして凶器! 


今のモリオに近づこうものなら問答無用に弾き飛ばしてやるぜ。

委員長も事態を把握したようだがもう遅い、無敵状態のモリオ兄さんを倒す方法なんてないね。

この狭いフィールドでならすぐに捉えることが出来る、これで印天堂65は俺の物だ!


「……」


「おっ、空中に逃げても無駄だと思うよぉ?」


ブービィは空中へとジャンプ、そのまま特技である空中浮遊をし始めた。

65版スマビクにおいてブービィの吹き飛ばされてからの復帰率は異常に高いとネットで囁かれていたがそれも納得の浮遊を見せるブービィ。

プク、プク、と空中でずっと浮いている。

けれどそれも限界がある。そのうち落ちてきて下には……モリオさんが待っていますぜ。

はっはっ、卑怯と言われて結構っ。勝てばいいんだよ勝てば。

悪いがもう勝負が決したも同ぜ…………ん? 


なんか、ブービィが石に変化し……


「あっ!?」


衝撃の映像が映し出された。

高笑いする口がその勢いであんぐりと開いて顎が外れてしまいそうになる。

何が起こったのか理解するのに半呼吸、その半呼吸を行うだけで顔中から汗が大量に流れいく……一呼吸で全てを把握し、手からコントローラーが落ちそうになる。

石へと変化したブービィ、垂直へ落下するブービィの強力な技だ。

俺は勘違いしていたみたいだ、ハンマーを持てば無敵だと。

けれど例外はあるようでストーン状態のブービィの攻撃、ハンマーを振り回すモリオ、互いがぶつかった瞬間、吹き飛んだのはモリオの方だった。

そして不幸は続く、モリオを操作出来ない。


「な、なんで動かないんだよ!? 動け、動け、モリオー!」


動け、動け、動け、動け、動いてよ。今動かなきゃなんにもならないんだ。動け、動け、動いてよ。今、動かなきゃ、今、やらなきゃ、モリオ死んじゃうんだ。もうそんなのやなんだよ。だから、動いてよ! 

必死にボタンを連打するも、モリオはハンマーを手にしたまま操作不能。

そして狭いポポポランドで吹き飛ばされたモリオの下は何もない空中、どうすることも出来ないままモリオは下へと落ちていった。

昨日何度も聞いた爆発音と共に画面に浮かんだのは『GAME SET!』の文字、場面は反転してブービィがドヤ顔で踊っていた。


結果、俺の負け。


「そんな……」


「ハンマー持った状態だと普通の打撃は通用しないけど遠距離攻撃とかブービィのストーンは普通にダメージ食らうよ」


「また一個学んだよ……」


終わった、文字通り終わった。

なんてこない、必死に頭捻って考えてきた作戦は呆気なく破られてしまったのだ。

当然のように、紙のように、簡単に破られた。

残されたのは絶望とショックと、そして罪悪感。アイテム使用を黙って行い、奇襲染みたインチキを使った上での敗北。

何も反論が出来ない……出るとしたら謝罪の文だ。


「すみませんでした!」


土下座、女子の部屋で土下座。

清水に言ったらきっと「女子の部屋で土下座するなんてアンタぐらいだよ」とまた馬鹿にされるのだろうなぁ。

けど土下座はしなくちゃならん、ズルしたら人間だろうとエルフだろうと謝るのが筋ってもんさ。

……これはマジで惨め過ぎる。ガチで勝ちにいって返り討ちなんて恥ずかし過ぎるって、また泣いてしまいそうだ。

く、ぅ……でも勝ちたかったんです。許してください……ぐすん。


「頭上げて。怒ってないから」


「え、ホント!?」


「うん。でも……約束」


約束……あ、そだった。

俺が勝てば印天堂65を譲ってもらう、委員長が勝ったら俺は一つ言うことを聞く。これが対戦前に提示したお互いの条件だった。

勝つ気満々だったから負けた時のことなんて考えてなかったけどまさかこんなことになるなんて。

言うこと一つだけ聞く……ど、どうしよ? 今更やっぱりナシってことには出来ない、さすがにそれやると俺のプライドが跡形もなく消し飛んでしまう。

さらに言えば何を命令されてもそれに従うしかない。無茶無理難題を要求されても「え、お前ズルしたよな?」の一言で何もぐうの音も出なくなってしまうのだから。

い、委員長は一体どんな命令を……!?


「お、俺の出来る範囲でお願いね」


「うん」


「それで……委員長の願いは?」


お前の命をもらおうか! 貴様の本当の名を明かせ! 世界征服に付き合ってもらおうぞ! この辺りが無理な願いだな。

焼きそばパン買ってきて、有り金全部渡してもらおうか。この辺は中級レベル。

う、うぅ……なるべく無理な要求はやめてください。


「……」


「委員長?」


「私のこと……名前で呼んで」


「え?」


そ、それってどういうこと? 

名前って呼ぶ? 委員長の?


「あー……えっと、漁火さん?」


「違う。下の名前……」


「……姫子?」


「うん」


……え、これが願い!? 

こんなのでいいの? 願いというか、これくらいなら別に普通に言うけど。

えっ、マジでこれでいいの!? 神龍さんも「も、もっと他にないの?」と聞き返すレベルの願い事だよこれ。

ま、まあ委員長がそう言うなら別にいいけどさ。

おっと、委員長じゃなかった……姫子、か。

んん……女子の名前呼ぶの初めてだからなんか気恥ずかしいなこれ。

でも約束は約束だし、これからずっとそう呼べってことだよね?


「こんなんで本当にいいの?」


「うん……」


「あ、だったら俺のことも好きなように呼んでいいよ」


俺だけ下の名前で呼ぶのは変だ。俺は姫子って呼んで委員長が木宮君とかだと周りから変な目で見られそうだし。

考え過ぎかもしれないけど知らない世界で荒波立てなくないエルフの心情を察してくださいな。いやエルフってことは察しないで。


「……テリー」


「ちょ、それはやめて」


好きなように呼んでいいとは言ったけども! 

クソ、清水のせいか。今日も昼休み委員長の前でテリーって呼びやがって。

ん? 委員長の前で呼んでいたか? まあそれはいいとして。

清水は周りに誰がいても関係なくテリーと呼ぶ。あだ名扱いされているとはいえエルフとしての本名を頻繁に言われるのはヒヤヒヤして嫌なんだよ。

だから委員長もテリーだけは勘弁してよ。


「……じゃあ照久」


「ん、それならいいよ。じゃあもう一回勝負しようよ、いいん……姫子」


「うん、照久」


その後もブービィでボコボコにやられましたけどね。


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