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作者: ひじり

 あったのは一度きりで話したのも一度きり。

ほんの数分だった思う、でも私には永遠のように感じられた。


 あの日から私の頭の中にはあなたがずっと残っている。

別にかっこいいわけでもないし背が高いワケでもおしゃれだったわけでもないのに

どうしてか忘れられなくて、気がつけばあの日のことを思い出してはあなたは今どこで

どうしてるのか考えるようになってた。

 

 友達に話すのすごく不思議そうな目で見られる、自分でも不思議だと思うから別に言い訳はしない。


 名前くらい聞いとくんだったなぁと、時々後悔にかられる。

連絡先を聞く勇気なんて当然持ち合わせてはいないし、軽いやつだと思われうのも嫌だし、

とりあえず自分に自分で言い訳を重ねる。


 どうやら忘れることはできないらしい。でもそのうちきっといい思い出になるだろう。

だからその日までこの気持ちを大事に自分の中で温めておこう。

名前も知らないあの日のあなた、今どこで何をしていますか?

そんなことを思いながら空を見上げる。


――この青い空のしたのどこかにいるあなたを思って

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