表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。

ささやかな情交

こんな時しか、我儘言えないの

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

恋愛です。

ほんのりR15を思わせる描写があります。

内容は多分、健全です。

「ごめんね。暫く物凄く構ってちゃんだと思う」

そう言って、最近は傍に居ることが増えた。何処に行くのにも着いてきて、朝目覚めた時でさえ、傍に居る。夜寝る前も、夜もすがらも、朝も、ずっとキスを強請って来た。珍しい光景だった。それが……毎日続けば良いと思った。

目覚めた後の何時もの光景。大抵隣に居ないか、蹲っているか。本日は後者だった。ただ何時もとは少し事情が違った。顔は青ざめて、額からは玉のような汗が浮かんでいる。そっと額に手を当てると、しっとりと汗ばんだ肌が手に吸い付く。

「具合悪いのか? 病院行くか?」

「ん……大丈夫……。あの……お腹痛いから……薬を……動けないから……とって」

心配になって声を掛けると、苦しげに開口。何時も小さく儚い声が輪にかけてか細い。黙って頷いて、救急箱を。腹が痛いと言っていた。ならば胃腸薬だろうか?

そう思って褐色瓶を携えて戻ると、少しだけ口角を上げて笑った。しかし外れた様で、小さく首を振る。

「あ……ごめんね……。それじゃなくて……。頭痛薬とかの方……。あと水も……」

自宅にある頭痛薬と言えば一つしかない。少し大きめの錠剤。ラムネの様な。夜色のパッケージとコップ一杯の水を携えて戻ると、ゆっくりと起き上がった。

口に含む。一杯の水と共に下す。そうした後はまた同じ様に蹲って、上目遣い。

「お腹摩ってくれる?」

この状態では触れる事さえ出来ない。少しズレた会話が愛らしい。傍に寄り添って背を摩る。少しでも良くなる様にと頭を撫でる。

「有難う……」

「ん……。汗掻いてるな。パジャマ用意してくる」

起立した途端、それを阻む手。どうやら一緒に居たいらしい。何時もは直ぐに逃げ出す癖に、離れると遮る様に縋り付く。何となく猫っぽい。


数時間後、薬が効いて来たらしい。震える手を伸ばして抱き着いてきた。俺の胸元に自らの顔を擦り寄せると、小さく息を吸った。

「有難うね。良くなったよ。明日からは控え目かな。沢山、我儘言ったし。……眉に皺が寄ってる」

「撤回するまで離すの止めようかと」

我儘だとは思っちゃ居ない。だがこれを我儘だと言うのなら、俺の方も我儘を言おう。

まぁ、詳しく言うとムーンライト様行きです。

なので、全力でぼかします。


彼女さん、本能に忠実に生きてる面がありそうな。

それを抑える為の行為が理性ですし、逃げ出す行為なんですが。

ある状態がきっかけで、割と本能的な行動してました。

(そうなってる時の話も書きたくなってきました。何故後なのか。昨夜私を襲った激痛が全て塗りつぶしたから(҂˘̀^˘́)ง)

まぁ、それが終わりを迎えた時の話。

でも体調不良故に頼らざるを得なくて、ここぞとばかりに甘えてます。


ヒントは胃腸薬ではなく、頭痛薬。鎮痛剤。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ