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第21話:料理修行開始


宿に戻ってからは、モームさんに料理を教わることになるのだが…


「ただいま戻りました」


「おや、おかえり。早速料理の練習をするかい?」


「そうですね、よろしくお願いします。」


「あいよ。もう準備はしてあるからこっちおいで」


ついて行くと、そこにはそれなりの量のジャガイモっぽいのとか、人参っぽい野菜などが用意されていた。


「それじゃあ、まずは包丁の練習からだね。きちんと料理をするには道具を使いこなさないとだけど、その中でも一番怪我をしやすい道具だからね。これが出来ないようだと危なっかしくて料理はさせられないよ」


「と言う事は、これらの皮剝きですかね?これくらいはしていた事があるので大丈夫です。まぁ、然程うまいわけではありませんが…」


そう言いつつ包丁とジャガイモっぽいのを手に取り、まず芽をほじくってから皮を剝き始める。皮剝き自体久しぶりな事もあって、剝いた皮の厚みに若干厚めの部分が出るのはどうしようもない。

とは言え、それに目を瞑れば一応及第点ではなかろうか?


「へぇ、ほんとにきちんと剝けてるねぇ。でもまだちょっと危なっかしいし、皮が厚い部分もあるからね。とりあえず、そこにあるのを全部剝き終わる頃には今よりマシになるだろうさ」


と言う事で、まずは怪我をしないようにと包丁の扱いを上達させるために、野菜の皮剝きとカットをずっとしてました。

私の食事は一番最後になったけど、その代わり私の分を作る時に丁寧に下拵えや作り方を教えて貰ったが、見ていただけで自分で作った訳ではない。

そして当然のごとく大盛りを出されたが、今回は割とすんなり完食しました。今日はお昼抜きになったせいか問題なく食べられたので、これはこれで良かったなとか思った。

でも多分、昼を抜いたと言ったら追加が来そうなので、内緒にしておこうと決めた。


部屋に戻ってからは、今日調べた事を書き留めたメモを整理しながら、後から見てもすぐに必要事項に辿り着けるように編集しつつ、内容を復習する。

システムのメモ機能があるので筆記用具がいらないだけでなく、どこにいても書けるので非常に便利で助かってます。ありがたやありがたや……これからもよろしくお願いします。

3日目にしてようやくまともな一日を過ごせた気がする。朝方のは気にしない。明日はもっと穏やかな一日でありますように。おやすみなさい。




ん、む……朝かぁ………


今日は昨日の続き、各初期職種のスキル確認と有用なスキルのピックアップ。

それらの優先順位と、可能であれば取得条件の確定。あとは地理と生態系、植物分布と植物系と動物系の詳細を調べる。

おそらくこれだけで数日は掛かるだろう。それだけあれば警戒系スキルも少しは上がると思う、というか上がって欲しい。そうじゃないといつまで経っても街の外に出られないからね…



「おはようございます。」


「おはよう。それじゃ、昨日と同じように皮剝きしてから朝食にするよ」


「わかりました。よろしくお願いします。」


そうして大盛り朝食を食べてから、図書館に向かう。

あんまり運動してないのに毎回この量を食べていたら、お腹のお肉が大変な事になりそうな気がするが…でもプレイヤーキャラだから体形変化はしない、はず!

などと、そんな益体も無い事を考えながら応接室の掃除を済ませて、いざ調査!


まずは物理職のスキルチェックからだな。優先すべきは警戒や発見などの知覚系のスキル。知識系も言ってみれば知覚するために必要な情報の補強するためのものと言えるので、知覚系として纏めてしまえるだろう。

まずは識る事。次に対処だが、その対処を可能とするための技能の前に、その技能を扱うための身体能力や条件を満たさなければならない。

つまり身体機能の上昇や拡張をするためのスキルが必要となる。


それらで底上げした状態でようやく対処するための技能を扱える様になるわけだが、裏を返せばこの段階まで到達しなければ、剣術や弓術を修めても十全に扱えないと言う事になる。

そしてこれらの武術の動きを身に付けてなければ、所謂アクティブスキルと言った戦闘技能も使いこなせないため、戦闘スキルは最後に回そう。


となると優先順位は狩猟>盗賊>冒険者でいいだろう。さらに知覚>拡張>武術の順に分けて置けば、後で整理もしやすいはずだ。

先にテンプレートを作っておき、後はスキル名を順次書き込んで行くだけにしてから、狩猟系の職種から順にスキルを調べていく。



………………………………

…………………

………



ふぅ…疲れた……

狩猟・盗賊・冒険者のスキルを書き出し終わったが、まだ日暮れまで時間があったため、ついでに魔術師のスキルも書き出しておいた。


今日のところはここまでにするか。

あとは帰ってからスキルの重要度と、獲得・修練における戦闘の可否などを考慮して、これからの行動の順序を決めればいいだろう。

出来れば図書館に居ながら修練出来るスキルを全部取ってから、他の調査に入れれば一番効率がいいんだが…

職依存のパッシブスキルの獲得条件がわからんのが結構あるのがなぁ……


とはいえ、シミュレーションゲームのように1ステージ毎に行動限界が決められてる訳でもないから、そこまで急ぐ必要もない。焦らずのんびりやろう。

どうせ当分の間は初期狩場に行っても混雑しており、経験値よりストレスの方が溜まりやすくなってるはずだ。そこで無駄な時間を使うくらいなら、こうして思索に耽る方がずっとマシだろう。


それにしても、冒険者ギルドで訓練は出来そうではあるが、それがギルドメンバー以外でも可能かどうかまでは書かれていなかったのは困りものだ。

こうなると直接確かめに行くしかなくなるので面倒な事この上ない。

ないのだが、結局行く事になるんだろうなぁ…


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