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ツインレイ
「来世こそは一緒に幸せになろう」
二人が交わしたはずの約束も、この世に生まれた途端記憶のカケラもない。
けれど空虚感が常に埋められない心は、失った自分の一部を常に探し、求め続けている。何度生まれ変わっても引き合い求め合い、お互いの存在によってのみ自分の居場所だと知る。
――それは魂の片割れ。
けれど運命の恋人と言われる甘ったるい関係性だけではなく、時に残酷で痛みを伴う。
それでもお互いが強烈に惹かれるほどその光は力強く愛が深くて、もう決して失いたくない唯一無二の絶対的な存在。
出会うべくして魂が惹かれ合う、もう一人のかけがえのない自分――ツインレイ。