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「トリトン(海竜)の逆襲」【第2段】 

作者:船木千滉
新日本重工レジェンドの故東郷が開発した小型潜航艇・海竜は、沖縄海域へ至る中国海軍J特型200隻を迎え打てるのか!

死んだ筈の伊東は……アメリカ海軍最新鋭艦・空母ジョン・F・ケネディーの艦内にいた。(ピー)という機械音につづき(カンカンカン)と、警報音が指令艦の指令室内に鳴り響いた。それと同時に、空母JFKの戦略指令室にも室内のスピーカーを通して、ロアークの緊急警報音が鳴った。
「ロアーク、なんなんだ、これは――」
「下、真下からの発射音です、その距離、NO―着弾します――」

その頃、中国の武漢造船所では……
「来年の春までに、沖縄を落とせ」
「来年の春―それでは半年もありません」
「北戴河会議には、統治した台北から最初の特首を呼ばねばならない」
(それはお前達の都合だろ…)
武漢造船公司副経理の周高隆は、心の中で毒づいていた。

一方、日本国内……沖縄方面の緊張が高まる中、日本政府は東京都内統合戦略本部に重要閣僚が集まり、首相の赤瀬川天喜を中心に国家安全保障会議が開かれる。だが首相腹心の黒田防衛大臣以外は、あらぬ方向を見ていた。だがその頃、北で大事件が発生する。

物語は、新日本重工中興の祖である東郷の遺志を継ぐ伊東と松岡、そして赤瀬川首相・黒田防衛大臣を中心に、アメリカと中国、そしてベールに包まれた第三国の間の闘いを描く。東郷の志は故郷示現流「一撃必殺」を旨とし、そこへ剣道8段・松岡のメタ認知が加わる。彼らと共に国を守る赤瀬川は、「二度と日本国を火の海にしない」を旨に専守防衛を目指す。最早戦わずして勝つことは無理、さらば虎穴に入らずんば虎子を得ず……、いざ闘わん。

(「エブリスタ」同時掲載)
プロローグ
2022/06/09 22:28
第8話(その3)
2022/06/24 22:00
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