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25.夕食作り③

「じゃあ、スープ作ります。まず、タマオンとガーニック(にんにく)を薄切りにして下さい」

その間に、私はエビの頭と殻を入れて炒める。

「出来ましたよ、お嬢様」

「ありがとう。じゃあ、ここに、タマオンとガーニックを入れて下さい。塩、胡椒して、っと。

あっ、白ワインを準備して欲しいのと、トメットの微塵切りをして下さい」

「了解です」


タマオンがしんなりしたら、白ワインを入れて水分がなくなるまで強火。水とトメットの微塵切りを入れて中火。沸騰したら、アクを取って蓋をして弱火10分。汁気が半分程になったら火から下ろす。

粗熱取れたらスープと殻を分けて、殻は少しのスープと一緒にすりこぎでつぶして裏ごし。


ふーっ、説明しながらって大変だわね。

あとは、アーサーさんに任せよう。

次は、ジャガトサラダね。


「師匠、どうですか?」

「あっ、お嬢さん、ナイスタイミング。今、茹で上がったところっす」

「じゃあ、ジャガトを潰しまーす。私が潰してる間に、タマオンとキュウカンを超薄切りにして、塩ふっておいて下さい。で、水出てきたら絞って下さい。あと、ハムを短冊切りでお願いします」

「了解っす」


あとは、ジャガトの粗熱取れたら切ってもらったもの全部とマヨネーズ入れて混ぜるだけ。

孫たちは、これにリンゴ入れたポテトサラダが好きだったわねぇ。


「あっ、お嬢様〜。茹で卵剥き終えましたよ」

「ありがとう、アニーちゃん。じゃあ、茹で卵とピクルスを微塵切りしてくれる?」

「はーい」


これも、切ってもらったものとマヨネーズを混ぜるだけ。簡単なのに、悪魔のソース……。

太るのよねぇ、美味しいけど。

醤油さえあれば、チキン南蛮とか最高なのよねぇ。

グレイに醤油と味噌を探してもらわなきゃ……。


説明は全部したから、みんなが作業してる間、ちょっと休憩しよう。やっぱり、5才の身体は体力ないわ……。

あとで、お酒を見せて貰ってお父様たちにカクテルでも作ってあげようかしらねぇ。私も呑めるなら呑みたいけど、さすがにダメね………。


「あぁーあ、お嬢さん、疲れちゃったみたいっすね」

「そりゃ、いつもならお昼寝の時間だろ?」

「お嬢様、笑顔も可愛いけど、寝顔も可愛いですね〜」

「あ、俺、抱っこしておきましょうか?」


バシッ。「いたっ……」

「だ・か・ら、お前はすぐ抱きしめようとするな!あっ、もしかして、お前、ロリコンか!?」

「っ!!違いますよーー!!」

「アーサーさん、しーっ!!静かにしないとお嬢さん、起きちゃいますって」

「あっ、ごめん。…違いますよ。お嬢様だけです」


「「「っ!!!」」」


「……お前、あとでグレイさんに怒られろ」






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