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無職になったので吸血鬼とならず者国家を作りたい  作者: もみあげの長い女の子のもみあげ食べたい
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1話:暗殺者モドキと吸血鬼モドキ

暗闇の中、幾つかの影が交わるように一つになり、離れては一つ…又一つと倒れて行く。



辺に散らばる鉄の暗器や礫の類は、倒れ逝く一団が戦士や剣士の類いではなく暗殺者のソレである事を示している。



やがて、たった一つの影だけが闇夜に残った。



月明かりに照らされる糸目の男。



何処か胡散臭い顔つきに、余裕を浮かべた表情は…強者のソレなのだろう。



なにせ怪我も無く、剣以外に返り血の一つ浴びていないのだから。





「お勤めご苦労様です」





そう本当に心からねぎらうように、糸目の男は周囲に倒れる影に労いの声をかけた。


それは彼が任務より帰って来た者を真っ先に迎えて送っていた言葉でもある。





「手加減、されてしまいましたね、五番…さま」





5番と呼ばれた男がその長剣を目に見えぬ速度で振るうと、

剣にこびりついていた血が一滴残らずビシャリと地面へと叩きつけられた。




「まぁ、暗殺者って本来真正面から斬り合う物じゃぁないですしねぇ…

手の内わかってる以上、私と切り合って勝てるメンバーじゃないですし」



ふぅ、とため息をついて空を仰ぐ5番。



「あっ、全員手加減したつもりなんですけど一応生きてる人手あげてください」





その言葉に倒れて居た全ての影から手が上がる、

少々間抜けな姿だがその実恐ろしい事であるのは言うまでもないだろう。





「呆れた…全員手加減されて倒されているとは…人の事言えないですが情けないですね」





あいたたたた…と口走りながら一つの影がゴロリと仰向けになる。





「五番様は…このさきどうされるので?」



少々心配そうに、女の声が5番へと問いかける。



「んー…考えていませんがせっっかくなので人殺し以外の事をしたいですね、

今までが殺しすぎた感すごいでしょう?なのでもーちょっと生産的な事してみたいです」



「っふふふふ、痛ったた…相変わらず読めないお方です」




傷口を抑えながら笑う女に背を向けて、緩やかに歩き出す5番。



「そうですか?そうだ、皆さんもこれを期に生産的な仕事につくのは如何です?

わざわざ国に任務失敗の責で殺されに戻る必要もないでしょう」


「それも…良いですね、ええ」


ヒュン、とその背中にナイフを投げつける女性。


だが、それは一瞥もされる事なくキンと剣の柄で弾かれ、

くるくる螺旋を描いて別の倒れた影へと刺さり、それを見た男は僅かに微笑むと闇の中へと溶け行った。




「あ痛!?」



ナイフの突き刺さった影の声が響いた、彼にとってはとんだ災難である。



「あ、ごめんなさい、やっぱり勝てないかぁ」




「ちょ、姉さんこれ毒塗ってあるんですけど…」




「62番の解毒薬で行けるわ、無かったら這いずって取りに来たらどう?」




「やべー…この人外道だ」




「もとより人の道から外れてますよ…っと」




ヒュンと、小さな小瓶を投げるとナイフの刺さった男が即座にソレを飲み干した。




「あー…死ぬかと思った…所でどうします?戻ったら今度はマジで死にますけど」




「……そうね、私はまぁお金あるし…どっかで酒場でも経営するわ」




「偶然入った時は一杯奢ってくださいよ、

つーか5番様めっちゃ強かったなぁ…騎士にでもなりゃ安泰だったろうに」




「暗殺者の家系だったからねぇ、その癖てんで隠密ダメなのに真正面からの斬り合い強いのなんのって」




「こっちの技全部知ってカウンター入れてくるんだからズルイよなぁ」




「まったくで」




はぁーと全ての影がため息をつく。




「俺等が消えれば国も終わりか、隠密対策なんて全部俺等任せだったもんなぁ」




「潮時と言えば潮時でしょ、私達の言葉をマトモに聞いてくれなくなっていたもの…

私達みたいな協調性無い隠密纏められるカリスマなんて5番様以外に…ねぇ?」




「あー…切り捨てられる前にトンズラこきますか、一応最低限の義理も果たしたし」




「そだねー」




ムクリと立ち上がる影は皆別々の方向にトボトボと歩いて行く。


彼等はつい先程まで世界に名を馳せていたティンド国の隠密であり、

暗殺や諜報において絶対的な優勢を保ち、

小国でありながらも国の領土や利益を損なう事なく立ち回れる大黒柱として存在していた者達だ。




だが、国はたった一つの判断ミスにより彼等を失う事になった。


それは5番目の頭領である5番が国よりの命令を拒んだ為、彼を殺し別の頭領を作ろうとした事。





5番目は歴代最強の"戦闘能力"を持ち、歴代最低の"隠密能力"を有していた。




一人の貴族を暗殺するのに堂々と相手の玄関口より入り、館の中の全てを殺す事で目撃者無く暗殺を成功させる。



それが上手く潜む事のできない彼のやり口。



皆殺しとは血も涙も無いように思えるが…以外にも慈悲も兼ね備えていた。



彼が押し入るのは子供が寝静まった頃、

皆に悲鳴一つ上げさせず子供以外の全てを殺す程度のささやかな物ではあるが、

その慈悲を持っているという挟持が"子供を殺せと"いう依頼を送りつけた国との確執となり今に至る。




大黒柱を自ら抜き取ったこの国は何れ滅びるだろう…だが、最早彼等の知る所ではない。




そして、事実3年の歳月の後。



ティンドの国は地図よりその姿を消す事となる。
















5番という男は焦っていた、戦闘技術において無双を誇る彼が恐れる事などただひとつの物だろう。




「路銀がつきましたねぇ…」




金銭的な問題である。




木の上にぶら下がり、糸のような細い目をさらに細く薄くしてそのペラペラな金貨袋を振り回しため息をつく男、5番目。




彼はあらゆる戦闘術に秀でた暗殺者…もどきである。




彼個人の名誉の為に言うなれば、何処かに士官でもすれば一瞬で貴族に花咲くだけの技量も器量も知識もある。




だが、仮にも暗殺者であった自分が騎士になどなって良い物なのだろうかという葛藤から彼はその門を叩けず空腹という名の人に付きまとう永遠の病を患っていた。




「山賊にでも身を窶せば楽なんでしょうが…いかんせん非生産的だ」





彼には善良な心もあった、ぶっちゃけた話をすると相当面倒かつ複雑なメンタルなのである。




腰に4本ぶら下げていた彼の剣は全て路銀と消えて、見てくれだけは暗殺者の頭領として君臨したが故に見事な物なのだが中身は何も無い状態。




もしも彼が普通の暗殺者ならばサクっと野生動物でも狩って明日への糧とする事もできたのだろうが、

残念ながら彼は真正面から突っ込んでくる動物を叩き切るか、追いかけて叩き切る事しかできなかった。




はじめはそれでも良かったのだ、魔物等を狩って食べる事ができたが…その数が100を超えたぐらいからか?



何故か野生動物どころか魔物すら彼を避け始めた。

人を見れば積極的に襲うあの魔物すら、だ。




動物的直感なのだろう、彼を見れば一目散に逃げ出し体臭を捉えれば一瞬で山奥へと消え去っていく。




「どうとも仕方ないですねぇ、非生産的な行為はもうしないと心に誓っていましたが」




目線を、そっと崖下にある古城へと下ろした。

かつての貴族の支城らしく中にはおそらく食べられない系の骨とかゾンビとかの魔物が詰まっている筈だ。



同時にかつてソコで使われていた銀食器とかも…あるんじゃないかなと睨んだ訳だが。




「いやーでも暗殺者が墓を漁るのもなんだかアレですよねぇ…アレですよねぇ…」




なんとも面倒な男だが…流石に数度腹の虫が彼を急かすと耐えきれなくなったのか、

ピョンと、崖から飛び降りて平地に立つ支城に向かい疾駆する。




彼の同僚ならば足音すら立たないのだろうが、トトトトと普通に走る音が聞こえ砂が後方に舞い散っているのが、彼の暗殺者としての素養の低さの現れだろう。




だがそのような事を彼に言えば、きっと3日寝込むぐらいにメンタルダメージを受けるので決して言ってはいけない。



本人もものすごくコンプレックスに思っているのだ。




「到着っと」




常人であれば数十分かかるような道のりでも、彼にかかれば1分程で到達する。

フィジカルは忍べない以外は完璧だ、ただしメンタルは非常に打たれ弱いので取扱には注意が必要。



ほんとめんどくさいなコイツとか言ってはいけない。



そんなめんどくさい男は古城の周囲の古びた防衛施設からわずかに気配を感じ取り、剣を握ろうとマントの下に手を突っ込む。



まぁ、売り払った為其処に剣は無いのだが。



その事実に気付いた後、少々気恥ずかしそうにそのポーズのまま気配の元へと突っ込んだ。





元来であれば、それは気配を放つ類いの物ではない。

だが、5番は自らに向けられた概ねの負の感情を感知する事が出来る。



ちなみに自分に対する恐怖心なんかは分からないので微妙にポンコツである、それさえできれば獣も取り放題だったろうに。



そして、その殺意の主を5番は瞳に捉えた。




「骨、骨かぁ…食べられませんねぇ…齧ったら美味しいですか貴方?」



カタカタと骨を鳴らしヨタヨタと歩いてくる魔物、スケルトンと呼ばれる人形の骨の魔物だ。




5番はソレの横を通り過ぎる刹那、

その骨が持っていた朽ち果てた槍と肋骨を一瞬で奪い取り頭部から背骨までを一直線に切り潰す。




ガジガジと試しに肋骨を齧ってみたが、どうにも美味しくないのでペッと吹きだすと砂のようになって潰れたスケルトンと共に消え去った。




「美味しくないですねぇ、お腹は満たされません…」




トホホ、と口に出して言い出しそうな肩の落ちた背中がトボトボと歩きながら、

奪い取った槍を振るいながら向ってくるスケルトンを撫でるように切り潰していく。




普通であればこのような朽ちた槍で同じ事を行えば槍側が持たないだろう。

だが彼は、持っただけでその槍の強度限界を理解し、槍が敵に触れた瞬間最適な衝撃分散を行い長持ちさせている。




はっきりって人間業ではない。




だが、技は人間離れしていても彼は人間だ。

時の流れを逆行する事はできず、ついにその風化した槍は役目を終えた。



槍として最後に一華咲かせた満足の行く散り際だったと武器が語るかのように、パリンと穂先が割れ、柄が砕ける。




それに哀愁すら感じる事なく、5番は次のスケルトンから別の武器を奪い、

先程と同じように人間離れした武技にて骨を潰していくが…



傍から見るとある種のルーチンワークめいた所業である。



もっとも、こんな行為をルーチンワークにしているなど剣士や騎士が知れば自信を失うか卒倒するか、はたまた何もかもがいやになって実家に帰って畑でも耕す事請け合いである。




「うーん食べれる物は…うん?」




ある程度の数を減らすと急にスケルトン達が散開して逃げ惑い始める。

それを見た5番も通行の邪魔だったから切り捨てていた為、これ幸いと城に向って歩み始めた。




「生者を憎むスケルトンが逃げるとは、存外恨みというのも薄まるのでしょうか?

無駄にお腹減らさなくて良いので私としては万々歳ですけどね」




等と呟きながら場内へと踏み入る5番。




カツリと足音が響くと同時に、冷たい石畳の空気が空腹の腹を撫でるとキュウキュウとうめき声を上げた。




「ああ、次に生きている物を見たらなんでもいいから食べたい気分ですね…ネズミでもコウモリでも蜘蛛でも蛇でも魔物でもいいです」




きっと人であっても食べてしまうかもしれない、そのような剣呑さすらみせながら歩む男の殺気は、

周囲の亡霊や骨やコウモリを黙らせるには充分であった。




もしも彼が魔物を魔物として見ていたならば彼等も動いただろうが、

精々道端に転がる石ころやごちそうとして見ているのならば、その身を潜ませるのも道理であろう。



それは圧倒的な強者や上位悪魔等と同じ認識であり、彼等はそのような感覚に実に敏感なのだ。




実力差がありすぎると弱い魔物に襲われづらくなる、というヤツである。

だが、無論例外もある。




「ん?」




窓から差し込む光に混じり、僅かに煌めくソレを見逃す程彼は甘くは無い。

姿すらマトモに見えぬその光の先に合わせるように、先程奪った古びた長剣にて合わせ、弾く。




「おや、おやおや?食いでのありそうな物が出てきましたか?」




ポタポタと、わずかな血がその土埃で乾いた石畳を潤す。


だが、その血は5番の物ではない。




「バカな…不可視の一撃を弾き、さらには此方に一撃を入れるとは!?」




「やだなぁ、ちゃんと見えてましたよ?爪先がキラキラ光ってましたし…あ、顔と身体は見えてませんけど」



コンコンと、軽く剣で地面を叩いて目には見えない程度の剣の歪みを修正する5番。




「できれば食べごたえのある魔物が良いですねぇ…ラミアとかとくに下半身が美味しそうですし」



「ッ!?」



「ああ、怯えないでくださいよ、ただちょっと食べようと思っているだけです」



「フ、フフフ!面白いわ!やれるものならやって見なさいな!

この不夜の女王たる高貴なる私の姿を見て尚、その威勢が保てるならね!」




周囲の闇がざわめき立ち、淀み、停止していた風がどこからか吹き荒れガタガタと空間ごと城が震えだす。




「あ、そういう演出いいんで食べれるかだけ先に確認させてください」




5番がヒュン、と目に止まらぬ早業で拾った礫を投げると…




「ぐえっ!?」




情けない声と共にボトリと何も無い空間から落ちてきた。

尊大な声とは裏腹に、美しい金色の髪と長く伸びたもみあげを翡翠の髪留めで止めた少女が声の主だった訳だが。


「……あー…ヴァンパイアですか、

そういや不夜がなんたらって言ってましたね…美味しくなさそうなのでチェンジで」





心底残念そうにそう言う5番の男、ちなみに吸血鬼は人間が1対1で戦ってまず勝てる相手ではない。

無いが…彼はそういう事をあまり気にしない。





「うごごごご…お前、ほんと何者だ…」



礫の直撃した鼻を押さえながらムクリと立ち上がる吸血鬼、

女の命は取らないが、命といえる顔に対しては割りと容赦無いのが5番である。



「名前を名乗るならまずは自分から名乗りなさい…と、言いたいですが」



流石に少々悪いと思ったのか、コホンと咳払いをする5番。



「魔物とは言え女性に石を投げた此方から謝罪を込めて名乗りましょう、私は5番と申します」



瞬間、魔力が城内部を埋め尽くすようにうごめく。

だが、5番は構えない、否…構える必要などなくどの状況からでも万全の一撃を放てるが故にそうする必要が無いのだ。



「バカめ!五番!その名を縛る!」




吸血鬼は血を吸ったり対象の名を縛る事で、対象者を忠実な下僕とする事が出来る。

出来るのだが…




「……あ、そういうの対策で正しくは名前を両親から与えられてないんですよね私」




「ひ、卑怯者ぉぉぉぉぉ!!!」




ガクリとうなだれる吸血鬼をよそに全身で喜びを噛みしめるように悶える5番。




「あっ、ちょっと自分凄腕の暗殺者っぽくなかったでした!?

それに卑怯者って罵られたの初めてなんですけど!えへへ…結構嬉しいですね!」




「えっ、あ、うん………関わっちゃいけないタイプの人種かお前」




「ああ、引かないでくださいよぉ、せっかくちょっと仲良くなれるかと思ったのに」




「人間と魔物が仲良くなれるなど…」




「いいじゃないですか、夢物語、私は好きですよ?ええ」




その言葉に僅かに驚いた表情をした後、プイとそっぽを向く吸血鬼。




「……フン、戦う気も失せた…お前もそのようだな」




「まー…食べれない種族であれば女子供を殺す趣味はありませんからね」




「………それで、何の用だ、先に言うが首はやれんぞ」




「いえ、それがですね?私此処にお金になる銀食器とか金品財宝が無いかなーと思って来た訳なんですよ?あ、食料もついでにもらえると一番ありがたいんですけど」




「お前ほどの者が盗掘とは…いよいよもって人の軍も極まったらしい、

長く続いた魔族の時代も終わりかもしれないな」




「いえいえ、人生色々ありまして冒険者とかに身を窶すのもどうかなーと思ってる内に…

その、路銀つきまして…はい」




わずかにその言葉に興味を持ったのか視線だけ此方へと向けてくる吸血鬼。




「人生に絶望でもしたか?」




「いえ、暗殺者の家系に生まれて頭領になったんですけどね?暗殺苦手だわ雇い主とモメて首になるわで…上手く逃げたのは良いのですが何をするか考えてる内に路銀がなくなった程度の話ですよ」




暗殺者、という言葉を数度口の中で反復して此方へと振り返る吸血鬼。




「暗殺者!?剣聖かなにかの間違いだろう!?」




「ノー!剣士剣聖ノー!イエス暗殺者!」




「……あんだけ殺気ばら撒いて進む暗殺者とか聞いたことが無いぞ、両親から何を教わったのだお前」




「いやー!隠密能力が生まれ持って皆無でして!エヘヘ……」





その言葉に目元を抑える吸血鬼。





「エヘヘじゃないでしょう、貴方ホンット…」




「アハハ、そっちが素ですか?良いですね、ちょっと仲良くなった気がします」




「いやホント貴方……あーもういいわ、銀食器の類いなら地下にあるから勝手に持ってきなさい、

捨てるの勿体無いから一応保管してただけだけど私には無用の長物だわ」





そう言うとスゥと姿が霞のように消え去る吸血鬼。





「うーん…良い吸血鬼も居るもんだな、ありがたくいただきますね」




見ているか分からない吸血鬼に一礼をしてカツンと石を地面に投げると、音の反響から地下の位置を割り出す。




「あっちか」




ふと…何かを思い出したかのように、振り返り落ちていた瓦礫で腕を切りつけ、

自らが持ち歩いている木彫りの器に自らの血を注ぎ床に置くと、再び一礼して去る5番。





数分後、風呂敷に入り切らない程の銀食器と、

明らかに不自然に置かれた宝石を回収してホクホク顔で街へと向かう暗殺者と、

それを城の天辺から見送る吸血鬼の姿があった。





これも又、一つの魔物と人間の形なのかもしれない。





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