表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ドラゴンさんの子育て日記  作者: 池中織奈


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

62/106

ドラゴンさんの子育て日記55

 新聖暦895年 流月の一日


 病気から回復した。とはいえ、我は心配をかけてしまったらしく、子達は我にべったりしている。

 ルグネだけではなく、普段は少し冷たいラビノアとシノウールも我の近くにいたりして、愛い。

 我が子達が可愛すぎて我は幸せだ。ラオも心配だったらしく我の傍にべったりだ。

 べったりしすぎてミカガネが呆れてた。


 新聖暦895年 流月の三日


 月の半ばごろに王都へ出発しようという話になった。村の連中とも話がついている。ライラにも手紙を出した。

 ライラにルアノの事を見せられるかと思うと嬉しい。


 新聖暦895年 流月の五日


 ルグネ、ラビノア、シノウールは三人で楽しそうに会話を交わしている。どうやら王都で何をするか話しているらしい。血が繋がっていなくても兄妹が仲良しなのはとても良い事だ。


 新聖暦895年 流月の七日


 ミカガネに我が子と我が番がとても愛いというのを話した。ミカガネは呆れた顔をしながら最後まで聞いてくれた。こうして我の話をちゃんと聞いてくれるミカガネ、我、好き。


 新聖暦895年 流月の十日


 ルアノに服を着せたらどうかという談義を子達がしていた。何でも鳥に着せる服が大きな街だとあると村で聞いたらしい。王都で見に行きたいと言っていた。


 新聖暦895年 流月の十三日


 王都への馬車にのる。これは村が手配してくれた馬車だ。通常だと護衛を雇うらしいけど、今回は我らが行きも帰りもいるので問題ないらしい。襲ってくるものがいたらだれであろうと蹴散らしてくれる。

 魔物は我らの気配に襲ってこないだろうが。ラオが言うには、盗賊とかはもしかしたら襲ってくるかもって言ってた。


 新聖暦895年 流月の十五日


 ラオが懸念していた盗賊が襲ってきた。我に勝てると思っているとか愚かなり。前にも思ったけれど、どうしてこやつらは力の差を理解しないのだろうか。村人に捕らえたほうがいいと言われたので捕らえた。あと、ラオが問いただして分かったのだが、結構活動的な盗賊らしい。

 幾人もの人間が捕らえられてるという話だったので、ついでに盗賊の巣を襲撃して助けた。村の連中がそちらの方が喜ぶと言っていたからだ。我、村の連中の事は気に入っておる。


 新聖暦895年 流月の十七日


 盗賊達は次にたどり着いた街で引き渡した。何か盗賊を蹴散らした我らに何者だと問いかけてきたが、ラオが何か紙を見せたら引き下がった。2号からもらったものらしい。我のラオは色々と頼りになる。


 新聖暦895年 流月の二十一日


 村人たちも一緒にのんびりとした道中なので、時間がかかったが王都に到着した。

 ライラの村の村人たちもきんきらきんがもてなしてくれるらしい。村の連中は少しびくびくしていた。きんきらきんが怖いというか、恐れ多いらしい。きんきらきんが村の連中に何かするなら我がどうにかすると言ったら首を振られた。何故だ。


 新聖暦895年 流月の二十二日


 ライラはすぐにルアノと仲良くなった。イラフもルアノを見て嬉しそうだった。愛いものたちが仲よくしていると、我は嬉しい。


 新聖暦895年 流月の二十三日


 今日は我が子達はきんきらきんの家の者と一緒にルアノの洋服を買いに行ったりしたいというので、別行動だ。本当は一緒に行きたかったが、「父さんと出かけてきたら?」とラビノアに言われたのでラオとお出かけした。劇を見た。楽しかった。

 戻れば、子達が我とラオにプレゼントをくれた! 何かあげようと思っていたらしく、我らについてこないようにいったのはそのためらしい。我、感激した。

 プレゼントはラオとお揃いの帽子だった。うむ、嬉しい。


 新聖暦895年 流月の二十四日


 きんきらきんが友人の事を大分まとめているらしい。まだできてないけど、もうすぐ出来るって言ってた。出来るの楽しみ。

 村人たちは竜の祝祭についての話し合いを一生懸命しているらしい。どうやら今年にもう、王都でも竜の祝祭をする準備が出来るらしいのだ。王都の竜の祝祭にも我らに来てほしいとのことだった。村での竜の祝祭と王都での竜の祝祭は、少し日付をずらすらしい。

 両方参加とか、我楽しみ。


 新聖暦895年 流月の二十七日


 イラフもドーランも愛い。ライラの子は我が子と同じようなもので、本当に愛いと思って仕方がなかった。

 我が子達も妹と弟のようにかわいがっている。子達が楽しそうで、ライラも幸せそうで、我も幸せだなと思った。


 新聖暦895年 流月の二十八日


 王都から帰宅する事になった。村の連中も一緒だ。村の連中はライラと会うのが久しぶりだったので、ライラも楽しそうにしていた。

 ルアノもすっかりライラに懐いていたので、ライラと離れるのが少し寂しそうだった。ルアノは頭が良い鳥で、ちゃんと言ったら納得してくれた。


 新聖暦895年 流月の二十九日


 馬車に揺られて、戻る。

 家族や村の連中とお喋りしながら王都から帰宅するのも結構楽しいなと我は思った。

 ルグネを拾ってから、我はそれまで知らなかった楽しい事を沢山知る事が出来たのだと実感した。



 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ