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ドラゴンさんの子育て日記  作者: 池中織奈


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ドラゴンさんの子育て日記93

9/1 本日六話目

 新聖暦900年 新月の一日


 新年になった。年が明け、街で年明けを過ごす。

 ルグネももう十二歳になった。あと三か月でもう巣立ちか。学園に行くのかと思うと、我楽しいけどやっぱり涙ぐみそうになった。

 ラオが抱きしめてくれたから、周りに涙なんて見られなかったけど。

 それにしても成長を感じて感激したり、巣立ちの寂しさはあるけれど、我、此処で過ごす年明けが基本的に楽しくて大好きなのだ。

 街の者達と共に過ごす日々も楽しいのだ。


 新聖暦900年 新月の二日


 昨日の年明けではしゃいだら眠くなって、結構寝てた。起きたら一緒に寝ていたはずの子達はもう活動してた。


 新聖暦900年 新月の六日


 子達が巣立ちしたらぶらぶらするから街を去るというのを聞いているらしく、インタビューしたいとか言われた。受けておいた。

 我が子達の話とかもした。

 興味深い話を聞けたとか言ってた。


 新聖暦900年 新月の九日


 ラオと一緒に準備した子達への入学祝のプレゼントいつ渡そうか?

 我は準備できたからすぐに渡したい気持ちにもなったが、こういうのはぎりぎりに渡した方がよさそうらしい。なので、我慢することにした。


 新聖暦900年 新月の十一日


 子達がミカガネと出かけて行った。最近、ミカガネと子達はよく出かける。うーむ、我も一緒におでかけしたいものである。何をしているのだろうか?


 新聖暦900年 新月の十二日


 我も子達とおでかけしたい! って言ったら一緒に三人ともおでかけしてくれた。

 おでかけといっても街までなので、とても近いが。

 それでも子達とぶらぶらして楽しくおでかけ出来るとすごく楽しかった。

 我は子達三人に手を引かれながら街を歩いたのだ。また最近街の人も増えてきたから「迷子にならないように」らしい。我はそう迷子にならぬと思うのだが。まぁ、子達が手を引いてくれる姿が愛いのでどんな理由でもよしとする。


 新聖暦900年 新月の十三日


 今日は街の子達が巣に遊びに来た。

 もうすぐ我が子達が学園に行くから遊びたいと言っていたので招待したのである。ミカガネがお菓子とか用意してくれてた。我は子達と一緒に混ざって遊んだ。


 新聖暦900年 新月の十六日


 ラオに子達が巣立ちしたあと、何処か行きたい場所があるか聞いた。ラオは我が行くところならどこでもいいとか言ってる。

 我が楽しそうにしていればそれで充分らしい。我の番は相変わらずかっこいいことを言っている。


 新聖暦900年 新月の十九日


 竜の道場の連中がまた山で修行とかしている。年が明けてもこやつらは相変わらずだ。

 それにしても母君の友人たちは本当に楽しそうに師匠しているなぁと思う。今日は我もちょっと混ざった。

 我が混ざると竜の道場の連中は喜んでいた。


 新聖暦900年 新月の二十日


 ラオとミカガネが我が子達が学園に向かう時にいつ出るべきかっていうのを計算していた。

 びゅって飛んでいったら楽だと思ったのだが、巣立ちするのだから我ら成体の竜の力を借りずに学園都市に向かうべきだろうって子達が言ってたらしい。

 となると、学園都市まで時間がかかるからルグネたちが巣にいる時期も本当にあと少しになるのか。

 こうやって子は巣立っていくのかとまだ、巣立ちの時ではないけど、色んな思いがこみ上げてくる。


 新聖暦900年 新月の二十二日


 我が子達が小さかったころのことを、我が子達の寝顔を見ながら思い出す。

 ルグネとラビノアと、シノウール。三人とも、我の愛しい我が子たち。寝顔を見ているだけで笑みが零れるぐらいな、我の幸せの象徴。


 新聖暦900年 新月の二十五日


 最近子達の昔を思い起こして、成長に感激してばかりの我は子達をぎゅってしたくて、ぎゅってする。

 ぎゅって返してくれて、嬉しい気持ちだ。

 人の子では反抗期とかいうのがあるらしい。親に我が子達が冷たくなるという。今の所そういうのは来ていないが、学園に行ってからそれが来たらさびしいと思った。っていうのを本人達に言っていたら「そんな冷たい態度しない」ってはっきり言ってくれた。

 我が子たち、愛い。


 新聖暦900年 新月の二十六日


 来月、街でパーティーしようって長2号がお誘いをくえた。パーティーっていうか、我が子達が学園都市に飛び出すからお別れ会みたいなのらしい。

 我が子達は街のものたちにも好かれていて、我は嬉しい。あと、我とラオもそのうちぶらぶらしに此処を出るからそのお別れ会も含めてらしい。

 我とラオは気が向いたらちょくちょく戻ってくる予定だけど。あと子達もこの街好きだから来る時は来るって言ってた。

 我はこの街が気に入っているのだ。優しいし、我によくしてくれるし。だからまた来るのだ。

 きっと人の世はすぐに移り変わるから、来るたびに新しい発見があったりすると思うのである。


 新聖暦900年 新月の二十九日


 今日は巣の中で本を読んだりのんびりしていた。のんびりと過ごすのも楽しい。

 パーティーやるなら、折角だから着飾る気分になった。ラオがドレスとか用意してくれるらしい。ラオは色々用意してくれる。



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