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アオノソラ  作者: ポチ
3/7

二話

私は兄貴と仕事を終えて家に帰ってくると、食事をすぐに済ませて、私は自分の部屋のベットに飛び込みそのまま寝てしまった。


その夜私はいつもの夢を見た。



またあの夢だ・・・。


ザアザアと雨が降るなかに小さい頃の私はまた座り込んでいる。


何でいつもこの夢なんだ?


でも、何でだろう?いつも見てる夢となんだか少し違う??


私の前に立っている人がいつもの人じゃない・・・?


でも、誰が立っているのかもぼやけてわからない。


あなたは誰?


「・・・お前がお前さえいなければ。」


えっ?なんのこと?


「彼女は!!!」


彼女って誰だ!?


夢のなかの私に向かってその人は襲いかかろうとしたので、つい条件反射で殴ろうとした


するとその瞬間いつものように視界が真っ暗になって夢から覚めてしまった。



朝・・・何とも言えない気持ちで私は目を覚ました。


「う・・・うーんなんだったんだあの夢?」


いつも以上に変な夢を見てしまった・・・。


「あれ?」


ふと、私がベットの横を見たときなぜか兄貴が床に倒れていた。


何でここに兄貴がいるんだ?


「兄貴こんなとこで寝てたら風邪ひくよ。」


顔を抑えながら、兄貴は立ち上がると今日も何故か怒っている。


しかも鼻からは鼻血が出ていた。


「イソラお前人の顔面殴っといて、何に呑気なこといってやがる!」


なるほどだから夢で殴ったはずなのに、手に殴った感覚があったのか。


「ごめんー何か変な夢見ちゃって。」


「俺はお前の夢のせいで殴られたのかよ!全くよーわざわざ起こしにくるんじゃなかったぜ。」


なんでも兄貴によると、私を起こしにベットに近づいたら、思いっきり顔面を殴ったらしい。


さすが私兄貴には容赦ない。


「しかしよー、またあの夢見てたのか小さい頃の?」


「うん・・・、でも今回はさらに変な夢だったんだ・・・・彼女って本当誰のことだったんだろう?」


私が悩んだいると、兄貴は鼻血をどうにかしようと鼻を抑えていた。


「俺が知るかよ、それより早く朝飯食えよ!今日もまた遺跡にいくぞ。」


「えっ?何で確か今日は依頼来てないから、仕事お休みでしょう?」


私達の仕事遺跡調査(発掘)は依頼があれば遺跡に行き部品を探しに行くという仕事だ。


「お前な昨日自分で約束しといて忘れたのかよ!」


兄貴は上を向きながら呆れていた。


「・・・今日は朝から「飛行機」の部品探しに行くんだろうがバカ。」


私は一瞬止まって、はっ!となり慌ててベットから飛び降りた。


「あっー!思い出した!!そうだった早く着替えて朝ごはん食べないと!!!」


昨日仕事帰りに約束してたのに、すっかり忘れていた・・・。


私が着替えようとすると、兄貴は慌てて部屋から出た。


部屋にまだ兄貴がいること忘れてたや・・・。


「わあぁーバカ!!俺がいるのに急に着替えるなよ!!」


「あっごめん!!」


「さ、先に外にいるからな!着替えて朝飯食ったらさっさと来いよ!!」


「はーい。」


兄貴は急ぎ足で、階段を下りて行った。


今日も私の何とも慌ただしい一日が始まった。





私の住んでいる家は半分崩れていた遺跡を改築した2階建ての家で、2階を寝室として使い、一階には仕事場、食堂などがある。

またこの町「カタルダ」に住んでいるほとんどの人々が遺跡を家にしている。


私は着替え、朝食を済ますと急いで裏口から外に出た。


兄貴を探してうろうろしていると、外で仕事をしていた親方を先に見つけた。


親方の仕事は私達が取ってきた部品を金槌などで加工し、家具などを作る仕事をしている。また家の修繕なども親方が行っている。


「なんだイソラ?今日は珍しくはえぇじゃねぇか?」


どうやら、昨日私達が取ってきた部品を加工しているようだ。


「おはよー親方!!今日はね「飛行機」の部品を探しに遺跡に行くんだ。」


親方はその言葉を聞くと作業の手を止めた。


「イソラ・・・お前まだアレを作っていたのか。前にも言ったはずだアレはお前には作れねぇと・・・。」


また親方の説教が始まった・・・。


「また親方はーそういうこという。私はやるといっったら絶対完成させるからね「飛行機」!」


私が強気で言うと、親方は悲しげな顔をしていた。


「はぁ・・・アレは古代技術によって出来た代物だ。お前がどれだけ頑張ったとしてもだ到底無理なんだ。」


親方はいつもこの話をすると、諦めろ、お前には無理だとばっかり言ってくる。


確かに「飛行機」は古代技術によって作られた乗り物で、現在でもまだ復元は不可能だと言われている。


でも・・・。


「そんなのやってみなきゃわかんないよ・・・!!」


私はムッとなって親方に怒鳴る。


「どうして親方はいつもそんなことばかり言うの!昔古代技術を生み出した一族「ギノの民」の末裔なのに!!」


どうして、そんな凄い末裔なのにすぐ諦めちゃうのよ・・・。


「・・・・・・。」


親方は何も言わずただ黙っていた。


なんで・・・、何でこういう話になるといつも黙るのよ。


何とも言えない空気の中、兄貴がのうのうと後ろからやってきた。


「イソラー探したぞ!なんでお前家の裏にいるんだよ!!」


私は後ろを向くと兄貴に近づき服の襟の部分を掴んで、猛スピードで駆け出した。


「うあぁ―――!!何すんだイソラ!?」


「兄貴遅い!さっさと行くよー!!」


私は後ろを向き親方に舌でべー!!とした。


「親方のバ――――カ!!」


「イソラー俺を引きずらな!!聞いてんのかイソラ―――!!!!」



兄貴を引きずりつつ、私はそのまま遺跡へと向かった。












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