本当の僕
この文章を読まれてどう思われようがそれは勝手です。
ですが、こんな人がいて心当たりがあるのなら救いの手を差し伸べて上げてほしいです。
どんな救いの手でも、僕たちにとってはかけがいのないものになりますから……
今、僕は道を歩いている。
ただ、何もない道を延々と歩いている。
周りを見ても標識はおろか、何ひとつない。
後ろを振り返れば、楽しそうな町並み、部活にいそしんでいる学生、バイトで忙しそうなフリーターなどが溢れるようにガヤガヤやっている。
ただ、前を向くと、その景色が夢のようだったかのような虚無感……虚しさが音も立てず広がっていく
僕は今年19歳で来年20歳になる、言わば『ギリギリ子供、ほぼ大人』なラインに立っている。
そんな僕だが、はっきり言って人付き合いがむちゃくそ苦手だ。
先輩にも、同期にも気を配ってしまい縮こまってしまい自分の意見をしっかり言えない。こう言ったらこう返されて、こう言ったらこんな感じで笑ってくれるのかな……とかの妄想があまりに激しく、実際話そうと思っても躊躇してしまい話せずじまいとなる事がほぼである。
妄想に逃げてはだめだと分かってはいるはずなのに、自分の逃げ道を確保していたかのように、ちょっと時間があっては妄想を始めてしまう。
妄想の中の僕は、積極的で、大胆不敵で、面白くて、もてて、何もかもが最強の状態だが、本当の自分は真逆であるし、自分で認めてしまっている。
ここまで読んでくれた方には僕の性格が大体分かってきたかと思われますが、本当はもっと酷く『僕はこの世に生まれてくる意味なかったんじゃないか』とかよく思ってしまうほど駄目なクズ人間なんだ。
そんな中、唯一僕を救ってくれたのが『言葉』である。
ただの『言葉』……前向きで人間関係にあまり困っていない人にとっては僕のことが完全に負け犬だと思われても仕方ないですが、僕は不調な時こそ『言葉』があるだけで心が暖かくなると思っていたい。
昨日まで普通に話していた人、あるいは何かの趣味が同じでその事について話し合っていた人など時間が空くと何を話せばいいんだろうか分からなくなって、その人と対面した時目を逸らしてしまうことが自然となっていった。
僕はそんな自分が嫌で、変わろうとした。変わるための努力も惜しまないつもりだった。
とりあえず何が何でも話せばこっちのもんだ!程度に考えた僕は、先の人(先輩)に話しかけにいった。
最初は、「この前○×って言う漫画見たんです」みたいな事から初めて、途切れ途切れになりながらも必死に話題を探して話す事をしたが……所詮僕は僕!!5分と立たずに話が終わってしまい長い沈黙。
その時、同期のやつがやってきて助かったと思い、ホッとしていたらそいつに何て話しかけたら良いか全く分からず、そいつが僕の横を通り抜けてその先輩の所へ向かっていった。
そいつが先輩の所に行くや否や、笑い声が脳内に響いてきた。
僕は一人でたたずんでいても後ろの笑い声は全く絶えず、いつの間にか僕はこぶしを握りしめていた。
そんな事が日常茶飯事で、それより酷い状態もどれだけあったか……。また、これからどれほど経験して行かなければならないのか……。それを考えるだけで頭がグラグラしてくる。
そんな時に、色々なサイトに行っては[話し方、コミュニケーション、話下手、話題を作る方法]など検索して『言葉』を捜した。そして、その言葉を見るたびに心が不安から開放され、人間的に強くなれた気持ちが出てきた。
それが、100%思い込みでも、思い込むだけでこんなにも心にゆとりが出来るのかとひたすら感心した。
では、そろそろその僕を今まで支えてきれた『言葉』を紹介します。
聞いたことがある人、あるいはこれ私の名言と言われる方もいらっしゃるかと思いますが、心を広くして詠んでください。
『僕は駄目人間。あいつはもてるし、運動神経いいし、話も上手いから人望にも厚い』
そう思ったとき、『あいつと僕、全く違う。……違いは武器だ』と思うことで、諦めが希望に、短所が長所に思えるようになれるはずです。
あと、どうせ駄目だと思うんなら、自分に『度胸ある人』と言うレッテルを貼ってみましょう!!
例えば、宴会などでなんかやれ!とか言われたときに、心ではしたいことが想像出来ているのに関わらず、行動が出来ないと言う時があると思います。[僕は完全に当てはまっています]
そんな時に心に渇をいれるつもりで「度胸!!!!!」と唱えてみましょう。恥ずかしさにの絶えれる度胸が瞬時につきます!!
しかしこういった『言葉』には、やはり効果と言うものがあり、何もない又はそこまで苦しくない時にどんどん使っているとその効果も薄れてしまい、いざ必要なときに効果が全くでないことがおきますので、注意してください!!!
後は、やっぱり僕みたいな人は精神力がないって思っているので、精神力を鍛える!!って言うのも大事だと思います。ですが、それが出来たら苦労はしねぇってのが現状でちょっとあおられることがあれば、すぐにでも転覆してしまうのが結果です。
そんな時、休みの日を利用して河川敷や公園、とにかく空が見える場所に行きましょう。
空を眺めて雲の流れを見ているだけで癒されます。そしてそのうち、空があまりにも広いことで自分の悩みの小ささが馬鹿みたいに思えてきます。今、悩んでる人間関係も自分の周りの事だけで、世界にはどれだけの人がいて僕の悩みなんて気にも留めないくらい酷い状態の人が何千何万といるという風に考えてみれば、頭も心もすっきりして今の自分の立場が馬鹿らしく思えてきたりします。
他にも色々な対策があり、僕の知らない場所で僕みたいな人が一生懸命戦っていると思うと、胸の辺りが熱くなってくる気がします。
ただ、どうやら、僕の前の景色に終着点が見えたようです。
何もないその景色、振り返ると今まであった出来事がもうぼやけて見えないくらい遠くになってしまったようです。
こんな何もない世界でも思い出がなくなるのは寂しいものです。
気がつくと目には涙が溢れていました。
これが、ぼやけていた原因かは定かではありませんが、もう二度と振り返ることはありませんでした。
前を見るとこれ以上道はなく、行き場のない僕はそこから落ちる道を選びました。