第七話(最終話) くのいち達の夜明け
登場人物紹介
霧山 カスミ 霧山流師範の娘
氷室 レイ 火炎の忍者
桃田 スミレ 水流の忍者
猿川 アンナ 暴風の忍者
成瀬 シズル 名刀使いの忍者
カナン 村の鍛冶屋
お館パピィ様 霧山流忍術の師範
成瀬師範 シズルの父、都の鍛冶屋
桂木 玄斎 陰陽師
桂木 霊斎 忍術マスター、玄斎の兄
丹波 龍斬 名刀マスター、帝の指南役
アカツキ 都の皇帝
鉑鋲 銀鑁 霊幻の魔導師
*登場する名称は全てフィクションです。
都が衰退した時、突然現れた魔導師。帝を操り権力を掌握するが、忍者霧山によりその悪事が公表されようとする際、逆に霧山に呪いをかける。
霧山の娘の呪いを解呪する為都に来たレイ、スミレ、アンナであったが、呪いを解く為魔導師を倒すことを知る。
今の実力では勝てないと陰陽師玄斎から言われ、レイ、スミレ、アンナの3人は忍術マスター、シズルは名刀マスターの元へそれぞれ修行に向かい秘技・奥義を修得する。
今全員が都に集まり最終決戦を迎える。
「それでは、皆準備はよいかの。」
龍斬の周りに全員集まる。
「では、最終決戦の段取りじゃ。わしと桂木兄弟、成瀬は御所正面より突入し帝と対峙する。アンナ、レイ、スミレ、シズルの4人は裏手より周り、騒ぎに乗じて中へ潜入。鉑鋲銀鑁を一気に倒すのじゃ。」
「分かりました。レイ、スミレ、シズル、よろしくね。」
「では出発じゃ。」
御所正面入口。
警備兵が厳重に警戒している。
「久しぶりじゃな、帝は元気にしておるかの。」
「これは丹波様。お元気そうですね。して、本日は何用で。」
「帝に会いに来たんじゃがのう。」
「申し訳ありませんが、只今御所には誰も入れないよう言われてます。お帰り頂けますか。」
「なら、仕方ないのう。」
龍斬は警備兵を全員峰打ちにし倒す。
「よし、一気に進むのじゃ。」
「帝...いやアカツキ、最近の政は良くないのう。」
「龍斬先生、どうして...。」
「すっかりあの魔導師に腑抜けにされたか。」
「鉑鋲は悪くありません!」
「最早問答の余地無し。いざ参る!」
御所の兵が多数現れる。
玄斎は術で式神を召還。複数の兵を倒す。
霊斎は忍術を使い周囲の兵をなぎ倒す。
成瀬は名刀で多数の兵を倒す。
龍斬は刀を構え帝に近づく。
「アカツキ、残念じゃがお主を倒さねばならんな。」
「先生に負ける私ではありませんよ。」
御所内が騒ぎになった。
「みんな、行くよ!」
アンナたち4人は裏手から侵入する。
御所の奥の間には不気味な人物がいる。
「あなたね、霊幻の魔導師鉑鋲銀鑁は。」
「ほう、ここまで来るとは流石ですね。しかし、あなた方を生かして帰す訳にはいきませんね。」
鉑鋲は構えた。
「こっちも負ける訳にはいかないのよ!」
「さあ、帝。後はお主だけじゃぞ。」
周りの兵は全員倒れている。
「くっ...これまでか...。」
「お主が御所から去るなら、命までは取らんがの。」
「龍斬先生...、私を一から鍛え直してもらえますか。あのような輩に惑わされるとはまだまだ未熟でした。」
「ならば、わしの屋敷で修行するかの。」
「先生、ありがとうございます。」
「さて、鉑鋲の所に向かうぞ。」
鉑鋲の攻撃は凄まじい。
アンナ、レイ、スミレ、シズルには反撃の力も残されてはいなかった。
「ここまでか...。」
「ではトドメといきましょうか。」
鉑鋲の攻撃がアンナ達に当たる瞬間。
「大丈夫ですか、皆さん。」
玄斎の式神が攻撃を庇う。
「玄斎様!」
「何、丹波...それに桂木兄弟、成瀬も...。」
「さあ、鉑鋲。観念せい。」
「あなた方に負けるこの鉑鋲とお思いか。見せてあげますよ。私の最高魔術を!」
鉑鋲の周囲の空間が震える。
「アンナ、レイ、スミレ、シズル。今こそ修行の成果を見せる時じゃ。」
「はい!」
4人は構える。
アンナの周りに風が舞う。
レイの周りに炎が渦巻く。
スミレの周りに水が流れる。
シズルは名刀サザレイシを構える。
「よいか、勝負は一瞬で決まる。4人の呼吸を合わせるのじゃ。」
鉑鋲は攻撃を放つ。
アンナの風が勢いを増し、レイの炎とスミレの水が混ざり合う。
シズルは刀の先に気を集中させる。
「今よ!」
アンナの火炎水流竜巻とシズルの刀剣衝撃波が重なり、鉑鋲に向かって放たれる。
「ぐわーーーっ...。」
一撃は鉑鋲に命中し、その破壊力で鉑鋲は倒れた。
「な...ぜ...、貴様ら...ごとき...に...。」
「鉑鋲よ、お主だけ力があろうとも、仲間の絆で起こる合体技には叶わんのじゃよ。」
「ふっ...、これまで...か...。」
鉑鋲は息を引き取った。
「こやつも、力を正しく使えば素晴らしい術士になれただろうにのう。」
それから暫くして。
都には安泰がもたらされた。
御所の政は桂木兄弟と成瀬さんが行うこととなった。
龍斬師匠は元帝のアカツキさんを屋敷で修行しているんだとか。
鉑鋲が倒れたことで、霧山親娘の呪いは解けた。
「アンナ、今日の修行は?」
「ああ、シズル。まあ、お館パピィ様がまともになったから順調だよ。」
「アンナ先輩ズルいですよ。私も修行、一緒にしたいです。」
「あら、レイも成長したみたいじゃない。」
河原で。
「スミレちゃん、私ここ暫くの記憶ないんだけど。」
「カスミちゃん、かなりボケかましてたよ。」
「いや...最悪なんだけど。父上も何か変とか言ってた。」
「カスミちゃん...お館様のこと...パピィとか言ってたし...。」
「えっ、いやパピィとかあり得ないから。」
「それにしても、あの刀何だったんだろ。」
くのいち妖刀伝 完
ラスボスのアフレコを是非フリーザ様にしてもらいたいとか感じるよ。
(頭の中でやってみると、ハマる!)
それでは別の作品でお会いしましょう。




