診断テスト
上島千春。こいつは昨日この学校に転入してきた。
ちなみにだが、入学式は一昨日行われた。
これから今日と明日の2日間で診断テストがあるようだ。今日のテストは社会と国語、英語だ。
晴翔は数学と理科は相当得意なのだが社会と国語が壊滅的なのだ。そう、今日はその壊滅的な国語と社会が2つとも入っているのだ。
晴翔は不安に包まれながらテストに挑むのであった。
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全てのテストが終わり帰宅時間になる
「なぁ沙紀一緒に帰ろうぜー」
晴翔が沙紀に向かってそのように言う。
「いいよー帰ろっか」
建斗と沙紀が一緒に教室を出ていった。
話しかけられなかったなぁ。そう晴翔は思いながら教室を出ようとした。
「山田!一緒に帰ろうぜ」
そう話しかけてきたのは花島だった。
「う、うん。いいよ」
そう話、晴翔と花島は一緒に帰ったのだった。
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「沙紀ーアイスあるじゃん。食べに行こうぜ。」
帰宅後、建斗と沙紀は一緒に出掛けていた。
「じゃぁ私はクッキーアンドクリーム2個頼もうかなぁ」
沙紀はクッキーアンドクリーム、建斗はチョコミントのアイスを2個づつ買い二人でベンチに座りながら食べるのであった。
と、それを陰から覗いていた晴翔。晴翔は今日発売のラノベ「山田の生活記録表」を買いに行くため出かけていた。そこでたまたま建斗と沙紀を見つけたのだった。
「ねぇ!」
後ろから急に声を掛けられ一瞬びくっとし、後ろを振り返るとそこには花島だった。
「びびったぁ」
そう、言い晴翔は安心をした。そして晴翔は花島にどうしてここにいるのかを聞いたら実は花島も晴翔同様に「山田の生活記録表」を買いに来たようだ。
「っで、山田はなんであいつらのことみてるの?」
沙紀さんが好きだから!なんて言えるはずもなく少しだけ沈黙があると花島が言う。
「ははーん、沙紀さんのこと好きなんだな」
「な、なんでわかるんだよ」
花島は少し微笑み、
「お、やっぱりか、なんかさっきからニタニタしながら見てたからさw」
あ、俺そんなニタニタしてたんだ、見つかったのが花島にでよかったわ。他の人に見つかってたらワンちゃん通報されてたかもしれん。そんなことを考えながら晴翔は立ち上がり「ま、まぁ帰りながら話そう」
といい、花島と帰ることになったのだった。