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ディリュージョン・ダン・デスティニー  作者: デスティノ
第3章 メシア編【アカシックレコード編】
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第72話 世界を救って

一粒の涙で目が霞む。

僕は右腕でぐいっと目の辺りを擦った。


ゼロに僕に干渉してもらい、極わずかだが潜在能力を解放してもらった状態。

その名もステップゼロ。


その状態で攻撃を仕掛けたおかげで、ムーティアライトを無事破壊することができた。

そして、そのステップゼロはゼロのおかげ。

彼なしでは世界は滅亡していただろう──


そう考えていた僕。

しかし、ステップゼロはあくまで僕の潜在能力を少量解放するだけの状態だ。


ムーティアライト破壊は僕の潜在能力があってこそのものでもあった──

同時にそうとも感じた。


「僕が……これを……」


ムーティアライトの破壊。

それを成し遂げた自分の能力を不思議に思い、手の感触を確かめる。

その瞬間だった。


「メシアさんっ!」


僕の名を呼ぶ声。

涙を流す心音が、寝そべる僕の体に飛び込んできた。

疲れ切っていた僕は心音を避けることもできず、そのまま身を任せる。


ドサッ──


そんな音とともに、彼女は抱きついた。

緊張から一気に解放されたことによる、とてつもない安心。

そのせいだろう、彼女はしばらくそのままであった。


「メシアさんっ……! ぐす……、本当に……怖かったですっ……!」

「こ、心音っ……!」


彼女の名前を呼ぶが、彼女はそのまま一切姿勢を変えない。

無理やり振り払おうにも、ステップゼロの反動で力がでない。

しかし、その様子をじっと見つめるイザナミ、七海、爽真。

僕は全方向からの冷たい視線を全身に浴びた──


「ち、違うんだイザナミ。これは不可抗力で──」


三人の中でも一層イザナミからは殺気を感じる。

命の危険を察知した僕は、慌てて彼女にそう言った。

しかし、僕には涙を流す心音が抱きついている。

彼女の目に映る僕の姿はきっと、信用性のかけらもないだろう。


「──殺す」


案の定、イザナミはそう一言放ったのだ──



★★★



その後、僕はイザナミにしごかれた。

世界を救ったというのにひどい仕打ちだ。


七海は爽真のことが好きで、一切僕とは恋愛関係にないこと。

心音は、光財駅の前で好きだと打ち明けられたが、それはあくまでも一方的であったこと。

学校で仕方なく女子と関わることはあるが、節度を守っていること。

──その他にも僕はべらべらとイザナミに話し続けた。


死闘の末、ようやく僕は彼女の失われていた信頼を勝ち取る。

さらに、なんとか彼女をなだめることにも成功した。


イザナミの前で僕に抱きついた心音は、相当イザナミから嫌われただろう。

しかし、なんとか命を落とさずに済んだけマシだと思うことに。


そんなこんなで、僕たちのやり取りは幕を閉じたのであった──

読んでいただき本当にありがとうございます!


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