闇の邪眼に導かれし者達に送る古の機巧装置が奏でる破滅の旋律とともに踊る狂輪舞(中二病患者のためのラジオ体操 第666章)
まずは思いっきり高笑いをしながら背伸びの運動、はい!
未だこの世界に秘められた真理に到達し得ぬ一般市民を存分に見下しつつ、腰に手を当て嗤いながら、ゆっくりと上体を反らせます。
一度元の体勢に戻り、男性は片手で魔法書を開き意味深に頷きましょう。女性は扇で口元を隠してエレガントさを演出してみるのもいいですね。
続いて足を開き、腕を伸ばし、両目を瞑って左右に体を曲げながら、敵の放つ鈍重な攻撃魔法を気だるげに、ぎりぎりのところで躱します。
避けるときに余裕溢れる挑発的な笑みも忘れずに~、三歳児の投げたフォークボールや血を吸い過ぎた蚊のように陳腐な魔術だと小馬鹿にしましょう~。
右、左、フェイントも華麗に見切って左、右。
特に意味のない一回転をして、再び左右に体を曲げましょう。
今度は身体を右、左の順に捻りながら、両脇に従えている精霊たちとの会話を楽しむ運動~。あらかじめ地面に召喚陣を書いておくのを忘れずに。
Nuh、Utxahah、Anaduos、Ianukuraw!
Enuos、Odohuran、Eeh、Awiorihsomo!
両腕の力を抜き、軽やかに両足跳びをしながら、そろそろ全力の3割程度まで披露することを宣言します。右腕の包帯を解き、左目の眼帯を外すことで、力の解放を表現しましょう。
1、2、3、4、それ、は、残像、だ!
2、2、3、4、小手、調べは、終わ、りよ!
最後に大きく深呼吸をして弾んだ息を整えます。同時に空気中に充満する魔素を体内に取り込み、疼いてやまない邪眼と呪いを封印した右腕を活性化させましょう。
はい、お疲れさまでした。今日も元気に因果律の乱れを観測し、異界に干渉する超越の破境鍵を探しましょう!
なお、明日はブラック企業に勤める社畜の皆様に送る「意識があるならまだ働ける体操 第5徹目」をお送りします。




