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そして妖怪の世界へ

クローバーたちは久しぶりにシャンシャンの治める妖怪の世界へやってきた。

眼下に広がる紅葉にショウは驚いた。


ショウ「ひゃーすっげえ!綺麗な世界だな…!」


ショウは周囲を見渡し興奮を抑えつつも


ショウ「遠くに民家っぽい屋根も見えるけど、建物の作りそのものがオレの知ってる世界の

それとはまったく別物だぜ…」


リルフ「当然だろう?言葉通りここは世界が違う。さあ、まずはシャンシャンと游月さんに

挨拶しに行こう。」


ショウ「お、おう!」


3人は鳥居を潜り、階段を上がる…すると、こちらを見下ろす妖怪の姿が見えた。


雷猫「っけ、誰がきたのかと思えばてめえらかよ!」


雷猫が悪態をつけながら見下ろし話しかけてくる。


リルフ「こんにちは、雷猫さん。お久しぶりです。游月さんに話しは通していると思いますが

オレたちはこれから3カ月の間、こちらで修行をします。お世話になります。」


期間をきいて雷猫が驚く


雷猫「さ、三カ月!?てめえらそんなに長くいるのかよ!?くるってのは聞いてたが…」


クローバー「何か不都合でもありますか?」


雷猫「…べつに。ただよそ者がここに長く居座るのが気に入らねえだけだ…」


雷猫が背を向け指をくいと曲げこっちへくるよう合図する。


雷猫「こいよ。クローバーとリフルはともかくそっちの新顔はきっちり挨拶して

顔と名前覚えてもらっとけ。手違いで殺されたくなけりゃあな…」


それを聞いてショウがビビり情けない声をあげる


ショウ「ええっ!?オレまた死ぬの!?勘弁してくれよぉ…」


クローバー「大丈夫ですよショウ。迷子になって一人にならない限りは。

それにショウってあっさりやられるほど弱くないと思いますが?」


ショウ「…クローバーはオレのこと過大評価してる気がする…」


雷猫の後をついていく3人。しばらく進むと游月を筆頭に恋歌の面子が揃い踏んでいる。


クローバー「みなさんお久しぶりです!」


そういってクローバーが頭を下げる。それをみたショウも遅れて頭を下げた。


游月「お久しぶりですクローバー。ここで修行するとアミルからきいています。

ところでそちらの方は…?」


ショウ「あ、えっと!虹の神楽のギルドメンバー、ショウと申します!よろしくお願いします!」


雷猫、颯、腐敗、守羅羅の4人はショウを品定めし強さを測っている。

先に口をひらいたのは颯だった。


颯「にゃー?なんだか弱そうなヤツだにゃ。こいつ修行して強くなれるのかにゃ?」


これを聞きショウは内心ムッっときたが堪えた。


游月「颯…お客様に失礼なことを言うものではありません。」


颯「うう~ごめんだにゃ…」


シャンシャン「あはは!まーいいじゃない。そっちの…ショウって子も修行するんでしょ?

弱いだの雑魚だの言わせないくらい鍛えてあげて強くしてあげる♪」


ショウはシャンシャンの姿をみてゾッとした。身の丈…200センチはあろう高身長に

腰にさした大太刀。人外特有の異常な気配。嫌悪、あるいは恐怖か。ショウは心の底から

怯みつつもクローバーとリルフ、二人の仲間が傍にいることで辛うじて正気でいられた。


ショウ「あ、ありがとうございます。」


ゆうと「(…へえ。シャンシャンの底知れない強さを見抜いてるんだ。結構伸びしろありそう)」


佐丸「みんな怪我したら私のところへきてね!いつでも治してあげるからね!」


クローバー「ありがとう、それを聞いて安心して全力で修行に励むことができます」


ショウ「???」


不思議そうな顔を浮かべるショウにリルフが耳打ちする。


リルフ「そのうちわかる…いや、早ければ今日の夕方にどういう意味か理解できるだろう。」


枯葉「やあやあ神楽のみなさん。あの時の試合以来だねえ。またこうして会えるなんてねえ」


ショウ「あ!あんたあの時の試合の!すげー強い人」


枯葉「ふふふ…覚えてもらえててうれしいね。」


游月「さてみなさん、どうしましょう?お茶の用意をいたしましょうか?」


クローバー「お気遣いありがとうございます游月さん。いきなりですが修行に取り掛かりたいです。

たくさん稽古をつけていただきたくございます。」


游月がシャンシャンに目配せする。シャンシャンが頷く。


シャンシャン「いいわよ。じゃあクローバーの修行はわたしとらんきちとゆうと、

それから金狐が担当してあげる。ちょうど教えたいこともあるしね♪」


それを聞いて雷猫が口をだす


雷猫「おい、残りのふたりはどうすんだよ?」


リルフ「オレの相手は雷猫さん、あなたにお願いしたい。」


雷猫「ああ?」


リルフ「殴り合いの得意なあなたにしか頼めないことなのです。」


雷猫は不満そうな顔をしている。だが


シャンシャン「そーいうことなら雷猫!あんたリルフを鍛えてあげなさいな」


雷猫「…クソが!やってやるよ…クソ」


その様子をみていた颯は名乗りをあげた。


颯「にゃー!リルフの修行ならにゃあもお手伝いしてあげたいにゃ!」


リルフ「ありがたい。是非」


それぞれ修行の相手が決まってく中ショウがおろおろしている。すると


枯葉「それじゃ私と小三郎…時間があれば游月にもショウの相手を付き合ってもらおうかねえ」


ショウ「よろしくおねがいします!」

(ラッキー!枯葉さんがいる。知ってる人いて助かった…)


こうしてそれぞれが散り修行に励むことになった。


さっそくクローバーがシャンシャンから剣技を伝授してもらう


シャンシャン「さあて、それじゃクローバーには3カ月の間に新技を覚えてもらおうかな。」


クローバー「新技…ですか?」


シャンシャン「ええ、その名は「花月」よ。」


クローバー「…花月?」


シャンシャン「そう。まずは壱花月から壱弐花月までの型を修得してもらうわ。」


クローバーは考えた。壱花月からはじまり壱弐花月で終わるとしたらおそらく技と技を

繋ぎ続ける連続攻撃なのだろうと。


シャンシャン「じゃあ…始めるからみててね」


3カ月。それぞれの修行が始まる。



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