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能力の差

すっかり寒くなりましたね(´・ω・`)

クローバーとスラッシュが剣を構える。

先にクローバーが動く。クローバーは剣と剣がぶつかりあわぬよう

細心の注意を払いつつ、スラッシュの首や心臓を狙う。

スラッシュはそれを知りつつ、動きの少し鈍いクローバーの隙を

つくように斬る。だが、両者ともに斬撃が当たらない。


しびれをきらしたクローバーが一歩下がり、斬撃を放つ。


クローバー「この一カ月の成果、みせてやる!」


クローバーが剣に意識を一瞬集中する。


クローバー「フルムーン!」


太く、長い大きな斬撃がスラッシュに襲いかかる。


スラッシュ「(避けきれない…!しかたない…奥の手を使うかねぇ~)」


スラッシュは斬撃に手を伸ばした。

斬撃はスラッシュの手のひらの表面を少し切り、止まった。

斬撃が空中で停止したのだ。


クローバー「バカな…なぜ?」


スラッシュ「オレのもう一つの能力だね~。見せた相手は殺してきたから

知ってるヤツはいないけどね~。ここまで追い詰められたらしょうがないよぉ~?」


スラッシュは停止した斬撃を飛び越えてきた。

今度はスラッシュも斬撃を放つ。だがクローバーも負けていられない。


クローバー「ラピッドフルムーン!」


クローバーの先ほど放った全力の斬撃を今度は10連射する。

その斬撃をスラッシュは手のひらで触れた瞬間に

空中に固定した。止めたのだ。斬撃は残ったまま。


クローバー「くっ!」


スラッシュ「能力は接着。触れた物をその場に止めることができるのさ。」


クローバー「…と、いうことは」


スラッシュ「そう、オレは能力を複数もってる。通常ひとりひとつの能力だが

まれに2、3個もってこの世に生まれてくるやつもいる。オレもその一人だ。

ひとつは切断。触れたものに当たれば切れる能力。もうひとつは今見てる接着。

触れたものをその場に、地面や空間にくっつける。そして…」


スラッシュが指を鳴らすと最初の斬撃が動き出した。斬撃は大きく地面をえぐった。


スラッシュ「接着はオレの意志で解除可能だ。お分かりかな?」


クローバー「ご丁寧に説明ありがとうございます。」


スラッシュ「ふふ…ちょっとしたハンデみたいなもんさ~。

降参するなら今の内だけど、どうする?」


クローバー「断ります!それでも負けられない。私はあなたを超えていく!」


クローバー「奥義・ディメンションスラッシュ!」


そういってクローバーの斬撃は一瞬空振りにみえたが、

時空を切り裂いていた。スラッシュは飲み込まれて切断されぬよう、全力で避けた。


スラッシュ「次元斬…てところかね~?さすがにこんなのくらったら即死だね~!」


スラッシュ「(威力からしてこのフルムーンてやつもくらったら即死だけど~…)」


客席でみていたアマテラスたちは驚いていた。


アマテラス「みた?いまクローバーが空間を切り裂いたよ。」


アミル「これでもう斬れないものはないでしょうね。」


アリア「あてろー!当てれば勝ち確定だー!」


ストーム「切り裂いた空間が一瞬捻じれるから咄嗟に避けるのは容易かも…

だからスラッシュには当たらない…」


ブラスト「オレたちでさえあんなもんくらったらひとたまりもねーのに

スラッシュのやつどうすんだ?」


ミスティ「うーん…難しいわね。…あ!勝てるかも…」


枯葉「そうさ…いまの状況とディメンションスラッシュと…クローバーの能力が

目覚めれば、ね。」


ショウ「あるのか!?ここから逆転する方法?」


リルフ「クローバー次第だろう。」


クローバーは囲むようにフルムーンを放つ。

避けられないほどの大きな斬撃を仕方なくスラッシュが固定していく。

いつのまにかスラッシュの周りは斬撃に囲まれていた。


スラッシュ「これはこれは…一斉解除したらとんでもないことになるねえ~、けど」


スラッシュが自分に影響のない場所にある斬撃から解除していく。


スラッシュ「逃げ場なんていくらでも作れるんだよねえ~?」


クローバー「なら、みせてあげますよ…私の能力も!」


スラッシュ「なんだと?」


クローバー「この一カ月、ひたすら修行に打ち込む日々、ある日突然目覚めたんです…

私の天から授けられた能力に。その能力はスラッシュの天敵なんです。」


スラッシュ「天敵?ばかな?ありえないね~」


クローバー「これで決着がつきます。」


クローバーが剣を居合のように構え、大きく横にふった。


クローバー「フルムーン・ピアス!」


スラッシュ「ピアス!?」


スラッシュの固定していた斬撃をすり抜けて巨大な斬撃がスラッシュに迫ってくる。


スラッシュ「(なるほど貫通…ね。だが天敵というほどでは…)」


そう思いスラッシュは斬撃を空中に固定しようとした。触れた瞬間、腕が斬れた。


スラッシュ「バカな!固定できな…」


スラッシュの左腕と下半身が斬撃によって斬り消えた。


スラッシュ「がふっ!」


そしてその場にどさりと倒れた。


スラッシュは動けない。


スラッシュ「まさかこんな技と能力があるなんてね~…オレの負け…だ…ね…」


バンクルが高らかに宣言する。


バンクル「勝者、クローバー!」


こうして虹のギルドが勝った。スラッシュは佐丸の治療によって

斬り消えた左腕と下半身を再生してもらった。


スラッシュ「下半身がまる裸なのはなんとかならないかねえ~。

流石に服までは再生できないかあ~…」


佐丸「文句言わないでください、いま治療中です。」


スラッシュ「はいはい。」



お互いのギルドバトルが終わった。


アマテラスとワープが話し合う。


ワープ「はは、負けたよ!」


アマテラス「組み合わせ次第ではどうなってたかわからないけどね。」


ワープ「んー?そうかもな。」


ワープ「でも楽しかったよ。いろんなやつの戦いがみれて楽しかった。」


アマテラス「うん、ボクも楽しかったよ!」


二人の間にスタンプが割って入ってきた。


スタンプ「ねーねーマスター!これからあたしたちどうなるのさ?」


ワープ「ん?べつにいままで通りと変わらないかな。今後も蛇は蛇として

活躍していくよ。」


それをきいてスタンプは安心した。


スタンプ「はーよかったー。てっきり傘下につくのかと思ってたよー。」


ワープ「そういう決め事とかしてなかったしな…ただ戦うってだけでさ。」


一方、クローバーの周りはにぎわっていた。


ブラスト「やったなクローバー!おまえのおかげで優勝だ!」


ストーム「おめでとう…」


ミスティ「まさかクローバーが能力に目覚めていたなんてね。おめでとう♪」


アミル「もう私やアリアより強くなったかもね…」


アリア「武器なしなら…」


クローバー「みんなありがとうございます!アミル、私の剣はみんなを、

仲間を守るための剣です。もっともっと強くなってこのギルドで一番頼りになれる

存在になります!」


アミル「それは頼もしいわね。」


ショウ「クローバーならなれるよ!」


リルフ「ああ、それだけの剣術なら可能だろう。」


アマテラス「さあ、今夜はパーティだー!」


夜に向けて宴の準備が始まる。

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