合流
28日、この日クローバーたちは元の世界に帰ることにした。
帰りはシャンシャンたちが見送りにきてくれた。
シャンシャン「試合当日はわたしたちも観戦にきてあげる♪
楽しみにしているわ。」
クローバー「ありがとうございます。」
らんきち「いまのあなたなら試合と殺し合いの違いがわかってるはず。
どう戦うのか期待している…がんばって。」
クローバー「はい!」
ゆうと「んーボクもクローバーに稽古つけてあげればよかったかな?
いや、らんきちが手伝ったんだから余計なお世話かな?」
クローバー「いえ…いつかゆうとさんとも戦ってみたいです。
その時は手合わせよろしくおねがいします。」
ゆうと「さんづけしなくていいよ♪応援してるからね、クローバー!」
詩依「クローバー…必ず勝って!」
クローバー「当然です!」
枯葉「この一カ月よく耐えたもんさ。いまのあんたなら知恵を使えば
私と同じくらいの実力はあるかもしれないねえ。」
クローバー「またまた冗談を…」
枯葉「いやいやホントさね。ああそうだ、試合には私がでるよ。
あんたらチームの穴埋めはこの枯葉が請け負った。」
突然の発言にクローバーは驚いた。
アマテラス「えへへーびっくりした?」
アマテラスがクローバーの顔を覗く。
クローバー「最初に枯葉さんがでてくれるかもとは言ってたことは覚えてますけど
まさか本当にでてくれるなんて思わなくて。だって枯葉さんて
そういうタイプじゃないですし…」
枯葉「颯と席の取り合いにはなったがね。うまく説得して私がでることになったのさ。なあ颯?」
颯「うー…にゃー…まあそういうことにしてやるにゃ…」
クローバー「?」
颯「(にゃー…枯葉が実力を隠してたなんて…体感的に雷猫以上の実力があるとみたにゃ)」
枯葉「ふふふ…どんな能力持ちと当たるか楽しみだねえ。」
アマテラス「期待してるよ、枯葉♪ボクの分までがんばってね!」
枯葉「おやおや…ギルドマスター直々とは。ご期待に添えねばならないねえ。
まあ、任せておくれ。」
六法「アミル…大丈夫なのかい?」
アミル「ええ、私は平気。やるだけのことをやるだけよ。」
六法「そうか…勝てるといいね。」
アミル「大丈夫、そのために開発した魔法もあるんだから」
六法「(その魔法が通用するのかが不安要素なんだが…まあ彼女を信じよう)」
アリア「修行に付き合ってくれてありがとね、颯♪」
颯「負けたら許さないからにゃ!じゃないとにゃーが修行に付き合った意味がないにゃ!」
アリア「大丈夫、必ず勝つ!」
金狐「それではみなさん、そろそろ門を開きますよ…」
そういうと金弧が門を開けて、向こう側を見せた。
アマテラス「それじゃみんな、じゃーねー!」
アリア「試合楽しみにしててくれよなー!」
クローバー「ではまた二日後に!お会いしましょう!」
アミル「お世話になりました。」
游月「こちらこそ…それではまた…」
門をくぐるとクローバーの家の前だった。
ストーム「…ん?」
ちょうどブラストたちが庭で草刈りをしている真っ最中だった。
ブラスト「お、おお!おまえらおかえり!」
ストーム「おかえり…」
ミスティ「もう!心配したんだから!大会まであと3日だっていうのに
全然連絡もないんだから!」
クローバー「はは…ごめんなさい」
アマテラス「ただいまみんな。」
ミスティ「…!?クローバーあなた…また強くなったみたいね。」
クローバー「あ、気づきます?」
ストーム「うーん…強くなったのはいいけどその気配を抑えることは
教わらなかったのかな…?」
クローバー「いえ、大丈夫です。…こんな感じかな?」
クローバーの戦闘力が一般人と同じレベルまで下がっていく。
ブラスト「おいおいマジかよ。それだけの闘気があればまず負けないだろ!」
ブラストがそういって蹴りをかましてきた。クローバーは手で遮る。
クローバー「ブラスト、どういうつもりです?」
ブラスト「組手だよ組手!全力できてもいいんだぜ!?」
クローバー「そうですか…では」
クローバーは掴んでいたブラストの足を捻じり転ばせた。
仰向けに倒れたブラストの背中に乗っかり剣を目の前に突き立てた。
ブラスト「!?」
クローバー「こんな感じでどうでしょうか?」
ブラスト「お、オレが…負けた?」
ブラストが一瞬冷静になったと思ったら怒りのあまり呪気を発動させた。
危機を感じ取ったクローバーはすぐにその場から離れた。
ブラスト「うおおおお!!こんなことがあっていいはずねえ!
負けてたまるかあああ!!」
ブラストが呪気セカンドまで変身し、クローバーにとびこんできた…ところで
ストームが止めに入り、ブラストの頭を殴り気絶させた。
ストーム「ごめんねクローバー…驚いたよね…」
クローバー「まあ、多少は。」
ストーム「ブラストは負けず嫌いだからね、認めたくなかったんだよ…
ね、組手の続きさ…ボクとならどうかな…?」
そういってストームが構える。
クローバー「ええ。よろしくお願いします。」
そういってストームはゆっくりと歩きクローバーの間合いへと詰めていく。
そして吐息がかかりそうなほど接近し、耐えきれなくなったクローバーが
胸倉をつかもうと手を差し出すとその手をストームが捻った。
クローバーは飛び上がり蹴りを放つもストームは手を離し、バランスの
崩れたクローバーに手刀を放つ、がこの手に絡みつき、腕を固めた。
だがストームは固められた腕の指でクローバーの胸を触る。
驚いたクローバーは思わず離れた。
クローバー「な、何するんですか!?」
ストーム「いや…これも戦略のひとつだし…」
クローバー「(…アミルの記憶の中でストームと何度か戦ったけど
この何をするかわからない挙動が私が勝てない理由だったのか…)」
クローバー「セクハラです」
ストーム「それ…戦場でも言える…?」
クローバー「いいえ、でもちょっと本気だしてもいいですか?」
ストーム「ご自由に…」
クローバー「カメレオンモード…」
クローバーの姿が消えていく…あっという間に見えなくなる。
だが、足音は聞こえる。ちょうどストームの背後に回り込んだようだ。
その様子をみていたアリアやミスティは声をころして笑っていた。
クローバーはそのまま見えない剣を投げた。
投げた剣は弧を描いて飛んでいき、ストームに捕まれた。
クローバー「(バカな、私の手や足ならともかく投げられた剣をつかみ取るなんて。)」
ストーム「背後にいるんでしょ?姿見せたら…?」
クローバーはナイトモードになり姿を現した。
クローバー「やめましょう、せっかく草刈りの最中のようですし…
ブラストは気絶してますし…」
ストーム「ん…そうだね。そうだ…クローバーに紹介しておかないと…」
ストームが合図をすると屋敷の屋上から男がふたり飛び降りてきた。
ひとりはリルフ。もうひとりは・・・なんとショウだった。
クローバー「ショウ!?ころされたはずじゃ!?」
ショウ「生き返ったんだよ、オレ。金弧ってヤツがオレを蘇らせた。」
クローバーは思わず抱き着いた。そしてショウの肩に手をおき尋ねた。
クローバー「ショウ、いったい誰にやられたんです?」
ショウ「蛇のギルドだよ。ワープってヤツだと思う。そいつにやられた…
あいつの強さは化け物だ…いまのクローバーも相当強いけど
ワープに勝てるかと言われると一対一じゃきびしいと思う。」
リルフ「ショウはオレたちのギルドのメンバーに加わることになった。
おまえらがいない間に手続きを済ませたり、ショウを鍛えてた。」
ショウ「いやーみんな強いこと強いこと…まいったよマジで」
リルフ「お前のの能力も十分強いがな。曲げたり折ったり便利な能力だ。」
クローバー「リルフはどんな修行をしてたんですか?」
リルフ「ん?そうだな…大会まで秘密ってことでどうだろう?
何せとっておきだからな。ここでみせるわけにはいかない。すまん。」
クローバー「いえ、楽しみにしてます!」
アマテラス「ねーねー!みんな久しぶりに集まったんだしごちそうにしようよ!」
アリア「賛成!」
ミスティ「それはブラストが目覚めてからね。あたしお兄ちゃんを運ぶから
夕方になるまでそれぞれ稽古するってのはどう?
っていっても、みんなクローバーがどれくらい強くなったのかみたいだけだけどさ」
クローバー「それなら私も大会まで秘密ってことでどうでしょう?
試合で全力をみせてあげますよ!」
それを聞いてアマテラスは喜んだ。
アマテラス「わー大会がたのしみだなー♪」
数時間後。ブラストが目を覚ました。
ブラスト「いってー…頭いてー…」
ブラストは自分がどうしてベットで横になっているかを思い出していた。
ブラスト「あーそうだ、クローバーに組手を挑んで、秒殺されたんだっけな。
でもあいつなんで…まるで何度もオレと組手をしたことがあるような動きだったな…
どういうことだ…?」
ブラストは部屋からでるとアミルたちが大慌てで書類の整理をしていた。
ブラスト「おいアミル、オレまた…」
アミル「わるいけどいまあなたの話しを聞いてる暇はないわ!
こんなに仕事や依頼がきてたなんて!あんたたち3人は私がいない間に
なにしてたのよ!?」
アリア「アミルーこの書類はー?」
アミル「わ!?これ国からのギルドバトルに関する書類じゃない、すぐに目を通さないと…」
アミル「ブラスト!ぼーっとしてないで書類整理の手伝いをして!」
ブラスト「お、おう!」
アミル「この一カ月分の依頼、あと2日で終わらせるわよみんな!?」
アマテラス「ええー…」
こうして虹の神楽のギルドは完成した。




