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幸せの呪気・完成!

クローバーと同じ時期、スノーの訓練も終わっていた。

呪気を吸い上げることができるようになったのだ。

はじめは大変だった。幸せの呪気を纏った状態で気を吸い上げてしまうと

憎しみの呪気に変わってしまうのだ。吸い上げた気を幸せの呪気に

変換して体に巡らせないといけない。

この変換をゆっくりと時間をかけて行った。つきあったのはミスティだ。

同じ呪気使いでも兄妹のなかではミスティが一番呪気の量が多かった。

そのおかげで7日目にして気を吸い取っても幸せの呪気を保てるようになった。

10日目にしてそれはようやく完成し実践レベルで使えるほどの速度と技術になった。


スノー「どうですか、初代様?」


初代「合格!もう教えることはないくらいに合格よん♪」


スノー「ありがとうございます。」


そういってスノーが手を合わせる。


ミスティ「やったぁ!おかあさんついに幸せの呪気を完璧に使いこなせるように

なったんだ。今日はお祝いだね。」


ストーム「…ボクたちもつきあった甲斐があったよ…」


ブラスト「よっし!あとはクローバーたちがいつ帰ってくるかだな。

まさか大会までには一度ギルドに帰ってくるとは思うけど、大丈夫だよな…?」


ストーム「クローバーなら多分勝つよ…でも問題はほかの3人と1人。

蛇のギルドはクローバーをまだ舐めてる、でもアミルやアリア、リルフの古参相手に

雑魚をぶつけるような真似はしてこないはず…。」


ミスティ「うーん、そしたら恋歌の助っ人次第かあ。ってか、本当に

クローバーで大丈夫なの?恋歌から2人ひっぱってきたほうがいんじゃない?」


ストーム「あの恋歌で1カ月の修行だよ…?強くなってるに決まってる…。

問題は対戦相手だね…」


ブラスト「相性次第か。もし格上のワープやコピー、相性悪そうなメタルなんかと

当たると勝てなさそうだな。」


ミスティ「あーあ、呪気縛りがなければあたしたちが出場できたのにね。」


ブラスト「まーしょうがねえ。あいつらが勝つよう祈るしかねーよ。」


フェイ「そんなに実力に不安があるなら彼女たちがもどってきたら

力試しをしてみてはいかがでしょう?」


ブラスト「それだ!」


ストーム「ボクはあまり賛成できないな…大会前に怪我したら困る…。

万全な体調で挑んでほしいからね…。」


ミスティ「なら組手でいんじゃない?呪気なしでちょっと手合わせして

実力に問題なさそうなら出場させればいいとあたしは思うよ?」


ブラスト「よし!そうしよう!」


スノー「ねえ、その大会がはじまるのはあと5日後だけどお母さんも

見にいっていいかしら?」


ブラストたちは嫌そうな顔をした。自分たちのことなので

あまり親にはでしゃばってほしくないからである。


ストーム「いいけど…相手ギルドの人間をみても、何言われても

絶対手をだしちゃダメだよ…?」


スノー「わかってる。おかあさんね、一度クローバーって子をみてみたいのよ。

試合でいいからどういう子なのか。話しだけじゃなくて本人そのものを。」


ミスティ「クローバーは悪いヤツじゃないよ、むしろいいヤツ。ね?」


ブラスト「ちょっとあまっちょろいところもあるけどな。」


初代「なんだかおもしろそうねえ!あたしも試合みたーい!」


フェイ「初代様、あくまでも見るだけですからね。」


初代「大丈夫大丈夫ー♪」


フェイ「…チケットは実はもうとってあります。一番前で見れます。

けれど、私たちの動体視力を考慮すると別に前の席じゃなくてもよかったですね。」


初代「いやいや、観戦するならやっぱ一番前じゃなくっちゃ」


こうしてなんやかんやでスノー一家の話しは終わった。


大会まであと5日。


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