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25日後・・・

シャンシャンの世界にきてから25日が経過した。

クローバーはすっかり強くなり、らんきちから最終試験を言い渡された。



らんきち「本日の修行をもって終業とする。全力で励むように。」


クローバー「はい…!」


らんきちが鞘から刀を引き抜き、居合に入る。

クローバーもまた、居合を迎撃せんとばかりに構える。


クローバー「(いままで散々斬られた。でも唯一まだ斬られてない場所がある。それは…首!)」


刹那、らんきちが刀を一閃。狙いはやはりクローバーの予想通り首だった。

クローバーは剣で刀を受けてみせた。その様子をみてらんきちは刀を鞘に戻し、

クローバーを抱きしめた。


らんきち「お見事。今日までよく耐えた。」


そしてクローバーと握手する。


クローバー「こちらこそ、ありがとうございました!」


らんきち「いまのあなたなら虹の神楽にいても恥じることのない実力があるわ。

もっとも、下から数えたほうが早いかもしれないけれどレベルがちがう。」


クローバー「それでも強くなれてうれしいです。みんなのおかげです…」


らんきち「蛇のギルドの誰とあたるかわからないけれど、いまのクローバーなら

相手をよく見れば剣術とそのキューブを活用して戦えばどんな敵でも対処できるはず。

ただし、素の力が違いすぎる…すなわちレベルが違いすぎると勝てないから

気を付けること。」


クローバー「そうですね…正直らんきちさんには勝てる気がしないです。

それくらい強さを感じます…」


しょげるクローバーをみてらんきちが手をとり


らんきち「さあ、あと5日。ゆっくり遊ぼう。一緒にお団子でも食べよう。」


と、半ば強引にクローバーを誘った。


クローバー「あっ、ちょ…」


歩いて15分後、茶屋にたどり着く。


らんきち「お団子2つ、お茶2つ」


店員「あいよ」


キツネの面をつけた店員らしき女性が返事をする。


クローバー「こんな場所に休憩できる店があるなんて全然気づかなかった…」


らんきち「ふふ、ここからの眺めはどうかしら?」


クローバー「すごいです!どこまでも遠くが見渡せて…あ!よくみたら

ここから游月邸も見えるんですね」


らんきち「…ずいぶん目がいいのね。いや、よくなったというべきかしら。

普通望遠鏡でも使わないと見えないわよ?」


クローバー「え?そうだったんだ…」


店員「おまたせしました、お茶と団子です」


椅子に座り、串に刺さっている団子を頬張る。…おいしい。

クローバーはふとみるとらんきちの団子にはホイップクリームが

かかっていることに気が付いた。


クローバー「店員さん!私もらんきちさんと同じものをお願いします。」


店員がらんきちに視線をむける。らんきちが頷く。


店員「かしこまりました。」


らんきち「この練乳生クリームお団子は私だけの特注なの。本来食べることができるのは

私だけだけど、ご褒美にクローバーにも食べさせてあげる」


クローバー「そうだったんですね…それは失礼しました…でも食べていいんですか?」


らんきち「それだけあなたの実力を認めてるってこと。どうか負けないで…

この一カ月が無駄になってほしくないから…」


クローバー「(らんきちさん…いつも口数がすくなくて何考えてるかよくわからない

人だったけどこんなにも思ってくれてたなんて。期待されてるんだ…)」


クローバー「大丈夫です!相手が誰だろうと必ず勝ちます!」


らんきち「約束よ…」


らんきちが小指をさしだす。


クローバー「?」


らんきち「小指と小指を結んで約束するの。こっちの文化にそういうのがあるの。」


クローバー「ん…こうですか?」


店員「(こりゃめずらしい。らんきちさんが他人に心を許してるなんて)」


店員「お団子お持ちしました。」


クローバーは食べてみた。…甘い。濃厚な甘みのするお団子だった。

だがこれがお茶と合うのだ。


クローバー「おいしい!とても甘くておいしいです。私の世界のケーキに近い方向の甘さですね。」


らんきち「…それはちょっとうらやましい。」


クローバー「そうですか?」


らんきち「ここじゃケーキは高価だから。作れるのもすごいし食べれるのはもっと

すごいわよ。文化の違いってやつ」


クローバー「それなら今度はらんきちさんが私の世界にきてください!

ケーキとかピザとかおいしいものたくさんごちそうしますよ。」


らんきち「今度も何も、試合に応援にはいくつもりよ?」


クローバー「見に来てくれるんですか!?」


らんきち「もちろん。」


クローバーは思わず歓喜した。


その後、游月邸に帰りアマテラスたちと合流した。


アマテラス「やあクローバー。試合まであとちょっとだねー」


クローバー「ええ、そうですね」


アリア「おお!クローバー見違えるほど強くなったな!気配が物語ってるぞ!」


クローバー「そういうアリアも相当強くなってますね。」


颯「まーにゃー。にゃあと修行してたから当然だにゃ」


アミル「みんな強くなったみたいね。あとはリルフが気になるけど…」


クローバー「リルフならきっと大丈夫ですよ。」


アミル「だといいけど…ちょっと心配で。無茶してなきゃいいけど大丈夫かしら…」


アマテラス「まーまー平気平気。それよりあと5日、いっぱい遊ぼうよ!」


クローバー「いいんですかね、遊んでいて…」


らんきち「体は動かすこと。普段の稽古を少ししてあとは休む。いまはそれでいい。」


クローバー「わかりました。」


そういってクローバーたちは5日間、好きなように過ごした。




━━━━━




スノー「…できた!」


一方、スノーの修行も順調で呪気による吸い取りと呪気をわけあたえることを

マスターしていた。


スノー「コツさえつかんでしまえば簡単ね♪」


ブラスト「すげーぜ母ちゃん!」


ストーム「(でも母さんがこの技を修得する意味ってあるのかな?)」


ミスティ「それなら憎しみの呪気でも練習したらできそうね。今度はあたしも

やってみようかな?」


フェイ「ミスティならきっとできるでしょう。…そういえばギルド同士の

大会が迫ってきましたね。公式試合なので私が席を予約してとっておきます。」


ブラスト「あいつらで勝てるか不安だなあ…足りないメンツは誰が来るのやら…」


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